2020年12月

2020年

有機ゲルマニウムの治験1

2020.12.29

「放課後等デイサービス」ってご存知ですか?デイサービスといえば高齢者が利用する介護サービスをイメージするだろうけど、「放課後等デイサービス」は、ざっくりいうと、その子供版。障害のある就学児向けの学童保育のようなサービスだ。
僕の知り合いにこの「放課後等デイサービス」の施設を経営している人(T氏)がいる。T氏と雑談しているとき「発達障害には有機ゲルマニウムがいい」という意味のことを言うと、T氏、にわかに興味を示し「そんなにいいものなら、うちの利用者にも効くか?」「効くと思います」「処遇困難というか、手を焼いてる子が何人かいる。そういう子にも効くか?」「少なくとも、症状軽減のお助けにはなろうかと思います」そういうやりとりがあった。

「効くと思います」というのは僕としてはずいぶん控えめな表現である。「絶対効きます」と断言してもいいのだけど、あえて控えめに言うことにしている。僕の臨床経験的には、発達障害に対する有機ゲルマニウムの有効率は100%である。効かなかったためしがない。ただ、患者(およびその家族)が求める基準は人それぞれだから、患者満足度100%とはいかない。「少しでもいいから症状を回復させてくれ」という患者にとっては充分満足のいく結果だったとしても、「普通児と変わらないレベルまで回復させてくれ」と求める水準の高い患者にとっては不満、ということはあるだろう。それゆえ、僕はあえて控えめに言う。もちろんゲルマニウムによって”よい方向に変化する”ことは間違いなく、この意味でゲルマニウムの有効率は100%である。

放課後等デイサービスを利用する児童には、知的障害や自閉症、ADHDなどの発達障害を持つ子供が多い。僕は想像するのだけど、こういう施設を利用するすべての児童が有機ゲルマニウムを服用するようになればどうなるか?施設の負担は半減し、親にとっては子育ての負担が半減するだろう。児童にとっては、生きることの苦しさが半減し、文字通り、人生が変わるだろう。子供は、国の未来である。障害の負担を取り除かれた人々が本来のパフォーマンスを発揮できるようになれば、日本の未来はますます明るいものになるだろう。

ただ、ネックは金銭面である。有機ゲルマニウムはやや高額である。障害を持つ親にとってみれば「有機ゲルマニウム?聞いたこともないな。しかも高い。そんな得体の知れない高額商品に金は出せない」となるだろう。
T氏はゲルマニウムに興味を持ったが、自腹で購入して施設利用者に提供する、とまではさすがにできかねた。

浅井ゲルマニウム研究所の研究部門取締役の中村宜司さんはときどき出張で関西に来られる。そのたびに僕と食事をし、近況について互いに話をする。今年6月、中村さんが神戸に来られた際、僕は中村さんとT氏を引き合わせた。その際、中村さんに「障害を持つ施設利用者数名に有機ゲルマニウムを投与して、その効果を見たいと思っています。有機ゲルマニウムを無償で提供いただくことは可能でしょうか」と頼んでみた。
T氏は、僕の話を一応聞いたとはいえ、まだ有機ゲルマニウムの効果について半信半疑である。ただ、処遇困難の利用者が少しでもよくなれば、と思っている。
僕としては、RCT(無作為化比較試験)ができればおもしろいなと思っていた。有機ゲルマニウムのRCTは恐らく行われたことがないはずで、有機ゲルマニウム投与群とプラセボ投与群に分けてその変化を評価すれば、有機ゲルマニウムで著明な改善が見られるに決まっている。決まっているが、その改善がRCTで確認されることの意味は極めて大きい。医者の臨床報告や改善を実感した「患者の声」がいくら集まっても、それは主観の域を出ない。しかしRCTで確認された有効性は、客観的な科学である。エビデンスレベルが一段違う。ゲルマニウムの有効性が客観性をもって示されることは、中村さんにとっても悪い話ではないと思った。
しかし、それでも、中村さんにとってみれば「タダでゲルマニウムちょうだい」と言われているわけで、ずいぶん虫のいい要求だなとも思う。断られても仕方ないと思っていた。
ところが中村さん、「困っているお子さんを助けることができるなら」と、この話を受けてくれた。これは中村さんが純粋に、T氏の理念に共感したからである。決して僕の考え(「ゲルマニウムの有効性がRCTで裏付けられたら、宣伝する一助になるだろう」)に乗っかったのではない(笑)

