2020年10月

2020年10月

有機ゲルマニウムとリウマチ

2020.10.29

70代女性。
重度のリウマチで、歩くにも杖が必要。診察室に入ってくる様子も痛々しい。
「3年ほどリウマチを患っています。薬はたくさん飲んでいます。ステロイドから始まって、サラゾスルファピリジン、免疫抑制剤のシクロスポリン、あと糖尿病だということで、ジャディアンスも飲み始めました。
糖質制限をしたり、プロテインや鉄剤などのサプリを飲み始めて半年経ちますが、改善しません。ネットで情報を探していくなかで、先生のことを知りました」

採血すると白血球12000と高値、さらに分画は好中球91.5%、リンパ球5.4%と圧倒的な交感神経優位で、リウマチ患者の典型的な所見だった。こういう人が糖質制限すると、ますます交感神経が興奮する。「お米くらいは食べていいですよ」
「え、でも最近糖尿病の気まで出てきて、糖質は絶対ダメだと思ってて」
「糖尿病は薬の副作用じゃないかな。ステロイドで血糖値が上がるし、シクロスポリンでインスリンが出にくくなるし」
そう、西洋医療によくある”モグラ叩き”である。治療のために飲み始めた薬で、別の症状が現れ、その症状に対してまた薬を処方する。薬がどんどん増えていく仕組みになっていて、笑っているのは製薬会社だけ。患者は副作用の連鎖に苦しむことになる。
この人の場合、ジャディアンスを飲み続ければ、ステロイドや免疫抑制剤の副作用もあいまって、尿路感染症やカンジダ膣炎などにかかるだろう。そうなれば今度は抗生剤が出て、腸内細菌叢が乱れ、ますます体調を崩す。
まず、もとを断たねばならない。ぜひとも薬を減らしたい。理想的には、やめたい。しかし急な断薬は体がびっくりするから、各種ビタミンやミネラル、有機ゲルマニウムを補給しつつ、体を作っていきながら、ゆっくり減らすように指導する。

「減らすと言ってもね、それは私にはなかなか難しいんです。いや、体のこともありますが、それ以上に、リウマチを見てもらっている主治医との関係でね。
私は高知の田舎に住んでいます。主治医は栄養療法なんてまったく知らない、ガチガチの西洋療法の人で、そういう人に薬をやめたいとか減らしたいとか言うことが、先生、どれほど勇気のいることか、わかりますか?都会ならいいでしょう。栄養療法でも何でも、いろんな治療法をしている医者がたくさんいて、患者には選択の自由がある。でも私のような田舎住まいで、近所に病院がひとつだけ、というような地域で、その先生のご機嫌を損ねたとしたら、と思うと、出される薬をありがたく頂戴して黙って飲み続けるしかないんです。自分の希望を医者に伝えるという、ただそれだけのことが、ものすごく難しいんです」
なるほど、地域なりの事情があるんだね。しかし、根本治療のためには減薬は必須。「薬こそが、むしろ病気の悪化要因」という認識がない医者の言うがままに従っていては、治る病気も治らないだろう。
主治医に自分の意思を伝える勇気がないのなら、別の勇気を持つことである。つまり、自己判断で薬を少しずつ減らす。これしかない。不安があれば僕に聞いてくれたらいい。オンライン診療も当たり前の時代である。地理的距離の制約に縛られる必要はない。
「高知ということですけど、海寄り?山寄り?」
「海の近くです。家の目の前に太平洋が広がっていて、きれいな砂浜があります」
これはすばらしい。都会にはない最高の環境だ。
不朽の名著『家庭でできる自然療法』(東条百合子著)に、砂浴(砂療法)が紹介してある。方法は簡単で、「砂に埋まる」。これだけ。これだけで、癌などの難病にも大いに有効だという。
本当?と信じられない人もいるだろう。そういう人は、実際にやってみるといい。砂に体を埋めていると、体のあちこちの血流や鼓動を感じるだろう。代謝が高まり、デトックスが始まっている証拠である。砂に含まれている不思議な力が、体内の毒を吸い出してくれる。
非科学的だと言われようが、効くものは効く。
「理想的には、裸になって砂に埋もれたほうがデトックス効果は高いです。でもさすがに裸はちょっと人目があるでしょうから、薄着でされてもいいし、何なら砂浜に座って、足首までを砂に埋めておく、それだけでも充分効きます」

