2020年11月

2020年

マグネシウム、CBDオイル、有機ゲルマニウム

2020.11.15

西洋医学が垂れ流してきた誤った医学情報は無数にある。「塩分の過剰摂取により血圧が上がる」「卵を食べるとコレステロールが上がる」「脳の疲労回復には甘いものが必須」「骨の健康にはカルシウムが必須。牛乳を飲もう」など、皆さんも何となく聞いたことがあるだろう。これらはすべて、現在では否定されている。”現在では”というか、宣伝が始まった当時からこれらに反するデータはあった。しかし製薬会社、食品業界など様々な団体の思惑のもと、これらはまるで医学的真実であるかのように国民に広く知れ渡ることになった。

特に罪深いのは「塩分により高血圧が起こる」のデマだと思う。なるほど確かに、科学的に精製した塩(NaCl;塩化ナトリウム)の過剰摂取は、あまり好ましいことではないかもしれない。しかし未精製の天然の塩には、むしろ血圧を安定させる効果がある。

『天然塩の高血圧および腎障害に対する保護作用』
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5328355/
ネズミに精製塩か天然塩を入れたエサをやり、血圧、腎機能がその前後でどう変化するかを調べた。
精製塩群(濃度4%)、天然塩群(4%)、精製塩群(8%)、天然塩群(8%)、コントロール群の5つのグループに分けて、15週間それぞれのエサを食べさせ続けた。
結果、15週間後、天然塩群(4%、8%)では収縮期血圧、拡張期血圧とも有意に低下していた。精製塩群(8%)では他の群に比べて著明な血圧増加が見られた。
精製塩群(4%、8%)、天然塩群(8%)ではエコー心電図で異常が見られたが、天然塩群(4%)は正常だった。
血中レニンやアルドステロンの濃度は高塩分群(8%)で低かったが、血中電解質濃度はすべての群で同等レベルだった。
精製塩群(4%、8%)では、腎臓の病理的な異常があり、糸球体硬化指数も高くなっていたが、天然塩群(4%、8%)ではコントロール群と同様、正常だった。
要するに、塩は塩でも天然塩なら血圧が上がることはないし、何ならむしろ血圧が下がっていた、という話。

こういう声は患者からも聞こえてくる。20代男性患者が語る。
「検診で高血圧を指摘されたことがきっかけで、いろいろネットで調べるようになりました。最初、マグネシウムがいいということで飲んだのですが、どうしても下痢をします。マグネシウムのサプリを複数試しましたがどれもダメで、液体のマグネシウムやにがりもダメでした。腸が敏感なせいか、すぐに下痢になります。
どうしたものかとさらに調べてたとき、天然の塩がいいという情報を見つけました。天然の塩には1gあたり30㎎のマグネシウムが含まれていて、他にも微量ミネラルが様々に含まれていて利用効率もいい、ということでした。試してみたところ、確かに効きました。上の血圧が140~150ぐらいあって、20代の割には高すぎると自分でも思っていましたが、それが110くらいに落ち着きました。
妙な気持ちです。”塩は血圧が上がるからいけない”というのが世間の常識のところ、事実は真逆。塩で血圧が下がったわけですから。こういうのを我が身で実際に経験してしまうと、マスコミの言うことって嘘ばっかりなんだろうなと思います」

天然塩に含まれるマグネシウムなどの各種成分が、収縮しがちな血管平滑筋をいい感じにゆるめてくれた、ということだろう。
「高血圧の背景には交感神経の優位がある」という方向からアプローチするなら、CBDオイルを使うのもいい。
『カンナビジオール1回分で健常被験者の血圧が低下した~無作為化比較試験』
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5470879/

さらに有機ゲルマニウムもいい。海外文献だがこのような記述がある。
「高血圧にしたラットに有機ゲルマニウムを投与すると、血圧が正常化した。注目すべきは有機ゲルマニウムによる”適切な”降圧効果である。つまり、有機ゲルマニウムは過剰に投与しても、血圧が下がりすぎることがなく、ただ通常レベルに低下させただけだった。これは他の多くの降圧薬には見られない有機ゲルマニウム特有の効果だった」
https://nutritionreview.org/2013/10/germanium-ge132/