これで有機ゲルマニウムを調達する金銭面の負担が免除された格好である。さて、あとは被験者をつのるだけ、ということになったが、残念ながら、集まった被験者は2人だけだった。「ただでゲルマニウムを飲ませてくれる」という、ゲルマニウムの何たるかを知っている人からすればこれほど”おいしい”話はないはずだが、施設利用者はゲルマニウムのことを誰も知らない。安全性は十分に確立していると説明しても「そんなわけのわからないもの、飲みたくない」という人が予想以上に多かった。また、治験に参加するとなれば僕のクリニックに定期的に通うようにして欲しい、と条件を出したことで参加を思いとどまった人もいる。「わざわざ神戸まで通わないといけないの?定期的に病院受診するなんて、何だかうちの子が病気みたいじゃないの」とにかくイヤ、ということに決めれば、イヤである理由はいくらでも作り出せるものである。こうして最終的に集まった被験者は、わずか2人ということになった。しかもこの2人は兄弟(7歳男児と5歳男児)っていう^^;

同じ家に住む兄弟2人となれば、RCTもへったくれもない。ただ単純にゲルマニウムを投与し、その改善ぶりを評価する、というスタイルにならざるを得ないが、それでもいいと思った。
僕はこれまで多くの人にゲルマニウムを使ってきたが、その相手は、僕のクリニックに来た患者ばかりである。患者のなかには「ゲルマニウムを使ってみたい」と希望して来られる人も少なくない。つまり、待ち受ける僕のところへ来た人だけが、僕の治療対象だった。
しかし今回は流れが違う。いわば、僕のほうから動いて、”患者を探しに行った”のである。そうして見つけた2人である。ゲルマニウムの何たるかについての予断は一切ない。
しかもこの2人の症状(7歳児がADHD、5歳児が自閉症)は極めてひどく、おまけに家庭環境も悪かった。両親が逮捕されて刑務所にいるため子供らは母方の祖父母宅で暮らしているのだが、荒れる子供らを祖母が怒鳴り散らし、近所から虐待を疑われて児童相談所に通報されたことも一再ならずある。T氏が対応に苦慮するのももっともだった。このままではこの子供らの将来は明るくないだろう。明らかに、何らかの変化が必要だった。
チャレンジングな症例ほど、結果を出すのがゲルマニウムである。どうしようもないと思われる状況だが、ここでもやはり、ゲルマニウムがきっちり”奇跡”を起こしてくれた。
長くなるので詳細はまたの機会にしよう。

 

統合失調症からの帰還

2020.12.15

いつも両親に付き添われて受診する20代女性。今日、診察室に一人で入ってきた。
「あれ?ご両親は?」
「いえ、大丈夫です」
「ああ、そうですか。調子はどうですか」
「特に問題ないです」
そういう具合に一通りの会話を終えた後で、両親が診察室に入って来られた。
お母さんがいう。
「先生、どう思われましたか?」
どうって、普通ですね。何の問題もなく会話できました。
「そうでしょう。それを見てもらいたくて、まず、一人で入らせました。
ここに初めて来たのはちょうど去年の今頃で、ほぼ1年が経ちました。先生、そのときこの子がどんなだったか、覚えていますか?
まともに話すことさえできなかったんです。それが今では、普通に話せるようになりました」

