2020年3月

2020年3月

アサイゲルマニウムの海外進出

2020.3.27

アサイゲルマニウムの取扱い会社のなかに、海外展開をしている会社がある。
その会社が自社のサイトに、僕のアサイゲルマニウムに関するブログ記事を英訳して載せたいという。しかも僕のプロフィールまで含めて作りたい、という提案があった。
こんなに光栄な話はない。もちろん承諾した。
完成したページは、以下のようである。

https://asaigermanium.com/dr-nakamura-atsushi/

英語を日本語に訳して情報発信することは、僕の日常である。
しかし、その逆、僕の日本語の情報発信が、まさか英語に翻訳されることになろうとは、夢にも思わなかった。

 

つづきはnoteに掲載しているブログからご覧ください。

有機ゲルマニウムと発達障害

2020.3.26

「私、この子のチックは一生治らないって思っていました。
杉山登志郎先生という発達障害専門の有名な先生がいて、その先生の本にも『チックは放置しておいたほうがいい。何をやっても治らないから無理に治そうとしないこと』って書いてありました。
それに、兵庫こころの医療センターの主治医からも『チックは無理だよ。僕の子供もチックだけど、難しいよ』って。親身に話を聞いてくれる先生が、ご自身の子供のチックも難しいって言っているぐらいだから、もう一生治らないんだろうなって思っていました。
それが、先生、私今でも本当に信じられないんです。こんなによくなるなんて。
まだ完全に治ったわけではありません。症状は家ではほとんど出ませんが、外出時にはときどき奇声が出ます。それでも、以前と比べれば声の大きさも頻度もずいぶんマシになりました。同時に多動も減りました。突然走り出したり、ということがまったくなくなりました。
もう、本当に信じられないんです。
ゲルマニウムを飲み始めて1ヶ月ですよ。たった1ヶ月で、こんなに、こんなに見違えるようによくなるなんて、思ってもいませんでした。
私も今ならよくわかります。ゲルマニウムは、確かに奇跡を起こすんだなって。ゲルマニウムのおかげでこの子の人生が救われた、と言っても言い過ぎではないと思います。
ただひとつ、後悔があるとすれば、先生とお会いするタイミングです。もっと早く、たとえば10年前に先生とお会いできていれば、と思います。そうすればこの子は普通学級で普通の子として成長したのかな、とも」

つづきはnoteに掲載しているブログからご覧ください。

有機ゲルマニウムとペット

2020.3.24

有機ゲルマニウムが効くのは、人間に対してばかりではない。動物にも効く。
これは研究の順番からいえば当然の話である。まず、動物で有効性(および安全性)が確認され、製品化される、というのが一般的な流れで、有機ゲルマニウムも例外ではない。

そもそも、浅井一彦先生は「何か新しいサプリを作ろう」と思って有機ゲルマニウムを開発したのではない。
「真に人を癒やす薬を作りたい」という思いから出発し、その思いが見事に実現し、すばらしい製品を作ることに成功したのだが、諸事情から薬として認可されることはなかった。
その研究過程で、動物(主にネズミ)に対する有効性(および安全性)は十分に確認されているし、現在も有機ゲルマニウムの新知見は動物実験によって生み出されている。

厚労省に薬の許認可を得る申請をするには、様々なデータを揃えなければならない。その際、半数致死量(その量を投与された個体のうち、半数が死ぬ量)を設定せねばならないが、浅井博士はこの作業に難渋した。というのは、ネズミにどれだけ大量の有機ゲルマニウムを投与しても、元気になるばかりで、いっこうに死なないためである。
「薬には副作用がつきものである」という。そういう意味でいうと、有機ゲルマニウムは副作用が実質存在しない。つまり、厚労省が有機ゲルマニウムを薬として認めなかったことは、ある意味ではまったく正しかった。
こんな具合に、致死量や副作用の欄を空白のまま出すわけにいかないという笑い話のような逸話があるのが、有機ゲルマニウムである。
ネットを見れば、有機ゲルマニウムに対する根拠のない誹謗中傷が飛び交っている。浅井博士がこれを見れば、胸を痛めることだろう。