半年後。
「最初にここに伺って、もう半年が経ちました。薬を減らしたときは大変でした。あちこちの関節が痛くて。でも薄皮をはぐように、少しずつ体が楽になってきました。
今も関節の痛みはあります。それでも、半年前とは比較にならないほど回復しました。
何が一番効いたのか?薬をやめたこと、有機ゲルマニウム、砂療法。いろいろあると思います。ひとつに絞れません(笑)
毎日浜辺を散歩しています。最初は、靴の中に砂が入りませんでした。でも今は、砂が入ります。何を言っているか分かりますか?足のむくみがすっかりなくなったんです。半年前の私の足はパンパンで、靴と足の隙間に砂さえ入らなかったんです。それが、今はむくみが完全になくなりました。
痛みのせいで、私は何もできませんでした。歩くことはもちろん、寝がえりを打つことさえできませんでした。でも今はできます。晩酌にビールを1缶だけ飲むのですが、プルトップを開けることもできます。
人に言えば、何を当たり前のことを、と言われるかもしれません。でも、私にはそれがすごくうれしいんです。靴に砂が入るとか、そういうさりげないことに、回復をしみじみ実感します。

先生、ちょっと個人的な話をしてもいいですか。私、高校を卒業してすぐに上京して、50年ほど東京で暮らしました。ずっと高知に帰りたいと思っていました。3年前に念願叶って故郷に戻りましたが、すぐにリウマチを発症し、病院にかかっても治らず、症状は悪化の一途でした。高知に戻ったのは、静かな晩年を過ごしたかったからなのに、痛みのせいで何もできない。みじめで、本当につらかった。
今、痛みがなくなったおかげで、きちんと自分の時間を過ごせています。散歩して、日光浴して、本読んだりパズル解いたり。
終活っていうのかな。実家にある母の古い日記を見て、私がどんなふうに生まれ育ったか、改めて振り返ったりしています。
先日、ホームセンターで長いホースを買って、それで庭の花に水をやりました。何だかすごく、幸せを感じました。『そう、私はこういう時間を過ごしたくて、東京から故郷に戻ってきたんだ』と思いました。
できることが減っていく年齢だと思います。でも私は、この半年で、できることがどんどん増えたんです。痛みに苦しんでいた半年前が嘘のようです。
本当に感謝しているのですが、この気持ちが、私がどれほどうれしいか、言葉でうまく伝わったでしょうか」

 

有機ゲルマニウムと癌

2020.10.28

【症例】80代男性
【現病歴】
息子が語る。
「2年前に腎臓癌を発症しました。抗癌剤や手術を避け、食事の改善などで様子を見ていましたが、癌は特に小さくなるわけでもなく、親父も弱気になっていました。そこに主治医からオプジーボを勧められ、治療を受けることになりました。5回やりましたが、受けるたびに元気がなくなりました。食欲がなくなり、ついには水を飲むのも困難になりました。
5回目をやったのがつい2か月前です。でもいまだに吐き気がして、食事もほとんど摂れず、やせ衰えています。
副作用については、主治医から事前に聞いてはいました。免疫系が乱れたり、食欲が低下する可能性は聞いていました。しかしこれほどまでとは、という印象です。治療前にはご飯が食べれていて、それなりに元気でした。その落差を思うと、治療を受けたことが果たしてよかったのかどうか。。。
癌が胸椎に転移していて、それが神経を圧迫して、足の力が入らないときがあります。
もう末期ということになるでしょうが、本人は生きたいと思っています。だからこそ、オプジーボ治療も受けたんです。だいたいぐったりしていますが、それでも多少調子のいいときには歩行訓練さえします。生きる気まんまんなんです。
何とかできることはないでしょうか」