【症例】20代女性
【主訴】統合失調症
発症は高校生のとき。しかし振り返ってみれば、中学生の頃から独語が多いなど発症の予兆はあった。しかし母親は何かのストレスだろうと思って気にも留めなかった。
高校生のとき、学校で独語が止まらなくなり発症。投薬治療が始まったが、症状は一進一退。薬で落ち着いているときもあるが、そうでないときは、感情面での抑制がきかず、人を罵倒したり卑猥な言葉を叫んだりした。
当院初診は2019年12月28日。ナイアシン、ビタミンC、カンジダ対策など複数のサプリを試すも、著明な改善は見られない。
2月。有機ゲルマニウムを開始。これをきっかけに状況が好転し始めた。まずテレビが見れるようになった(以前は理解力も集中力もなく見れなかった)。さらに、会話の際にきちんと話し方を組み立てて話すようになり、冗談さえ言うになった。
9月。CBDオイルを開始。さらに穏やかになった。母は「どんなサプリよりも効いたな」という印象。寝る前に飲ませるとかえって不眠になることが2回ほどあったため、服用するのは朝、舌下に3滴のみ。
「たったの3滴で効くの?」と思われるかもしれない。
そう、たったの3滴で、人 生 が 変 わ り ま す。それぐらいに、劇的に効きます。
11月。すでにマグネシウムのサプリを飲んでいたが、そこににがりを追加。積極的に摂取するようになったところ、さらなる”改善の階段”をのぼった。
お父さん「ずいぶんよくなったなと思っていましたが、会話の受け答えがさらによくなりました。表情も穏やかになって。切れていた脳の神経が急につながった印象です。本当、急によくなった印象です」

お母さん「発症して3年。ここに通い始めて1年。やっとここまで来たか、と思います。
何が一番効いたのか、分かりません。ゲルマニウム、CBDオイル、マグネシウム。それぞれが、それぞれの仕事をして、今の改善があると思います。
もちろん、完治したわけではありません。オランザピン5mgは続けています。それでも、かつて飲んでいた薬の量と種類を考えれば、ものすごい改善です。以前はそれだけの薬を飲んでさえ、感情が爆発して暴言を吐いたりしていましたから。

改善に伴って、飲むサプリを少しずつ減らしています。たとえばナイアシン。以前は500㎎錠を朝昼夕に2錠ずつ飲んでいたのですが、今はそんなに飲んでいません。正確には、飲めないんです。ホットフラッシュがひどく出て、かゆがります。我慢して続けていたのですが、頭痛がして、さらには吐き気までするようになりました。今は500㎎を朝夕1錠ずつだけです。以前は1日3000㎎飲んでもケロっとしてたんだけど。

CBDオイルの効果は、うわさに違わず、劇的でした。こんなに素晴らしいものが標準治療じゃないのが不思議です。
マグネシウムは、”最後の一押し”、として効いたのかなと想像しています。食事を改め、いろんなサプリを試し、ゲルマニウムでよくなり、CBDオイルでさらによくなった。そこにマグネシウムがさらに相乗的に効いたのかなという印象です。

ねぇ、先生。私、変なこと言うようですけど、この子が3年ぶりに私たちのもとに”帰って来てくれた”感じがするんです。
今、普通の日常生活を送っています。私が洗濯をしたら、この子がたたんでくれて。食事の片付けとか手伝いもしてくれる。「今日は資源ゴミの日だから」というと「いや、今日はゴミの日じゃないよ」とむしろ私の間違いを指摘したりする。ここに来る以前、しゃべることさえできなかったことを思えば、この日常が、私には夢みたいなんです。
今、この子は電車で1時間かけて就労移行の施設に通っていて、それが終わればジムに行って、帰ってきたらご飯を食べて、家事を手伝ってくれて、それで寝て、という毎日です。
ちょっと怒りっぽかったり認知のズレも少しあるけど、以前と比べたら何ということはありません。前は激高したら、本当に手が付けられませんでしたから。
最近、中学生以前のこの子の面影をよく感じるんです。症状に隠れて見えなくなっていた、この子本来の性格ですね。見えないせいで、私も長く忘れていました。
でも最近、”そうそう、この子はこういう穏やかな子だった、こんな感じの子だった”、というのを、思い出すんです。そう、この子、3年ぶりに、ようやく帰って来てくれたんです」