さて、今回はこの当然の事実「有機ゲルマニウムは動物にも効く」ということを、具体例も交えて紹介しよう。
まず、浅井博士自身の体験談である。博士は家でシャム猫を飼っておられたが、その愛猫が、あわれ、野良犬に首元をガブリとやられた。半死半生の猫に、博士はすぐさま、有機ゲルマニウムの水溶液を浸した湿布で傷を抑え、口をこじ開けて同じ水溶液を流し込んだ。
直後にかけつけた獣医が、数日後に再び診察したところ、猫の回復ぶりに息をのみ、つぶやいた。「有機ゲルマニウムが奇跡を起こすという意味が、ようやく私にもわかりました」

 

つづきはnoteに掲載しているブログをご覧ください。

アサイゲルマニウム誕生50周年2

2020.3.4

前回に続き、アサイゲルマニウム誕生50周年記念の特別インタビューから。

深澤肇医師
「アサイゲルマニウムとの出会いは37年ほど前。岩手医大で講師と病棟医長をしていたときのことです。
上顎に悪性黒色腫ができた患者がいました。腫瘍径が3 cmぐらいで、ステージ4。手術するとなると、顔の大部分をとらないといけない。
こういうときには、BCGワクチンで免疫力を高めておいてから抗癌剤を使うBCG免疫療法をして、腫瘍が小さくなってからオペをする。
この患者も腫瘍はだいぶ小さくなった。でも、やはりというべきか、肝臓とかあちこちに転移して、痛みと全身の黄疸が出てしまった。
そういうときに、ある縁で、浅井ゲルマニウム研究所のことを知りました。
当時は癌となれば3か月は入院。仮に退院できても、ほとんどは再発して戻ってくる。でも、BCG免疫療法を受けた症例では、そんなに簡単に再発・転移しない。
でもこの悪性腫瘍の患者のような例もある。この人にゲルマニウムを使ってみたところ、非常に経過がいい。免疫系が活性化して、癌の進行を止めているようだ。
それで思ったんですね。「そもそも、BCGやピシバニール(抗癌剤)を使わなくても、ゲルマニウムで治ってしまうのではないか?」と。それから、だんだんゲルマニウムだけを使うようになりました。

浅井先生の本『ゲルマニウム讃歌』のまえがきに、こういう言葉があります。
「ハーバード大学の教授が『我々人類がこれまで用いていた薬を、いっさい海に投じたとしたならば、我々人類は確かに、今日よりずっと幸福になったであろう』と書いている」
なるほど確かに、その通りだと、この一節が気に入りましたね。
薬は副作用が大変。薬害がひどいわけだよね。高血圧でも糖尿病でも骨粗鬆症でも、飲み続けたらどうにかなっちゃうような薬ばかりでしょ。
その点、副作用がないのがアサイゲルマニウムのいいところだよね。

アサイゲルマニウムがもっと、おおっぴらに使えるようになってほしい。薬にするのは難しいだろうから、サプリメントでもいいから、広く使ってもらえるといい。もっと宣伝してもいいんじゃないかな。
癌に限らず、大手術をする前にゲルマニウムを使うことには意味があるし、そもそも癌にならないための予防的なサプリメントという考え方は、当然あっていいと思うよ。
ゲルマニウムアはなるべく飲み続けるのがいい。休んだり減らしたりしてもいいけど、バタッとやめてしまうのはよくない。
量は多くなくてもいいから、毎日飲み続けると長生きできると思うよ。」

酒井良介医師
「僕はゲルマニウムと出会う前から、漢方薬の効能に注目していました。娘が漢方薬にずいぶん助けられたので。浅井先生にもそのいきさつを話したことがあります。
漢方に使う薬草には、ゲルマニウムが入っていますからね。僕は昔は神経質だったけど、ゲルマニウムを飲み始めてから、そういう気分がなくなった。
浅井先生の本に、『私のゲルマニウムは薬ではない』と書いてある。薬には必ず副作用があるけど、ゲルマニウムは相当飲んでも害がないし、いくら飲んでも中毒にならない。
ゲルマニウムはサプリだけど、何にでもいい。病気になって病院に行くとお金がかかるから、結局ゲルマニウムを飲んで健康維持に努めることが、一番安上がりだと思う。
僕は医者にも歯医者にもかかったことはない。ここまで病気しないでこられたのは、ゲルマニウムのおかげ。
これを証明するために、僕が見本になって、130歳くらいまで生きようと思っています(笑)実現する見込みは、絶対にある(笑)多くの人に飲んでもらいたいと思う」