天然塩、CBDオイル、有機ゲルマニウム。
それぞれ別物でありながら、血圧を下げるという同じ働きをするのがおもしろい。病態を改善する方法は、ただ一通りではないんだな。
これらを同時に使えばどうなるだろう。特にどれがが効いたかは分からなくなるが、相乗的な効果が生じる可能性もあると思う。

ある女性患者に、液体マグネシウム、CBDオイル、有機ゲルマニウムを勧めたところ、体調不良が改善した。
よかった。どれが効いたか分からないが、臨床は結果がすべて。治らなければ患者は満足してくれない。「理屈上はこのサプリが効くはずなんだけどなぁ」は通じない。とにかく、結果が出てよかった。
この話には続きがある。
この女性患者は愛犬家で、小型犬を3匹飼っている。どの3匹も何かしらの不調がある。マグネシウム、CBDオイル、有機ゲルマニウムの効果を実感した彼女は、きっと犬にもいいに違いないと直感し、これらをエサに混ぜて摂らせてみることにした。
「マグネシウムはエサに5滴ほど垂らします。CBDオイルはスプーンに2滴ほど垂らして、それをごま油で薄めて、それを3匹それぞれのエサに分けて与えます。有機ゲルマニウムはごく少量の粉末をそれぞれのエサに振りかけます。
そういうふうに摂らせて2か月が経って、みんな明らかに元気になってきました。
あるメスの1匹は、この2年間散歩に全然出ようとしなかったんです。抱っこしてハーネスをつけようとすると怒ります。獣医に連れて行って血液検査したり何やかんやいろいろ検査しても、原因はよく分かりませんでした。「数値や検査に出ない痛みとかがあるのかもね」って獣医に言われました。
でも最近、散歩に行けるようになったんです!抱き上げてハーネスつけても怒らないし、玄関の段差をちゃんと降りて。全然散歩を嫌がらないんです。2年間散歩に行けなかった子が、散歩に行けるようになったんですよ?本当に驚きました。
もう一人、オスの子がいて、子犬のときからてんかんの持病があって、ときどき発作がありました。でも、てんかんが全然出なくなりました。月に何回かはけいれんしていたのに、ここ2か月まったく出ていないというのは、いつもにないことです。
あと、もう一人オスの子がいて、この子は食欲にむらがあって、ご飯を全然食べないこともありました。でもそういうことがなくなって、今は安定して食欲があります。
あ、そうそう。散歩に行かなかったメスの子なんですが、歯の異常があります。左上の奥に乳歯が一本残っていて。そのせいで歯周病があって、エサを食べるとき、右でしか噛まないんですね。痛みを避けてるんだと思います。でもそれがいつのまにか、ちゃんと両方で噛むようになっているんです。
マグネシウムが効いたのか、CBDオイルが効いたのか、ゲルマニウムが効いたのか、何が効いたのかわからないんですが、とにかく、ワンちゃんはみんな元気になりました」

そう、確かに何が効いたのか分からない。
ちなみに、てんかんに対しても、マグネシウム、CBDオイル、有機ゲルマニウム、すべて有効性を示すエビデンスがある。ここでもやはり、これらは薬効的に似ている。
動物にはプラセボは一切通じない。人間なら「高価なサプリなんだから」とか「毎日わざわざ飲んでるんだから」という意識が暗示になって薬効を発揮することもあり得るが、動物相手にそういう効果は期待できない。獣医の世界は、その点人間相手の医療よりシビアである。
逆にいうと、動物で効いたということは、本 当 に 効 い た、ということである。

 