 

憑依とうつ病

2020.11.27

【症例】50代女性
【主訴】抑うつ
【現病歴】2019年9月から当院に通院されているが、症状はよくなったり悪くなったり。
本日受診されたが、珍しく旦那さんと一緒に来られた。
「調子は9月頃よりはよくなっているようですが、ここ2,3日すごく悪かった。一日中ずっと家にいて、何もしない。食欲もないし、外にも出れない。風呂も入らないし歯も磨かない。とにかく何もする気がなかったようです。でも今日はちょっとマシで、こうやって診察に来れました。
先生ね、いきなりですけど、霊って信じますか?
妻のこの症状は、霊的なものから来てるんじゃないかなって思うんです。そういうよからぬ波動から身を守る方法、魔除けみたいな方法があれば教えてもらいたいのですが」

予想外の言葉に面食らった。僕は医者であり、霊能力者ではないので(笑)
ただ、この手の要望に対するアドバイスがまったくできないわけではない。それについては後述しよう。
それよりもまず、事情を聞かせてください。どういうことですか?
「妻は、もうここ十数年、年間を通じて半分くらいはしんどいんです。まず、盆の時期、7月頃に憑りつかれます。そう、”憑依される”、ということです。「あ、来そうだな」っていうはっきりした予感があって、で、”入ってくる”。そうすると一気にしんどくなります。
僕の友達で接骨院やってる人がいて、その人、”見える”んだけど、彼に言わせると、妻は典型的な憑依体質なんだそうです。

ほら、霊感っていう言葉、あるでしょ。霊感には2種類あって、ひとつには”見える”タイプ、もうひとつは”触られる”タイプ(憑りつかれるタイプ)で、妻は完全に後者です。霊を見ることはできません。ただ、憑依されたのを感じるだけです。
でも次男が”見える”タイプなんですね。「あー、明らかにおかしいな」ってときに、息子に「どう?憑いてるやろ?」って聞くと、教えてくれる。「うん、ばっちり憑いてる」というときもあれば「憑いたり離れたり、ふわふわしてる」みたいなときもあったり。

その次男も、霊的な症状に悩んだことがあります。
ずっと頭痛があって、いろいろな病院をまわったけど改善せず、最後、三都ブレインクリニックで診てもらったときに、「気の流れが悪い。ちゃんとご先祖様に感謝してるか?墓参りに行った方がいい」と言われました。そこで桂枝加竜骨牡蛎湯を処方されました。墓参りが効いたのか漢方が効いたのか、その後いつの間にか頭痛は消えました。

先月、妻を霊能者に見てもらったんですね。名前と生年月日を書いて、こう、霊視するわけです。すると霊能者が、「今、病院に通って薬飲んでるでしょ?」
一時期抗うつ薬みたいなのを飲んだこともありますが、体に全然合わず、今は飲んでないものですから、「いえ、飲んでませんけど」って答えると、
「おかしいな。明らかに病院に行ってると思うんだけど」
そういう問答があって、「ああ、ナカムラクリニックには通ってる、でも飲んでるのは、いわゆる薬ではないです」って。
それで霊能者が言うんです。「この先生との相性はすごくいいから、まずはここに通って、しっかり治してもらいなさい。それでちゃんと免疫を整えなさい」って。
妻は確かに、先生のブログとかよく読んでるんです。他にもいろいろ霊視で当たってる指摘がありました」

霊がどうのこうの、という話を、非科学的として一蹴する医者もいるだろう。それは分からなくもない。医者は一応、科学者のはしくれだから、理(ロジック)の成り立たない精神とか霊の話を敬遠する気持ちはわかる。でも僕は、そっち系の話、むしろ好きです(笑)