そう、漢方薬のよさというのは、結局、有機ゲルマニウムのよさである、とも言える。
柔軟な医者であれば、有機ゲルマニウムのよさに気付く。「自分が処方している毒みたいな薬より、どう考えたって有機ゲルマニウムのほうが優れている」と。
しかし医者において、「認識が行動を変える」という定理は成り立たないのが普通である。
つまり、医者は「わかっちゃいても、毒みたいな薬を出し続ける」のである。
これはもう、根本にある医学部の教育システムが変わらない限り、どうにもならないと思う。
『難病の新薬は1回2億円超 「財政を圧迫」説は本当か』
https://www.asahi.com/articles/ASM9C5FP2M9CULZU01D.html
1回打つのに2億円かかる抗癌剤がアメリカで承認された。アメリカに追随するのがいつものパターンだから、日本でも近々承認されるだろう。
こんな高い薬でも、自己負担はせいぜい百数十万円ぐらいじゃないかな。
このままだと、保険医療が破綻しないわけがない。厚労省の役人は、当然わかっていると思う。わかっていても、抵抗できない。
もはやグローバル企業の圧力の前に成す術もなくて、ノーと言えないんだろうね。

縁あって、この記事を読まれた人に伝えたい。
癌になれば、高額な抗癌剤よりは、まず、有機ゲルマニウムを!
抗癌剤のような副作用がありませんし、値段も多分、2億円よりは安いと思います^^

アサイゲルマニウム誕生50周年1

2020.3.4

株式会社浅井フーズクリエーションの社史は、以下のように始まる。
『1967年浅井一彦、水溶性の有機ゲルマニウム「アサイゲルマニウム」を創製』

1967年に生まれたアサイゲルマニウムは、2017年、50歳を迎えた。
この年、アサイゲルマニウム誕生50周年を記念して、特別インタビューが組まれた。
生前の浅井博士と親交のあった医師や、臨床でアサイゲルマニウムを使用している医師に取材が行われたが、そのうちのひとりに、岡澤美江子医師もいた。

岡澤美江子医師
「45年ほど前、朝日新聞の記者の方が自然気胸にかかりました。肺が破れてしまう病気です。治療法は特にありません。穿刺や吸引などの処置をしたり、オペをしたり、ということもないわけではありませんが、基本は安静です。この記者さん、縁あって浅井先生とお会いして「だまされたと思って俺についてこい」と言われ、ゲルマニウムを服用しました。効果はてきめんで、命拾いをされました。すっかり元気になって仕事をしているという話を、記者さんと同じ新聞社に勤めていた私の兄から聞きました。興味が出て、その記者さんを紹介してもらい、浅井先生のお住まいに伺うことになりました。
忘れもしません。1972年4月14日のことです。この日は、私の第二の誕生日です。第二の人生の始まった日だと思っています。この日の先生との出会いがあったからこそ、その後多くの患者を救うことができ、そして長生きしている自分があると思っています。
先生のお宅でお話を伺っているうちに、「ゲルマニウムを使えば、今私が診ている患者はみんなよくなるに違いない」と思って興奮しました。生まれ変わったような気持になって自宅に帰り、今さっき出会った浅井先生のことを母に話すと、母が一番最初に飛びついてきました。「私もゲルマニウムを飲んでみたい」と。
母は幼い頃にひどい中耳炎にかかり、それ以来片方の耳が聞こえませんでした。しかしゲルマニウムを飲みだして半年ほど経ったときに「聞こえない方の耳で、子供の声がにぎやかに聞こえるようになった」というのです。母の喜びと浅井先生への感謝の思いは途方もないもので、居ても立ってもいられない母は、先生に感謝の手紙や短歌を何度か送りました。その短歌のひとつは、先生の著書『ゲルマニウム讃歌』にも引用されています。