転移を伴う腎細胞癌。ステージⅣで、まず末期と言って差し支えない。
オプジーボは日本人の開発者がノーベル賞を受賞したことで話題になったが、その薬価の高さでも話題になった。値段は販売当初よりは安くなったものの、1クールをフルで受けると、1千万円以上はかかる(75歳以上の高齢者は1割負担)。
「日本の医療財政が破綻しかねない」と言われるほど高価な薬だが、果たしてその価格に見合うだけの効果があるのだろうか?
上記の患者の様子を見ていると、”夢の新薬”とはなかなか言い難いようだ。

さて、どうしたものか。
癌専門医の定義からははずれるだろうが、個人的には、この患者は末期ではないと考えたい。末期というのは、生きる気力を失った状態のことを言う。「もう人生はいい。できれば安楽死させて欲しい。それが叶わないなら、せめて痛み止めで苦痛をなくして欲しい」そういうのが末期患者である。
その点、この人は食事が摂れなくて弱っているだけである。残った体力で歩行訓練までしようとする。生きることへの熱意を失っていない。なるほど、すでに遠隔転移があって癌の病勢は否み難いが、僕の定義では末期ではない。
ぜひ、この熱意に応えたい。
さて、どうしたものか。

まず、何をおいても有機ゲルマニウムである。「万病に効くゲルマニウム」ではあるが、浅井一彦先生は自身の開発したアサイゲルマニウムを、何より、癌の特効薬であると自負しておられた。自著『ゲルマニウム讃歌』にこうある。
「アサイゲルマニウムは癌治療に欠くことのできないものである。良性腫瘍は言うまでもなく、悪性腫瘍によるすべての難病に必要である。ただし、癌と診断がつき次第、早ければ早いほど、その効果も大である。
特に癌の場合、一番悩まされるのは癌末期特有の”苦しみ”である。この苦痛をやわらげるために、多くは痛み止めを打ち続ける。この”癌の苦悶”を救ってくれるものは、アサイゲルマニウム以外にない。
例えば64歳男性。余命6か月と医師から診断された肺癌患者だったが、アサイゲルマニウムを服用し始めたところ、6か月も過ぎ、途中、風邪をひいて「今度はダメか」と心配させられたが、一年を生き抜き、主治医から「生きているのが不思議だ」と言われたケースがある。
この患者は結局ゲルマニウム服用開始から1年7か月目に夏風邪をこじらせて喘息発作を起こし亡くなったが、そのときも苦しみがなかった。”いっときは主人が病人であることさえ忘れさせてくれました”と家族の方から感謝された」
なぜ効くのか。そのメカニズムについてもよく研究されている。ゲルマニウムによってインターフェロン産生が亢進し、NK細胞やマクロファージが活性化することによるのだが、このあたりについてはここでは触れない。

さらに、痛みと来ればCBDオイルである。理想的には、THC入りのフルスペクトラムならアントラージュ効果から抗癌作用を期待できるが、日本では法律の縛りがあるから仕方ない。しかし普通のCBDオイルだけでも、癌転移巣の痛みの緩和に一定の効果が期待できる。
その他、ベンフォチアミン、マグネシウム、ケイ素あたりをお出しした。

1か月後、来院。
やはり、息子さんが語る。
「当初は粉のゲルマニウムを飲むことさえ、難しかったんです。最初は水にといて、それをかろうじて一口、という具合から飲み始めました。
すると日ごとに吐き気が治まってきて、食事が食べれるようになってきました。食べるペースも、細々と少しずつしか食べられなかったのが、今は普通に食べれています。当初は嚥下が悪くてサプリも飲めなかったのですが、飲めるようになりました。
ゲルマニウムは1日2gだったのですが、4gに増やそうかと思っています。
便通もよくなってきました。薬で無理やり排便するような具合だったのが、今は自然と出ています。
でも背中の転移巣については、神経の圧迫のせいで、歩行の具合はよくありません。痛みはありますが、トラムセット(鎮痛薬)とCBDオイルを併用してコントロールしています。
ただ、この1か月、調子ははっきり上向きです」