この患者の症状は、いったい何だろうか?
確かに、治療に難渋している。初診から1年以上経つのに、症状は一進一退。食事指導し、抑うつに効くと思しき栄養素をいくつか勧めたが、ぱっとしない。
そこに「治療が効かないのは霊のせいではないか」という示唆があると、なるほど、そういう影響もあるのかな、と思う。こういうのはまんざらオカルトというわけではなくて、かつては「狐憑き精神病」という診断があった。本人は「狐に憑りつかれた」と思っている。だから、きっちり”除霊”すると、症状もケロッと治ってしまったりする。

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以前のブログで、『医師が語る霊障』(橋本和哉著)という本を紹介した。著者の橋本和哉医師は”気当て診断法”で霊的な面から診察と治療を行っている。この本のなかで、アイヌ帯、タンカレー、桂枝加竜骨牡蛎湯などに魔除け効果があると紹介されている。
この患者にもこの本の一読を勧めた。

人間は、体と心、である。現代医学は「体」に偏重しすぎで、「心」をすっかり置き去りにしているきらいは確かにあると思う。
霊が実在するのかしないのか、僕は知らない。ご先祖への感謝を忘れたり墓参りをおろそかにすれば体調不良に見舞われるのか、そのへんの理屈は全然わからない。ただ、そういう視点を導入することで「心」が見たされ、それで不調が改善するのなら、それで全然いいじゃないの。しっかりご先祖に手を合わせるといい。
ただ、個人的には、そういうアプローチは、本当に最後の最後、「もう何をやっても全然効かない」という一番最後までとっておきたい。
食欲不振、睡眠不良、外出忌避。シンプルに「うつ病」の症状なんだよね。有機ゲルマニウムの増量とかCBDオイル、セントジョンズワートとか、まだまだ試してみたいアプローチがあるんだ。そういうのを一通り全部やって、それでもダメだったら、そのときには僕も霊能者にお願いに行こう。

しかしこの患者を見た霊能者が、僕との相性がいいと言ってくれてよかった。逆だったらきついよね。「この医者だけは行ったらアカン!相性最悪や」とかね(笑)

 

グルタミン酸と自閉症

2020.11.25

水銀やら何やら、よからぬものが脳内に入ると、グリア細胞が活性化される。するとグルタミン酸受容体(NMDA受容体)が刺激され、さらにTNFαも分泌される。要するに、脳内は炎症で燃えまくっている状態で、同時にフリーラジカルも大発生している。
結局この状態の何がよくないのか?ミトコンドリアの機能低下である。
ミトコンドリアは細胞内のエネルギー(ATP)産生器官だが、炎症が起こっている状況下ではエネルギーを作れない。ニューロンでのATP産生が低下すると、神経炎連珠(neuritic beading)という独特の病理像が出現する。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15640150/

ミトコンドリアのシナプスへの移動(軸索輸送)はATPの供給量に依存している。ATPが低下するとミトコンドリアが移動せず、グルタミン酸などの興奮毒性をもろに受けることになる。さらに、ミトコンドリア内にカルシウムが蓄積し、ミトコンドリア機能がますます抑制されることになる。

 

Blaylock博士「つまり、病態の核心にはミトコンドリアの機能障害があります。すると、興奮毒性への感受性が高まります。動物実験では、ミトコンドリアの機能抑制によりグルタミン酸への感受性がざっと100倍高まっていました。普通の濃度のグルタミン酸さえ毒性を持ちます(この状況で化学調味料てんこ盛りのラーメンを食べればどうなると思いますか?)ミトコンドリアの機能は、興奮毒にやられないために絶対必要です。

 