浅井先生はいろいろな人や組織から邪魔をされたりだまされたりと、大変な苦労をされました。あるとき電話でお話をしていて「もうゲルマニウムを扱えなくなるかもしれない」といつになく弱気にこぼされました。私は「困ります。ゲルマニウムがダメになったら、一番先にダメになるのは私の母です」と言いました。母はゲルマニウムを、文字通り、拝んで飲んでいましたから。一週間後くらいにまた電話があって「お母さんに心配はかけません。悪と戦います」と。本当にいいもの、真に人を救うものを作った先生が、賞賛を受けるどころか、様々な攻撃を受けておられました。
浅井先生の成し遂げた仕事は本当にすばらしいと思います。

アサイゲルマニウムは、薬ではありません。薬には副作用がつきものですが、ゲルマニウムにはそういう症状はありません。
薬だなんて思うと、調子がよくなったら飲まなくてもいいような気がしますけど、そもそも薬ではないのです。毎日たくさん飲む必要はありません。ただ、具合の悪いときに少しだけ飲んで「全然効かないじゃないか」となっても困ります。調子が悪いときは中途半端ではなくしっかり飲んで、よくなれば減らす、という具合でいいと思います。
「なんだ、あんなもの」なんて言う人は放っておくことです。縁がある人は、きちんと飲んで、救われていきます。実際に使ってみると効果を実感するから、とりこになるんですね。そういう人ばかりです。
何はともあれ、自分の命を大切にすることです。私にとってアサイゲルマニウムは、心の糧であり、命の泉です。これを飲み続けていれば、永遠に生きてゆけるのではないかしら(笑)いつまで生きるか、自分の体で実験ですね」

岡澤先生は今年の8月で99歳を迎える。
クリニックはすでに閉院されたが、月一回、別の場所で患者からの相談や唾液検査の依頼に応じている。
つまり、今なお現役のお医者さんということだ。

そう、岡澤先生が言われるように、本当に”縁”だと思う。
マスメディアの発達以前は、「人を介して」「口コミで」ということが、縁のつなぎ場だった。その後、新聞、雑誌、ラジオ、テレビと、縁の形は多様化した。
今や、縁の供給源として最大のものは、インターネットに違いない。こうやって、ブログに書き込む僕の情報発信があなたに届いているのも、ひとつの縁だろう。

しかし、縁というものは、単なる情報との接触ではなく、心と心の通い合い、だと思う。
というのは、僕のクリニックに通ってくれている患者さんに「この人にはきっと効くだろうな」と僕のほうからゲルマニウムを勧めても、「いや、それはちょっと」とお断りされることがしばしばある。
こういうときは、僕もあえて強く勧めない。ただ、「まだの人なんだな」と思うだけだ。
縁は、単なる情報ではない。機が熟して、気持ちが通じ合ってこそ、つながりが生まれる。
これは千年前だろうがネットの時代だろうが、同じことだと思う。

有機ゲルマニウムと癌2

2020.3.3

呼吸には外呼吸と内呼吸がある、ということは高校の生物で習っただろう。
外呼吸というのは、いわゆる呼吸。息を吸って、息を吐く。あの呼吸である。
一方、内呼吸というのは、細胞がエネルギー産生のために行う呼吸のことをいう。その核心はミトコンドリアにある。
尤も、これらは必ずしも別物ではない。
たとえば、窯業で陶器を焼く仕事に従事する者では、膀胱癌の発生率が高いことが言われている。理由は二つある。
ひとつは染料などに使われる化学物質への曝露、もうひとつは、酸素不足である。
陶器を焼くときに大量に酸素が消費されるが、1日何時間もその燃え盛る窯のそばで働き続ける。
外呼吸による酸素取り込みの低下が、そのまま内呼吸(ミトコンドリア呼吸)の不全を引き起こし、発癌へとつながるわけだ。