1千万円のオプジーボは、投与を受けるたびにどんどん弱っていった。
しかしゲルマニウムは、飲むたびごとに、どんどん元気になっていった。
もう答えは出たんじゃないかな。
1千万円だろうが1億円だろうが、抗癌剤というのは結局のところ、単なる、”値段の高い毒薬”なのよ。

 

過眠とゲルマニウム

2020.10.25

【症例】13歳男児 10月7日オンライン受診。母親が語る。
「日中の眠気がひどいんです。もう、起きた瞬間から眠く、何とか無理やり起こしてご飯食べさせて学校に行かせますが、通学途中、駅のベンチで電車を待ちながらそのまま寝てしまい、遅刻することがあります。
授業中も寝てしまいます。本人は眠るまいと頑張っています。だから机にうつ伏せになるとか、完全に”寝る姿勢”にはなりません。それでも、猛烈な睡魔に襲われて、かくん、と落ちてしまうような格好です。
学校での人間関係にはトラブルはありません。ただ、高校生の兄のささいな一言で激高することがあります。そのせいで昨夜もなかなか寝付けず、布団の中でずっと文句を言っていました。こういう怒りの感情にとらわれることが最近多いように思います。
勉強面では英語が苦手です。社会や地理なども興味がありませんが、理科や数学などはよくできます。
以前、私を診察して頂いた際に、私にゲルマニウムをお勧め頂きました。この子にも飲ませたところ、「何だか体調がいい気がする」と言っていました。でもストックが切れたので、今は飲んでいません」
猛烈な眠気を主訴とする患者である。
まず確認したいのは、夜きちんと寝れているか。寝ているとしても、睡眠の質はどうか。中途覚醒が多かったり夢が多かったりしないか。
あと、食事も大切。甘いものとか好きだったりしませんか?
「小学校のときは”炭水化物で生きている”ような時期がありました。偏食です。野菜嫌いで肉も魚もそんなに好きじゃなくて。でも最近成長期になってから、体が欲するせいか、野菜も肉も食べるようになりました。
甘いもの、お砂糖菓子の類は昔から一貫して好きです。小麦も好きで、朝はパンと決まっています。乳製品も好きです。牛乳、チーズ、ヨーグルト。なんでも食べます」
うむ、このあたりは改善の余地がありそうだ。精製した砂糖、小麦、乳製品。全部やめることが理想だけど、それはきっと難しいだろうな。せめて今食べてる量の半分にしてみよう。
あと有機ゲルマニウムがいい感じのようだから希望通り飲んでもらおう。夜の睡眠は「ちょっとした物音で目を覚ます」という。浅い眠りのようだから自律神経を整えるためにCBDオイルをごく少量摂ってもいかもしれない。あと、知育にはタラ肝油が喜ばれるかも。ゲルマニウムと合わせて使うと成績アップに貢献するだろう。睡眠異常の背景には何らかの毒物(農薬、添加物、重金属など)が遠因になってる可能性もあるから、デトックスとしてメチルガード(Thorne Research社のサプリ)も飲んでおこうかな。
11月18日再診。
「すごくよくなったんですが、また悪くなってしまって。いや、本当に、すばらしく効いたんです。でも今はよくないです。どういうことか、説明しますね。
サプリを飲み始めてから、猛烈な眠気がすっかりなくなって、授業もきちんと聞けるようになりました。それだけでもありがたいのですが、うれしいことに、性格まで穏やかになりました。兄の一言にキレることがなくなって、それどころか、家族団欒の夕食のときに会話に加わるようにさえなりました。以前は黙って家族の話を聞いているだけの子供だったんです。
もともと穏やかな子だということは知っていました。好きな知識をペラペラしゃべったり一人で何かに取り組むようなことが多かったのですが、最近は兄と仲良く遊ぶ姿もよく目にして、母として本当にうれしく思っていました。
一度改善してまた悪化した原因は分かっています。ゲルマニウムが切れて、2週間ほど飲んでいなかったからです。そうするとやはり、元通りになりました。授業中の居眠りがまた始まり、兄とささいなことでケンカするようになり。
10月は甘いものもよく我慢していたと思います。でも最近は下校時にお菓子やジュースを買い食いしているようです。ただ、たとえばジュースを飲むにしても炭酸飲料ではなくて果汁100%のものにしたり、本人も一応気を遣っているようなので、特に強く注意はしていません。
味やにおいに敏感な子なので、サプリはカプセル越しにでもにおいを感じるようで、飲むのを嫌がります。タラ肝油も、なんとか頑張って飲んでいるという感じです。
ゲルマニウムをやめて確かに悪化したのですが、9月以前ほど悪くなっていないのは、まがりなりにもこういうサプリを続けているおかげかなと思います」
浅井一彦著『ゲルマニウムと私』のなかに、こんなエピソードが出てくる(227ページ)。
ゲルマニウムが「万病に効く」ことを聞きつけた14歳男児、持病の喘息治療のためにゲルマニウムの服用を開始した。喘息が軽快したのはわざわざ断るまでもなく想定内のことだから、ここでは特記しない。ただ、思いもしないうれしい副産物があった。この男児、数学が大の苦手だった。40点50点は当たり前、自他ともに認める赤点常習者だった。そんな彼がある定期テストで、通常の彼にはあり得ないことだが、満点をとった。数学教師はわが目を疑った。「よく頑張ったな」などとは思わない。「どうやってカンニングしたのか」をまず考えたこの教師を、「生徒の努力を信じられないのか」と責めるのはやや酷だろう。それほど急激な得点アップだったのだ。
ゲルマニウムは脳に多くの酸素を供給する。これにより論理的思考力が高まり、結果、数学で満点をとれたわけだ。上記症例の眠気改善も、脳への酸素供給によるものだろう。おそらく成績アップにもつながるはずだから、頑張って勉強してね。