さて、興奮毒から身を守るには、具体的にどのようにすればいいのでしょうか。食事が極めて重要です。

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トランス脂肪酸、オメガ6系脂肪酸(コーン油、キャノーラ油、ピーナッツ油など)は炎症の前駆体となり、プロスタグランジンを刺激します。避けましょう。
野菜や果物を22サーブ、少なくとも5~10サーブは食べましょう。これらには多くの抗炎症性物質が含まれていて、脳のグリア細胞の活性を抑制することがわかっています。ブレンダーで砕いてジュースとして飲むのもいいですね。
砂糖を摂りすぎてはいけません。特にブドウ糖果糖液糖は脳内でのフリーラジカル産生を増やします。
DHAは重要です。これはオメガ3系脂肪酸のひとつです。オメガ3系は細胞膜やシナプスの構成要素の大半を占めます。脳にはEPAはほとんど存在せず、大半がDHAです。DHAは脳内で抗炎症作用を示します。アルツハイマー病やパーキンソン病に対する有効性が示されていますし、自閉症への著効例も数多く報告されています。機序としては抗炎症作用だけではなく、興奮毒性そのものを直接的にブロックする作用が示唆されています。1日1000~2000mgは摂りたいところです。
肉を食べ過ぎてはいけません。肉には多くのグルタミン酸が含まれているからです。1日4~6オンス(113~170g)までにとどめること」

興奮毒性からの防御~細胞内エネルギーを高める
・リボフラビン5リン酸(ビタミンB2)
・ピリドキサール5リン酸(P5P;活性型ビタミンB6)
・ナイアシンアミド
・ビタミンK
・チアミン(ベンフォチアミン。ビタミンB1)
・コエンザイムQ10(ユビキノール)
・Rリポ酸
・アセチルLカルニチン
・アセチルLカルノシン
・ピルビン酸

「興奮毒性からの防御として、細胞でのエネルギー産生が大事です。ミトコンドリアの減少によって興奮毒性が増大することを思い出してください。細胞のエネルギーを増やす栄養素はたくさんあります。最も重要なのはリボフラビン5リン酸、ピリドキサール5リン酸、ナイアシンアミド、ビタミンK、チアミン、コエンザイムQ10、Rリポ酸。
アセチルLカルニチンは特にミトコンドリア機能を刺激します。
カルノシンの投与によって自閉症が改善するのを見た研究者は数多くいます。てんかんの強力な抑制作用もカルノシンの効果です。ピルビン酸はクレブス回路の一端をなすものですが、これもエネルギーの産生増大により興奮毒を強く抑制します」

興奮毒性からの防御~炎症軽減のために
・緩衝型ビタミンC
・天然ビタミンE(γEを多く含むもの)
・シリマリン(ミルクシスルの成分)
・クルクミン(ウコンの成分)
・ケルセチン(タマネギの皮とかの成分)
・レスベラトロール(ベリー類に多い)
・エラグ酸(ベリー類)
・ボスウェリア
・クエン酸マグネシウム、リンゴ酸マグネシウム

「ビタミンEと一口に言っても、抗酸化作用があるのはγEだけです。シリマリンはグリア細胞の活性化を極めて強力に抑制します。それも、ごく少量で、効きます。肝代謝を亢進する作用があってこれがデトックスを促進しますし、さらに脳の保護作用もあります。シリマリンは私も研究していました。あまりにも微量でグリア細胞の活性を抑えるものですから、その効果の強さが非常に印象に残っています。
クルクミン、ケルセチンともに強力な抗炎症物質です。興奮毒性を直接的に抑えますし、TNFαをも抑制します。さらに炎症性サイトカインの低下作用もあります。
レスベラトロールはグリア細胞の活性を抑え、TNFαを抑制します。エラグ酸も同様です。
ボスウェリアはあまり聞きなれない植物かもしれません。アロマテラピーが趣味の人はフランキンセンスを知っているでしょう。フランキンセンスはボスウェリア属のハーブです。ボスウェリアは抗炎症作用があります。
マグネシウムは抗炎症作用のために極めて重要です。慢性炎症のある人は、必ずマグネシウム欠乏です。マグネシウムが低いと炎症が起きやすくなります。この傾向に大人も子供も違いはありません。さらにマグネシウムには、グルタチオンの濃度を挙げる働きや、NMDA型受容体の調整作用もあります」