しかし、なぜ膀胱なのか。
酸素不足の影響が出るのなら、一見、肺や心臓などに負担がかかりそうに思えるが、なぜ膀胱に癌ができるのか。
医学部で受けた病理学の授業を思い出すがよい。
膀胱の内部を裏打ちする細胞群は、全身の細胞のなかでもかなり特殊で、特に「移行上皮」と呼ばれている。
膀胱に尿がたまり細胞表面が伸展してうすくなると、皮膚のような重層扁平上皮になるが、尿が排出されて膀胱が空っぽになると、まるで腸粘膜のような多列繊毛上皮になる。
つまり、膀胱の上皮はその両極の間を行ったり来たりすることから「移行上皮」と呼ばれているわけだ。

そう、膀胱は粘膜質であり、そのため酸素不足の影響を受けやすい。酸素が不足しがちであるということは、そのままイコール、癌になりやすい、と解釈してもらってかまわない。
このことは、逆を考えてみればわかるだろう。たとえば「心臓癌」という病名を聞いたことがあるか?
ないだろう。in vitroでも心筋の細胞を癌化させるのは難しい。ミトコンドリアが豊富で細胞分裂しにくい心筋細胞は、癌になりようがないんだ。
しかし、粘膜はそうではない。
細胞は数日のターンオーバーで常に刷新され、細胞分裂が盛んである。また、水分の代わりに分泌液を分泌する粘膜では、特に癌にかかりやすい。

過去50年、大腸癌の増加に歯止めがかからない。かつて菜食メインの日本人には大腸癌はあり得なかった。
肉由来の糖鎖が組織の炎症および虚血を促進し、発癌を促進することがわかっている。近年の肉食ブームは、今後癌をますます増加させることだろう。
https://www.pnas.org/content/112/2/542?utm_content=bufferb1c33&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer

酸素不足は、癌に限らず、様々な疾患の背景に潜んでいるものであるが、外呼吸の不足(およびこれに起因する内呼吸の不足)は、意識されないことが多い。
「呼吸が浅い」、「酸素が不足している」という自覚は、なかなか持ちにくいものである。
たとえば頭痛。低酸素が頭痛の誘因となることは、高山病の例を挙げるまでもなく、十分なエビデンスがある。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27146279
そこで、深呼吸である。丹田に意識を据えて、深く吸って、深く吐く。
これを何度か繰り返す。それだけのことで、頑固な頭痛が消退する症例がどれだけ多いことか。
頭痛は、ロキソニンで完治しない。まずは、今すぐ、深呼吸である。
それで効かないようなら、有機ゲルマニウムの出番である。
一般に、頭痛も含め、痛みは「組織の虚血」であることが多い。組織は痛みで以て存在をアピールし、相応のケアを求めているのである。
有機ゲルマニウムによって赤血球産生が亢進し、酸素が行きわたれば、痛みは自ずと解消するだろう。

さて、一口に酸素といっても、すべてが同じものではないことをご存知か。
必ずしも科学的に正確な表現ではないが、酸素には二通りある。陽極(プラス)の酸素と、陰極(マイナス)の酸素である。
かつて、未熟児を高濃度の酸素が充満する治療装置に入れ、未熟児網膜症を頻発させるという不幸な出来事があったが、これは陽極酸素の影響である。人工的な酸素はすべて、陽極であると心得よ。
一方、自然界が作り出す酸素は陰極である。森林浴をしたり、滝のそば、海辺に行ったときのすがすがしい感覚を思い出してみるがいい。あれこそが、豊かな陰極酸素のもたらす効果である。
有機ゲルマニウムの働きは、赤血球の再生を通じた酸素の供給であるが、このとき供給されるのは陰極酸素である。ここに有機ゲルマニウムの本領がある。

参考
『天の配慮: 命の源流を探る唾液イオン反応』(岡澤 美江子 大友 慶孝 共著)

有機ゲルマニウムと癌1

2020.3.3

有機ゲルマニウムが癌に有効であることは以前のブログでも何度か紹介してきた。
それでは、なぜ、効くのか?そのメカニズムは?