劇的回復集3 有機ゲルマニウム

2020.10.1

以下の症例について、プライバシー保護のため、本質を変えない程度に詳細は変えてある。
【症例】16歳男児
【主訴】落ち着きのなさ
【現病歴および経過】
6月12日当院初診。同行した母親が語る。
「幼少時からADHDの診断を受けていて、落ち着きがないのは昔からです。
アトピーもありますが、12歳のときにザジテン(抗アレルギー薬)でてんかん様発作が出て入院したことがあります。それ以来てんかんが持病になりました。入院中てんかんに対していろいろ薬が処方されましたけど、どれも体に合わなかった。イーケプラとかひどかったな。とにかく吐いて吐いて。
甘いものを食べるとアトピーが悪化するので家では食べさせないようにしていますが、学校ではジュースなんかを買って飲んでいるようです。
最近食事療法の本を参考にして、鉄、ナイアシンなどのサプリを飲み始めましたが、今のところ特に効果は感じていません。というか、NOWのB50で吐き気がするのですが、飲み続けて大丈夫ですか?
落ち着きがないのは学校だけではありません。家でも席を立ってピョンピョン飛んだりします。症状が少しでもよくなれば、と思っています」
有機ゲルマニウムとメチルガードプラス(Thorne Research社のサプリ)を勧めた。