興奮毒性からの防御~免疫過剰を軽減するもの
・シリマリン
・ビタミンD3
・マグネシウム
・オメガ3系脂肪酸
~興奮毒性を直接ブロックするもの
・マグネシウム
・DHA
・テトラサイクリン(抗生剤)
・デキストロメトルファン(鎮咳去痰薬)
・処方薬

ビタミンD3は神経系の調整役であり、同時に免疫系の調整もします。脳の修復や保護に関与し、直接的に興奮毒性を抑えます。特に脳の自己免疫疾患に重要で、自己免疫による脳のダメージを軽減します。
D3は高用量で摂ることをお勧めします。子供でも2000 IUは摂っても何ら問題ありません。というか、最近の研究によると2000 IUのD3を摂取していても83%の成人でまた血中濃度が欠乏状態にあったといいます。血中濃度を上げるには高用量が必要です。
興奮毒性を直接抑えるにはマグネシウムやDHAが有効です。テトラサイクリンやデキストロメトルファン、その他一部の処方薬は、グルタミン酸受容体(NMDA受容体)を強力にブロックします。「じゃ、これらの薬を飲めばいいのか」というとそうではありません。
グルタミン酸受容体は”諸刃の剣”です。炎症という不都合の源であると同時に、記憶の形成に必須の存在でもあります。人間が物事を学んだり覚えたりすることは、グルタミン酸受容体の働きなくしてあり得ません。だから必要なのは、この受容体の過剰反応を抑えることであって、完全にブロックすることではありません。
アルツハイマー病の治療薬の開発に製薬会社がてこずっているのは、これが理由です。受容体を完全にシャットダウンしてしまってはいけないんです」

個人的には、ここに有機ゲルマニウム、CBDオイル、ケイ素、バレリアンあたりも加えたいところだ。
しかし何より重要なのは、そもそもこういう炎症を起こさないこと、つまり、ワクチンを打たないことである。上記は、いわば「火事が起きたときにどうやって鎮火すればいいか」の議論である。そもそもの最初から、”放火しないこと”。これに勝る治療法はあり得ない。

 

有機ゲルマニウムと肺癌

2020.11.21

【症例】80代男性
【主訴】肺癌(stageⅣ)、咳、痰を伴う呼吸困難感、頭痛、食欲不振
11月9日受診。娘が語る。
「1年前に癌の診断を受けました。発見時点ですでに症状が進行していて、手術適応かどうか微妙とのことでしたが、本人が拒否しました。かといって、抗癌剤にもいいイメージがないので、断りました。
蓮見ワクチンってご存知ですか?それを定期的に打って、あとは食事に気を付けて生活していたところ、元気に過ごせていたんですね。バイクに乗ったり、登山したりできるくらい、普通に元気でした。

ところが、一か月ほど前から、咳と痰がひどくなって、息がしにくいような感じになって。頭痛がしたり、食欲も落ちてきました。
この呼吸困難感は、肺癌の進行もあるのかもしれませんが、それ以上に、間質性肺炎の影響ではないか、と本人は感じています。しばらく前に間質性肺炎の診断を受けています。息を吸い込めば、聴診器を使わなくてもぱちぱちと聞こえるほどの捻髪音です。

先生、この間質性肺炎は医原性ではありませんか?というのは、近くの大学病院で、もう嫌というほど何回もCTを受けたんです。PET検査もしましたし、レントゲンも何度も撮りました。主治医からは、”CTと間質性肺炎の因果関係はない”って言われたんですけど、本当ですか?放射線治療による被爆で間質性肺炎が起こることは一般に認められています。でもCT検査による被爆で間質性肺炎は起こらないって、本当に言えますか?
先週、別の病院を受診しました。そこで「レントゲンとかCTとか、被爆する検査はもう嫌」と言ったら、「じゃ、うちでは診れない」と断られました。