そもそも癌の内部およびその周辺では、血管からの距離が遠くなることと、過剰な細胞増殖が起こることによって、酸素供給が不足して、低酸素状態になっている。
実は、低酸素状態では、免疫系がうまく機能しないのである。
このことはすでに1960年代にHellström博士によって発見されていた。博士は、癌患者の体内に癌細胞とキラーT細胞が共存していることを報告し、世界を驚かせた。
一体なぜ、免疫系が癌細胞を攻撃しないのか?その機序の解明に向けて、世界中で研究が行われた。
その結果わかったことは、癌細胞の作り出す低酸素環境下においては、免疫細胞の産生するパーフォリンやグランザイムBによる障害活性、また、インターフェロンγの刺激を介する分化も、抑制されてしまう、ということである。
つまり、癌細胞周囲が阻血に陥ることで酸素濃度が低下し、結果、癌に対して免疫系が機能できず癌の増殖を許してしまう、ということが明らかになった。

このメカニズムは、そのまま、なぜ有機ゲルマニウムが癌に効くのか、の説明にもなっている。
有機ゲルマニウムは赤血球の「破壊と再生」を促進する。
古くて柔軟性を失った赤血球を破壊し、新しく柔軟性のある赤血球を生み出すことで、いわば、「血が一新」される。
採血で測定されるのは、単に赤血球の「数」に過ぎない。大事なのは、「質」(および働き)である。
赤血球が生まれ変わることは、大げさではなく、体が変わる、ということである。
柔軟性を増した赤血球は組織の奥まで酸素と栄養を届け、不要物(二酸化炭素など)を回収して行く。酸素と栄養の行き届いた組織は、その本来の働きを取り戻す。
有機ゲルマニウムの摂取によって、数えきれないほどの疾患や不調が改善するのは、偶然ではない。
結局のところ、赤血球の更新による全身の”生まれ変わり”こそ、有機ゲルマニウムの効能の核心である。

なぜこんな話になったのか?
きのう、浅井ゲルマニウム研究所の中村宜司さんからメールが届いた。
「岡澤先生を取り上げたブログを拝見しました。
岡澤先生はご存命中ですが、現役医師としての活動は数年前に引退され、現在は施設に入所されています。
心身ともにご健在で、私も年に何回か先生のところを訪問しますが、そのたびにいつも、ゲルマニウムについて熱く語ってくださいます笑」

そうだったのか。著書『天の配慮』の出版がまだ数年前と最近であるため、てっきり現役かと思っていた。
岡澤先生は著書のなかで、有機ゲルマニウムによる癌治療法を紹介している。
数十年にわたる臨床経験のなかで、無数の癌患者が有機ゲルマニウムによって健康を取り戻してきた。
当院にも癌で通院中の患者がいるため、岡澤先生の知識を生かさない手はない。
本に書いてあることをもっと掘り下げて知りたいことがあったため、中村さんに質問をした。

「岡澤先生はゲルマニウムを、経口投与はもちろん、静注でも併せて使っておられますが、何%溶液でしょうか?
有機ゲルマニウム粉末を生食に溶いて作ろうと思っているのですが、ご教示願います」

「点滴は中和液製剤でないと難しいかと思います。有機ゲルマニウムは酸性度が比較的強いため、そのままの静注はアシデミアを起こす可能性があり、危険です。
中和液製剤はかつて製薬会社に作ってもらっていましたが、今はありません」

そう、浅井一彦先生は当初、有機ゲルマニウムを癌の特効薬として売り出そうと思っておられた。
しかし様々な組織の思惑、利害関係の衝突、紆余曲折があり、現在、保険薬剤としては慢性肝炎治療薬のプロパゲルマニウム(商品名セロシオン)として収載されるところに落ち着いた。
有機ゲルマニウムが保険の効く癌治療薬として承認されず、代わりに、毒以外の何物でもない”抗癌剤”がはびこることになったことは、日本のみならず世界中の人々にとって不幸なことだった。今もその不幸は現在進行形である。
いざこざの余波を受け、静注のゲルマニウム製剤も生産中止となってしまった。
しかし、有機ゲルマニウムの購入が可能であることは、不幸中の幸いである。
中村さんに、重ねて質問をする。