有機ゲルマニウムと感染症

2020.11.2

40代女性。10月14日、オンラインにて診察。
「私、コロナかもしれません。
7月末頃に鼻水と鼻づまり、のどの痛みが出て、最初は夏風邪かなと思ったんですね。葛根湯を飲んで、症状は一時的に治まりました。でもその後、咳と痰、37度前後の微熱が出るようになって、それが延々続いています。10月初旬から咳と痰がますますひどくなって、ときどき38度台の熱も出るようになって、それで心配になって受診しました。
病院へ行かないといけないのは分かっています。でも、行くとPCR検査を受けることになって、もし陽性なら主人の仕事とか子供の学校生活とか、あらゆる方面に影響が出てしまいます。
PCR検査は風邪でも何でも陽性になる可能性がある、ということは知っています。先生のツイッターで知りました。だからこそ、病院には行きたくないんです。どうすればいいか、途方に暮れています」

この女性が「コロナではないか」との不安からすぐさま病院に直行しなかったのは賢明だった。仮にコロナ陽性の診断が出たところで、ご自身(およびその家族)が様々な制約や差別を受けるだけのこと。メリットは何一つない。
情報ソースがテレビだけの人はいまだにコロナを真剣に恐れているが、ネットからも情報を集めている人は、PCR検査の偽陽性率の高さなど、テレビで言わないコロナの裏事情を知っている。
PCR検査は、設定次第である。Ct値(遺伝子の増幅回数)が35サイクル以上だと何でも陽性になる。アメリカのPCR検査の標準は42~45サイクルである。つまり、何をPCR検査にかけても”コロナ陽性”である。パパイヤだろうがウズラだろうがヤギだろうが、何でも陽性になる。ファウチはこのことを少なくとも7月の時点で知っていた。つまり、世間が騒ぎ立てている”コロナ・パンデミック”なるものは、完全にデタラメであることを知っていた。
だから上記の女性が、コロナ感染を恐れる心配はない。
しかし長らく続く咳、痰の症状について心配するのは、もっともなことだ。さらに細かく問診してみよう。

「もともとの持病として15年来のリウマチがあります。ステロイドを内服したり関節に注射したりする治療を受けていて、さらにエンブレル(分子標的治療薬。TNF(腫瘍壊死因子)を阻害することで抗炎症作用を発揮する)を1週間に1本、自己注射しています。
去年9月、まだコロナが流行る前でしたが、ひどい肺炎にかかって入院しました。ステロイド1日10㎎を2週間飲んで治りました。その後、11月に医師から喘息の診断を受け、シムビコートを1日7回ほど吸入しています」
話がここに至って、僕はむしろ安心した。原因がすっかり判明したからである。原因が分かれば、治療への方針も立つ。

そもそもリウマチとはどういう病気か。
西洋医学的には「関節滑膜に発現しているシトルリン化タンパクに対する自己抗体を生じる疾患」ということになっている。ややこしい表現だが、言っているのは要するに、”免疫の異常”という主張である。従って治療は「免疫系の働きを抑えてやればいい」となって、ステロイドやエンブレルなどが投与されることになる。
人間に免疫系が備わっているのは偶然ではない。この免疫系を敵と見なし、その自然な働きを無理やり抑えようというのだから、当然副作用は多い。
・ステロイド服用者では皮膚癌(扁平上皮癌、基底細胞癌)や血液癌(非ホジキンリンパ腫)の発生率が高くなる。
https://www.webmd.com/cancer/lymphoma/news/20040504/steroids-increase-skin-cancer-risk#1
・エンブレルは”腫瘍壊死因子(TNF)阻害薬”なのだから当然癌の発生率が上昇する。たとえば血液癌のリスクが上がる。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4201718/
・感染症の発生率が上がるのも当然で、これは薬の添付文書にも書いてあるから、気になる人は「プレドニン 添付文書」「エタネルセプト 添付文書」などで検索するといい。これらの薬がどれだけ副作用の多い恐ろしい薬であるかが分かるだろう。
本来医者は薬の処方前に起こり得る副作用について、患者に説明する義務がある。患者のほうには、医者に質問する権利がある。患者に何も説明せずに「お薬出しておきますねー」で済ませるのは本来あってはいけないし、そこを咎めず、はいはいと黙って医者の言われるがままに薬を飲む患者も、権利の上に眠る愚か者である。
「薬の副作用のせいでこんなひどい目にあった!」などと患者が医者を批判する。しかしそれは、冷たいことを言うようだけど、患者の側に甘えがあったせいだとも言える。少なくとも、「すべて医者の責任だ!」で片づけてはいけない。副作用の悲劇は、説明の労を省いた医者、説明を求めなかった患者、両者の共犯のもとに生まれる。
だから皆さん、「医者がいいようにしてくれるだろう」と思考停止して、医者の言うがままになっちゃいけないよ。薬のメリットもデメリットも、享受するのはすべて自分の体なのだから、自分が飲む薬について医者にしっかり説明を求めよう。