6月20日再診。
「コロナで休校だった学校が今週から再開しましたが、学校に休まず行けています。これ、地味にすごいことなんです。前回言い忘れましたが、この子、異常に疲れやすくて、すぐに体力がなくなります。学校を休むのもしょっちゅうです。でも今のところ皆勤です。
まず、寝起きがよくなりました。いつも朝が大変なんです。起こしてもなかなか起きないんですが、今はパッと起きます。本当に、文字通り、パッと起きます。寝起きだけじゃなくて、寝つきもよくなりました。睡眠の質が改善して、疲労感もなくなったようです。
落ち着きに関しては、それほど変わっていません。相変わらずピョンピョン飛び跳ねます。ただ、話が通じやすくなっています。これまでは、何か言っても、聞いてるのか聞いてないのか、ぼーっとしたようなところがあったんですが、こちらの話が”ちゃんと入る”ようになりました。以前よりも会話がしっかり噛み合う印象です。
今週は授業は昼までで、来週から通常授業です。いつも担任の先生から電話があって、どういう問題行動があったか教えて頂くのですが、今週はその連絡がありませんでした。”知らせがないのは良い知らせ”で、いい感じなんだと思います。
飲み始めてまだ1週間ですが、はっきり改善しています」

よかった。”劇的改善”というほどではないかもしれないが、着実によくなっている。もうこの子は大丈夫だろう。
9月29日。久しぶりに来院されたお母さんは、我が子の改善ぶりに劇的なものを感じていた。
「先生、すごいんです。この子の成績が。1学期末の通知表に、私、びっくりしました。これまで、5段階評価で1か2ばかりだったんですね。それが、なんと、4がちらほらありました!今までのこの子にはあり得ないことです。驚きました。本当に、よくなってるんだなって思いました。
あるとき、この子、私にぼそっと言ったんです。「お母さん、僕は、人の話を聞くというのがどういうことか、やっとわかった気がする」って。裏を返せば、今までぼんやりしてろくに話が聞けてなかったのかもしれません。授業の内容が理解できるようになったから、成績が急上昇したんですね。
先生のnote、読んでます。最近ワクチンのこと書いていましたよね。この子もワクチンがきっかけでおかしくなりました。三種混合を打った翌日にぐったりして、絶対ワクチンのせいだと思って、その後の小児ワクチンは打ちませんでした。インフルエンザのワクチンを打ったらまたひどいことになって。やっぱりワクチンはよくないなというのが、私の実感です」

親の欲目ではない。成績という客観的指標が大幅によくなった。改善を証明する何より雄弁なデータである。
「人の話を聞くというのがどういうことかわかった」というのはメタ認知そのもの。哲学の始まる第一歩であり、自分の頭で考えられるようになってきた証拠だろう。『アルジャーノンに花束を』を彷彿とさせるような知能の急上昇だ。
成績が上がったのはすばらしい。しかし、成績は、ただの成績である。10年20年も経てば、通知表の評定が3だろうが4だろうがどっちでもよくなっているだろう。
本当に喜ばしいのは、成績が上がったことというよりは、この子の人生が変わったことである。そして僕としては、そういうふうに人生が変わるお手伝いをできたことが、何よりもうれしい。

なぜ有機ゲルマニウムとメチルガードが効いたのか?その作用機序は?ひとつの説明として、メチレーションという現象が関与している。詳しくはまたの機会に書こう。
あと、有機ゲルマニウムを試してみたいという人には、できれば特に”アサイゲルマニウム”を推奨したい。両者は似て非なるものと言うべきで、ゲルマニウムの製法プロセスも違えば、その結果生成されるゲルマニウムの分子構造も違う。この点については以前に書いたことがあるが、簡単に言うと、一般の有機ゲルマニウムが二酸化ゲルマニウム(毒性あり)から抽出し、分子構造がラダー状(ハシゴ型)をしているのに対し、アサイゲルマニウムは鉱石(多結晶ゲルマニウム)から抽出し、六角形の分子構造をしている。どちらも体にいいのだが、ベターなのはアサイゲルマニウムである。当院で処方しているのも、当然こちらである。
ただ、問題なのは価格である。「手の込んだ抽出法をしている分、値段に転化せざるを得ません。価格面では他社製品と競合できないです」と浅井ゲルマニウム研究所の中村さんも心苦しく思っておられた。
でも、人生が変わり得るパワーを秘めた栄養素なんですよ?ちょっとぐらいお高くても、いい方を使いたいと思いませんか?

 

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