「やはり、岡澤先生の本の中に、有機ゲルマニウムの経口投与で、1日60錠を2か月間継続して癌が治癒した症例の記載があります。
当院の有機ゲルマニウム粉末で換算すればどれくらいの量になりますか?」

「岡澤先生が使っておられたのはアサイゲルマニウムのカプセル製品です。ただ、大量投与については、私の立場からはコメントしづらいところがあります。
岡澤先生は自身の臨床経験にもとづいて高用量のゲルマニウムを使っておられました。それは一般の人には副作用が起き得る量でもあります。また、高用量のゲルマニウムを数週間継続するとなれば、やや高額の費用が必要になり、人によっては経済的に厳しいかもしれません。
私としては、一般の人が安心して服用頂ける目安量を提示するにとどめたいと思います。
ただ、岡澤先生は常々言っておられました。『癌は50万円で治る病気なのよ』と」

この50万円をどう見るか、ということである。
浅井一彦先生の願いは、癌患者にもっと安価に有機ゲルマニウムを届けることだった。だからこそ保険収載を目指したのだが、その試みは頓挫した。購入するとなれば、やや高額である。
僕が癌患者の立場なら、有害無益な抗癌剤など一顧だにせず、迷わず有機ゲルマニウムを購入し癌治療の一助とするが、結局、このあたりは個々人の価値観である。

次回、有機ゲルマニウムと癌の関係について、もう少し掘り下げる。

有機ゲルマニウムと妊婦

2020.3.1

「妊婦が有機ゲルマニウムを飲んでも影響ないですか?」と聞かれた。
「もちろん大丈夫です。0歳や1歳の子供さんも安心して飲めるぐらいですから、何ら問題はありません」と即答した。
この言葉は嘘ではない。嘘ではないが、科学的に正しいかといえば、そうではない。
患者は「妊婦が飲んでも大丈夫か?」と聞いている。これはつまり、「胎児に悪影響はないのか?」ということである。
これに対して「0歳児、1歳児が飲んでも問題ない」という答えは、実質、問いに対する答えになっていない。
患者は穏やかな人だったからそれ以上追及してこなかったが、むしろ納得できないのは僕のほうである。
患者から宿題を頂いた格好で、診察後、すぐに文献を探してみた。

すると、Dr.Mieko Okazawaによる症例報告(1977.10.15)があった。妊娠中有機ゲルマニウムを服用していた妊婦8症例について、全員が”完全に健康な赤ちゃん”(原文ではPERFECTLY HEALTHY BABIESと大文字)を生んだ、という。
・症例1
第1子、第2子とも病弱であり、母親自身元来虚弱であった。第3子の妊娠初期に尿糖が強陽性(++)であった。妊娠二か月目より有機ゲルマニウムの服用を開始したところ、極めて健康な男児を出産した。
・症例8
妊娠前から、虚弱と自律神経失調症の改善のため、有機ゲルマニウムを服用していた。妊娠後期に重度の嘔吐と貧血が出現し、さらに血圧上昇も見られたため、有機ゲルマニウムの経口投与に加え、有機ゲルマニウムの静注も行った。結果、お産は非常に良好であった。

なぜ、有機ゲルマニウムを服用していた妊婦には周産期異常(早産、低出生体重児、早期胎盤剥離など)が見られず、皆安産なのか。
低出生体重児がますます増える傾向にある近年、この問題には一考の価値がある。単に母体と新生児の健康のためだけではなく、一般の人にとっても有益な示唆を得られる可能性がある。

妊娠中、母体(および胎児)にとって最も必要なのは酸素である。
好気呼吸を行う生命すべてにとって酸素が重要なのはもちろんだが、なんといっても、妊娠中は食事も酸素も「二人前」必要である。酸素の重要性は、普段に倍していると考えないといけない。
こういう状況で、母体内の環境が酸性に傾いていたら、どうなるか?
酸性環境下では赤血球のヘモグロビンの酸素運搬能力が著明に低下する、というのが、生理学の教えるところである。子宮内の胎児にとっては、一本の臍帯が、文字通り”命綱”であるが、ここに酸素がろくに運ばれてこないとなっては、生命の危機そのものである。

