使用症例

ワクチンのデトックス2

2020.9.13

前回に続き、ワクチン由来の毒物をデトックスする方法を紹介しよう。

・ウコン
毒物が神経系にどういう悪影響を与えるか、こういう実験は当然人間相手にはできないから、たいていネズミを使って行う。たとえばアルミを投与すればアルツハイマー病のモデルマウスを作ることができるし、鉄の投与でてんかん、3-ニトロプロピオン酸の投与で神経損傷(運動/認知機能)を起こしたりできる、といった具合。こういうモデルマウスを作ることが、病気の治療法の研究する第一歩なわけだ。
ウコンに含まれるクルクミンには、様々な毒物に対するデトックス効果が確認されている。
『クルクミンがアルミによる神経毒性を緩和する』
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19376155/
『鉄によるてんかん発作のけいれんに対するクルクミンの保護作用』
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19100339/
『3-ニトロプロピオン酸による神経毒性をクルクミンが緩和する作用機序について』
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17344940/

何度も述べているように、ワクチンには様々な有害物質が含まれているから、それらの毒物を適切に排出できるように対策を立てたい。そういうとき、ウコンの多様な毒物に対する有効性は実に頼もしい。
成人ならカレーを意識して食べるのもいい(ただし市販の固形カレールーは大量の糖分と粗悪な油が含まれているからオススメしない)。カレーにはウコン(ターメリック)以外にも様々なスパイスが含まれていて、その抗酸化作用が何かとお助けになるだろう。
ちなみに、クルクミンの作用機序について軽く言及しておくと、クルクミンはなんと、血液脳関門を通過する。そもそもワクチンが小児にとってリスクが高いのは、血液脳関門がまだ未熟なため、毒物が脳に直接流入する可能性があるからだった。クルクミンは、脳に侵入した重金属と結合し排出される。これがデトックス作用の核心ではないか、と推測されている。

・ケイ素
アルミとアルツハイマー病の関連性は動物実験でも疫学研究でも”あり”とされているが、アルミの使用が禁止されたという話は聞かない。医薬品(薬、ワクチン)、日用品(アルミ缶、アルミホイル、アルミ食器など)に、アルミは普通に使われている。「人に対する直接的な毒性は確認されていないから」というのが一応の理由になっている。かといって「人を相手に微量のアルミを長期投与する実験」など、倫理的にできるはずがない。つまり、「アルミの人体への害は永遠に未確認」ということになる。
このジレンマに終止符を打ったのがこの論文。
『アルツハイマー病の”アルミ原因説”をケイ素水を使って検証』
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22976072/
著者は、帰無仮説「体内のアルミ蓄積量が減少しても、アルツハイマー病の発症、進行、重症度に何ら影響を及ぼさない」を立てた。この仮説が否定されれば、アルツハイマー病にアルミが関与していることが証明できる。
1日1ℓのケイ素水を12週間飲用すると尿中へのアルミ排出が増加した(その他の必須ミネラル(鉄、銅など)は排出されなかった)。同時にアルツハイマー病患者15人中少なくとも3人で認知機能の改善が見られた。

倫理の壁に対して、帰無仮説という論理的手法を用いて見事に問題をクリアした格好だけど、この論文が出た今もなお、アルミ鍋が普通に売られているしワクチンにアルミが使用され続けている。
僕は何も「世の中からアルミをなくせ」などと主張しているわけではない。アルミが僕らの社会にどれほど役に立っているか、その有用性は誰もが認めるところだろう。ただし、その便利さの裏に健康リスクの可能性があるのなら、その可能性は広く周知されるべきだと思う。「健康リスクがあっても便利なアルミ鍋をやめるつもりはありません」という人は自由にすればいい。現状、アルミの有害性を知る人自体が少ないわけで、ここが問題だと思う。知らなくては、「不便だけどあえて土鍋を使おう」という選択肢の持ちようがない。
同時に、上記論文にあるように、ケイ素によって体内のアルミを排出することができることも広く知られるといい。
ケイ素の摂取は、上記論文のようにケイ素水から摂ってもいいし、スギナ(つくしの横に生えてる植物)やマリンアルゲ(海草の一種)などから摂るのもいい。たとえばケイ素水はこういうのがある。

理想の摂取法は、少量頻回。ちょびっとの量をしょっちゅう飲むといい。

・ゲルマニウム
ゲルマニウムが自閉症を含む発達障害に著効することは、以前のブログに何度も書いた。なぜゲルマニウムが効くのか。様々な作用機序が考えられるが、ひとつには、有害金属の除去作用である。
『ゲルマニウムの治療効果』
https://www.researchgate.net/publication/20113433_Therapeutic_effects_of_organic_Germanium

当院通院中の患者で、ゲルマニウムとメチルガード(前回紹介したメチレーションを促進するビタミンの詰め合わせ)の併用により自閉症の症状が劇的に改善した人がいる。その患者のお母さんがこう言っていた。
「この子を病気にさせてしまったのは、私のせいだと思っています。発達障害や自閉症の子を持つママ友の集まりがあるんですけど、どのママもワクチンを打った後で発症したり、症状がひどくなって、って言っています。私、日本脳炎のワクチンをものすごく早い時期に、1歳で受けさせてしまったんです。3歳でもよかったのに。私、どうかしていました。しばらくして日本脳炎ワクチンの副作用がニュースになって打たなくてよくなったのに。日本脳炎ワクチンが原因で、この子は変わってしまったって思っています。お医者さんが「接種は3歳でいいですよ」って言ってくれなかったのが、本当に悔しくて。
きちんと目を合わせてくれる子だったんです。でも1歳のときから目の焦点が合わなくなって。18歳になった今もちょっと寄り目で、目の焦点は合わないままです」

こういう悲劇が起こってはいけない。
まず、知識を身につけ、打つか打たないかを考える。考慮の末の結論が、「打つ」であっても全然かまわない。それが我が子を思う親御さんの結論であれば、尊重したい。ただし、打つのであれば、同時に「デトックス法」にも精通しておいて欲しい。悲劇の起こる確率を少しでも抑えることができるだろう。

 

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