使用症例

ツツガムシ病

2025.5.21

2025年5月21日 00:27

きのう(2025年5月19日)の昼頃、倦怠感があり、寒気がしてきた。いかにも「熱の出る前のけだるさ」という感じで、これはヤバそうだと直感した。
夕方には家に帰り、食事をして、すぐに床についた。一応体温を測ってみると、37.8度。意外に高くなかった。このしんどさからするともっと高いかと思った。ぞくぞく寒気がするから、これからもっと上がってくるのかもしれない。
もうひとつ、気になったのは、足の甲のかゆみ。2日ほど前、「蚊に刺されたのかな」と思った掻痒感が延々続いていて、今もかゆい。

 

 

 

もっとアップで見ると、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤黒くかさぶたみたいになった部分を中心にかゆく、むくんでいて、しかも熱を持っている。

僕は皮膚科専門医ではないけれど、一応医師国家試験をパスしているので、この傷を見てピンとくるものがあります。
これはツツガムシ病の典型的な皮膚所見です。

 

 

野山とか川辺とか自然環境で遊んでいるときにツツガムシに刺されて、その後に発熱します。発症から数日後に体幹中心にばら疹が広がる、というのが典型的な経過だけど、僕の場合、全身の皮疹は一切なかった。

ツツガムシ病は医師国家試験にも頻出で、たとえばこんなふうに出題されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにこの問題の正答率は97%で、受験生のほぼ全員が正解します。
ツツガムシ病感染にはテトラサイクリン。
語呂合わせで「タチツツテト」とでも覚えておけば忘れません(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飼い犬(ロンツモ)と野山を散歩することはしょっちゅうで、サンダル履きの僕はツツガムシからすれば格好の餌食だろう。
刺された右足の甲はかゆく、熱を持ち、腫れている。いかにも炎症という感じで、ツツガムシに寄生するリケッチアが増殖しているに違いない。
治療はテトラサイクリンの投与というのが教科書の教えるところだけれども、僕は抗生剤は毒だと思っているので飲まない。
ゲルマニウムを5錠ほど飲んで寝たら、寝ている間にたっぷり汗をかき、翌朝には解熱していた。
典型的な経過としては、「発熱は2週間ほど続き、高いと40度にも達する」ということだけど、わずか1日で解熱してしまったわけだ。

ツツガムシ病は4類感染症で、診断した医者はただちに最寄りの保健所に届け出る義務がある。しかし僕は、自分の症状から自分の病気を診断したのであって、他の医者から診断を受けたわけではない。
自分で自分の症状を診断し薬を処方したりすることは、自己診断といって、医療として認められていないんですね。だから、自分を「ツツガムシ病」と診断しながらも、それを保健所に報告することはできないし、その必要もない。ただ、自分の胸の内で記憶にとどめておくのみです。

ツツガムシ病は田舎の病気と思われている。実際、都市生活をしていてこの病気にかかることはまずない。僕は神戸市中央区在住で、世間のイメージ的には都市生活者ということになるだろうけど、家の裏には山が広がっていて、近所の公園にはときどきイノシシが出没するぐらいだから、立派な田舎です(笑)
転地療養という言葉があるように、「自然環境の豊富な田舎にいけば病気の改善につながる」という印象を持つ人が多いだろうけど、実際のところ、必ずしもそうではないようだ。

 

40代女性 2025年5月20日来院。
「仕事柄、農薬や除草剤を大量に使います。数か月前に除草剤をまともに吸ってしまって、猛烈に息苦しくなりました。その息苦しさがいまだに続いています。先生の記事は以前から見ていて、それでゲルマニウムを試してみたら、息苦しさが確かに楽になります。
子供は喘息っぽくて、夫も肺の調子が悪いです。
夫は牛の牧畜をやっていて、牛に食べさす干し草を扱っているのですが、干し草はすぐにカビが生えます。恐らく、そのカビのせいで肺をやられているのかなと。
私はサトウキビ農家で、農薬も除草剤もまきます。その影響もあるだろうし、あと、お恥ずかしい話、家が古くて、天井が腐っていて雨漏りします。そんな家なので、きっとカビまみれで、それも呼吸器によくないだろうと思います。
仮に私が農薬をまくのをやめたとしても、私の住む村自体がサトウキビ栽培で成り立っているようなところで、シーズンになると家の中まで除草剤のにおいが漂ってきます。ご近所に「風向きとか除草剤の散布の仕方とか、もうちょっと気をつかってもらえませんか」などと言おうものなら、ものすごい顔でにらまれます。
田舎はそういうものなのだと、もうあきらめています。
草刈りの大変さは分かります。農家はみんな高齢化していて、除草剤の散布は否定できない。体調の悪い中で農作業をしてるんだけど、その除草剤のせいで体調がますます悪化してるんだという発想には至らない。
「草刈りが面倒だから、草が生えたら除草剤」村全体がそういう具合です。農業ばかりではありません。村の清掃行事でさえ除草剤をまきます。アスファルトの隙間に生える雑草をいちいち手で抜いていては切りがないので。
村から出ることを真剣に考え始めました。子供が今年県外の中学を受験するというので、受かったら一緒に引っ越そうかなと。
10年以上前に東京から移住して、今の夫に出会った。楽しいこともあったけど、健康面のことを思えば、このまま村に住み続けることは大きなリスクです。
ちなみに、夫の父はパーキンソン病で亡くなりました。「除草剤が原因かも」みたいなことを言っても、誰も聞く耳を持ちません。
米軍がPFASを垂れ流してるというけど、悪いのは米軍だけじゃありません。村の人も同じくらい無遠慮に自然破壊していますよ。
あまり知られていないですけど、村にはアルコール依存の人がたくさんいます。農作業のかたわら、缶ビールを飲んで、空き缶を畑の周りにポイ捨てです。雑木林とか道路沿いとか、空き缶やペットボトルでゴミ溜めになっています。みんなモラルが低いんです。「俺の村だからいいんだ」みたいな意識だから、注意しても治る問題じゃありません。
こういう村の気質に愛想が尽きた人は、都会に出て、村に戻ってきません。逆に言うと、村に残る人は、そういう気質を受け継いだ人か、そういう気質に抵抗することをやめた人です。
風光明媚な土地柄に魅かれて、この村への移住を決めました。でも実際に住んでみると、全然そうじゃなかった。家族の健康を守るためにも、また都会に戻ることを考えています」

 

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