では、なぜ、体内環境が酸性化してしまうのか?
ひとつには、精神である。ストレスや不安は、血液の酸性化を招く(逆に、血液の酸性化が不安や不穏を招く)。「笑っている人は病気にならない」という言葉は、確かに真理を含んでいる。気持ちが穏やかで、前向きであることが大事だ。
もうひとつには、食生活である。ただでさえ、農薬や添加物など、体内に様々な毒物が蓄積する現代である。妊娠前にろくすっぽ食べ物に気を遣っていなかった妊婦は、ひどいつわりによって、日頃の不摂生の代償を払うことになる。妊娠してからでも決して遅くはないから、食べ物に配慮することだ。体を酸化させる食材(粗悪な肉や脂肪酸など)は控えることが好ましい。

このように考えていくと、「有機ゲルマニウムは、妊婦さんが飲んでも安心です」どころではない。
酸素の重要性が倍加している妊婦こそ、率先して有機ゲルマニウムを摂りたい。以前のブログでも紹介したので詳述しないが、有機ゲルマニウムは赤血球の代謝亢進を促す。古くて固い赤血球にご退場願い、新しく柔らかな赤血球を生み出す(一般の採血データは古いも新しいもなく、単なる赤血球の数しか見ていない)。新鮮な赤血球が各器官に酸素を供給することで、様々な不調が一掃される。

ところで、この興味深い症例報告を書いたDr.Mieko Okazawaなる人物は、どのような人なのだろうか。症例報告したのは1977年、今から43年前のことである。今も存命中の先生だろうか。
ネットの時代である。検索してみたところ、岡澤美江子医師は98歳の今も横浜・金沢区で開業医をされている現役医師のようだ。
著書も出されていて、『天の配慮: 命の源流を探る唾液イオン反応~自然摂理は永久の真理』という本がKindle版であったので、さっそく購入した。

岡澤先生は、敗戦の雰囲気が色濃くなってきた1944年に東邦大学医学部の生化学研究室に入り、唾液の研究をしていた。
この研究を通じて、先生はひとつの着想を得た。それは「唾液とは血液である」というものである。
食事をし、それが胃腸で吸収されて血流に乗り、血液が唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)をろ過されて唾液になる。
つまり、唾液の性質(酸性アルカリ性の状態も含め)に血液の状態がモロに反映されているのだから、わざわざ採血をせずとも、唾液を調べることで体内環境を把握できるのではないか?
こうした仮説のもとに研究を進め、ついに大友慶孝氏とともに、唾液の酸化還元確認計(ORP)を開発するに至った。先生はこの機械を臨床に使って、着実に成果を上げているという。

非常におもしろいアイデアだと思った。確かに、唾液は医学的情報の宝庫だろう。これを臨床に応用する手法がすでにあったことに、驚かされた。
広く普及すればいいと思うけど、既得権益に阻まれて、なかなか難しいだろうな。
岡澤先生と有機ゲルマニウムの出会いについても書かれていた。
先生は、有機ゲルマニウムの発見者浅井一彦先生と面識があり、浅井先生から直接有機ゲルマニウムのすばらしさを教わって、自身の臨床にも使うようになったという。

長寿の医者というのは、長寿であるというだけで、その言葉の信憑性が5割増し、というところがある^^
98歳の今も現役の臨床医であり続けているというのは、やはり、この先生のアプローチ(酸・アルカリへの意識、有機ゲルマニウムの活用)は”本物”だと思うんだな。

有機ゲルマニウム研究会入会について

本会の趣意に賛同いただいた、医師・歯科医師・獣医師のみご登録いただけます。
ご登録いただいた方々には以下をご提供致します。

  • ①有機ゲルマニウムの最新研究情報・臨床研究をご提供
     ※HPやメールマガジンにてお知らせ致します。
  • ②毎月行う「有機ゲルマニウム臨床勉強会」やセミナーなどへのご案内
  • ③「有機ゲルマニウム研究会」認定の有機ゲルマニウム(浅井ゲルマニウム研究所 製造)のゲルマニウムサプリメントを会員特別価格にて提供