もともとタバコを1日40本吸うヘビースモーカーでした。2年前に大動脈瘤の治療としてステントを入れる手術をして、それ以後、タバコはきっぱりやめました。
今困ってるのは、とにかく呼吸です。思ったように息が吸えないというのは地獄です。何とか苦しみを楽にする方法はないでしょうか」

CTを1回撮るごとにレントゲン100回分にも相当する量の放射線を浴びるわけだから、検査による一定量の被爆は避けられない。長年の喫煙で潜在的なダメージを受けていた肺に、頻回のCT検査やPET検査が引き金になって間質性肺炎を発症した、という可能性は否定できないと思う。

呼吸困難感は肺癌の進行によるものか、間質性肺炎の急性増悪によるものか。このあたりの区別はそれほど重要ではない。とにかく、まずは症状をとって楽にしてあげたい。
そこで、なんといっても有機ゲルマニウムである。
組織への豊富な酸素供給により、呼吸困難感が軽減するだろう。「間質性肺炎=肺胞壁の炎症」だから抗炎症作用による病態の改善も望めるし、当然、肺癌そのものへの抗腫瘍作用も期待したい。
どのくらいの量を飲もうか。まずは高用量、1日6gを目安に開始して、症状が落ち着けば漸減していくことにしよう。

高濃度ビタミンC点滴も希望だったので、点滴を受けながら、その場ですぐにゲルマニウム2gを服用するよう勧めた。
点滴を終了したときには、呼吸困難感は消失。快活におしゃべりし、とても癌患者とは思われないほどに回復した。

11月20日受診。娘が語る。
「ゲルマニウムを飲み始めて数日間、非常に調子がよかったんですね。息のしにくさはすっかりなくなって、食欲が出てご飯もよく食べて。頭痛がするとか目が痛いとか、そういう不調が本当に全部なくなりました。
でもしばらくして下痢になりました。だんだん食欲もなくなってきて、体力がなくなってきて。足の筋肉も弱って、起きるのもやっと、という状態になりました。
ゲルマニウムのせいかなと思って、1日2gに減らしたんですね。そうすると下痢がマシになりました。

呼吸は安定しています。SpO2は94くらいで、以前はもっと低かったです。動くと息切れしますが、咳も少なくなったし、呼吸が楽になったのは明らかにゲルマニウムのおかげだと思います。
下痢はゲルマニウムのせいでしょうか。だとすれば、今後どうしていけばいいでしょうか?
あと、夕方に38度台の熱が出る日が数日間続いたことがありました。汗をすごくかいて。バイク乗りだったせいか、厚着のまま布団に入って寝るようなところが昔からあって、寝汗の量は多いほうかもしれません。しかしそのときはシャツがずっしり重いほどの寝汗でした。今は解熱して落ち着いています」

しまった。これははっきり、僕の失敗である。有機ゲルマニウムの高用量摂取により下痢が起こり得ることを、事前に伝えておくべきだった。
癌なので高用量で服用したいのはやまやまだが、食欲が減退するほどのひどい下痢となってはいけない。抗癌作用とのトレードオフになるが、服用量を減らすこともやむを得ない。
そう、基本的には副作用のない有機ゲルマニウムだが、高用量摂取による下痢は、数少ない副作用のひとつだ。
ただ、発熱は吉兆である。癌末期で悪液質に陥った人は、発熱するだけのエネルギーさえない。発熱は生命力の現れで、癌に対しても抑制的に働くだろう。

有機ゲルマニウム研究会入会について

本会の趣意に賛同いただいた、医師・歯科医師・獣医師のみご登録いただけます。
ご登録いただいた方々には以下をご提供致します。

  • ①有機ゲルマニウムの最新研究情報・臨床研究をご提供
     ※HPやメールマガジンにてお知らせ致します。
  • ②毎月行う「有機ゲルマニウム臨床勉強会」やセミナーなどへのご案内
  • ③「有機ゲルマニウム研究会」認定の有機ゲルマニウム(浅井ゲルマニウム研究所 製造)のゲルマニウムサプリメントを会員特別価格にて提供