さて、上記患者である。長引く咳や痰は、薬(ステロイド、エンブレル、シムビコート)による免疫低下から何らかの感染症を来たし、その症状だと考えるのが筋が通っている。
ある症状について、その原因が分かっているとき、その治療は、まず何よりも、”原因の除去”であるべきだ。しかし臨床ではそう簡単に行かないことが多い。
たとえばベンゾジアゼピン系の抗不安薬・睡眠薬にドハマりしている人が、不安感を訴えているとする。これはベンゾに対する耐性がつき、相対的に薬効が不足したせいで生じる不安感である。「薬が原因の症状だから、まずは原因薬剤の除去だ!」と一気にベンゾを抜いては、患者は地獄を見ることになる。
この人の場合も、免疫抑制剤の副作用による感染症なのだから薬を一気に抜きたいところだが、そうするとリウマチや喘息症状の再燃など、苦しい思いをすることは目に見えている。
そこで、まずは、”体づくり”からである。食事指導(精製糖質、小麦、乳製品を控える)や生活習慣の指導をし、必要に応じてサプリなどの栄養素を勧める。リウマチや喘息には、なんといっても有機ゲルマニウムである。普段の健康維持のためなら、ゲルマニウムパウダー2gを1週間で使うくらいでいい。しかし今は感染症の真っただ中にあるから、2gを3日で使い切るくらいのペースで服用するように勧めた。

2週間後。やはりオンライン受診。液晶画面の向こう側にいる女性が語る。
「びっくりしました。熱が下がり、咳と痰が減りました。もう、極端に減りました。
これまで、朝起きて昼までに何度も数えきれないくらいに痰が出てたんです。だいたい5分に1回くらいのペースで、のどに気持ち悪い痰が上がってきて。
でも今は、完全になくなったわけではないけど、お昼ぐらいにふと、”あ、そういえば今日は一回も痰が出てないな。咳もなくなったな”って感じです。
あと、何だか全体的に元気が出てきました。朝起きたときから、何というか、活力がわいてる感じです。
便通は、もともと便秘ではなく、むしろ下痢気味のほうなんですが、ゲルマニウム飲みだしてから、普通便に近くなりました。腸をよくする働きもあるのですか?
エンブレルを1週間に1本のペースで打つよう言われているのですが、打っていません。何というか、今のところそんなに痛くないので。
前々から生物学的製剤はやめたいと思っていました。副作用が怖いですし。でも”やめたらひどい目に合うよ”って主治医に言われてて、仕方なく続けています。ゲルマニウム、リウマチにも効くのなら、薬をやめられますか?
あとこれは前回診察時に言うのを忘れてたんですが、私、あちこちに内出血みたいなあざがあるんです。すねをぶつければできるようなあざが、どこにぶつけたわけでもないのに、あちこちにあります。でもゲルマニウムを飲み始めてから、そのあざがなくなりました。腕や足にあったあざが、ゲルマニウムを飲み始めて1週間で消えました。こんな効果は期待していませんでした。
咳と痰が減って本当に助かっています。今やコロナのせいで、電車とかで咳をするだけで犯罪者みたいな目で周囲から見られますよね。そんななか、咳をせずに澄ました顔でいられるのは本当にありがたいです。
先日、子供の授業参観に行ってきました。咳のせいで気が引ける思いをすることもありませんでした」

 

有機ゲルマニウムとリウマチ

2020.10.29

70代女性。
重度のリウマチで、歩くにも杖が必要。診察室に入ってくる様子も痛々しい。
「3年ほどリウマチを患っています。薬はたくさん飲んでいます。ステロイドから始まって、サラゾスルファピリジン、免疫抑制剤のシクロスポリン、あと糖尿病だということで、ジャディアンスも飲み始めました。
糖質制限をしたり、プロテインや鉄剤などのサプリを飲み始めて半年経ちますが、改善しません。ネットで情報を探していくなかで、先生のことを知りました」

採血すると白血球12000と高値、さらに分画は好中球91.5%、リンパ球5.4%と圧倒的な交感神経優位で、リウマチ患者の典型的な所見だった。こういう人が糖質制限すると、ますます交感神経が興奮する。「お米くらいは食べていいですよ」
「え、でも最近糖尿病の気まで出てきて、糖質は絶対ダメだと思ってて」
「糖尿病は薬の副作用じゃないかな。ステロイドで血糖値が上がるし、シクロスポリンでインスリンが出にくくなるし」
そう、西洋医療によくある”モグラ叩き”である。治療のために飲み始めた薬で、別の症状が現れ、その症状に対してまた薬を処方する。薬がどんどん増えていく仕組みになっていて、笑っているのは製薬会社だけ。患者は副作用の連鎖に苦しむことになる。
この人の場合、ジャディアンスを飲み続ければ、ステロイドや免疫抑制剤の副作用もあいまって、尿路感染症やカンジダ膣炎などにかかるだろう。そうなれば今度は抗生剤が出て、腸内細菌叢が乱れ、ますます体調を崩す。
まず、もとを断たねばならない。ぜひとも薬を減らしたい。理想的には、やめたい。しかし急な断薬は体がびっくりするから、各種ビタミンやミネラル、有機ゲルマニウムを補給しつつ、体を作っていきながら、ゆっくり減らすように指導する。

「減らすと言ってもね、それは私にはなかなか難しいんです。いや、体のこともありますが、それ以上に、リウマチを見てもらっている主治医との関係でね。
私は高知の田舎に住んでいます。主治医は栄養療法なんてまったく知らない、ガチガチの西洋療法の人で、そういう人に薬をやめたいとか減らしたいとか言うことが、先生、どれほど勇気のいることか、わかりますか?都会ならいいでしょう。栄養療法でも何でも、いろんな治療法をしている医者がたくさんいて、患者には選択の自由がある。でも私のような田舎住まいで、近所に病院がひとつだけ、というような地域で、その先生のご機嫌を損ねたとしたら、と思うと、出される薬をありがたく頂戴して黙って飲み続けるしかないんです。自分の希望を医者に伝えるという、ただそれだけのことが、ものすごく難しいんです」
なるほど、地域なりの事情があるんだね。しかし、根本治療のためには減薬は必須。「薬こそが、むしろ病気の悪化要因」という認識がない医者の言うがままに従っていては、治る病気も治らないだろう。
主治医に自分の意思を伝える勇気がないのなら、別の勇気を持つことである。つまり、自己判断で薬を少しずつ減らす。これしかない。不安があれば僕に聞いてくれたらいい。オンライン診療も当たり前の時代である。地理的距離の制約に縛られる必要はない。
「高知ということですけど、海寄り?山寄り?」
「海の近くです。家の目の前に太平洋が広がっていて、きれいな砂浜があります」
これはすばらしい。都会にはない最高の環境だ。
不朽の名著『家庭でできる自然療法』(東条百合子著)に、砂浴(砂療法)が紹介してある。方法は簡単で、「砂に埋まる」。これだけ。これだけで、癌などの難病にも大いに有効だという。
本当?と信じられない人もいるだろう。そういう人は、実際にやってみるといい。砂に体を埋めていると、体のあちこちの血流や鼓動を感じるだろう。代謝が高まり、デトックスが始まっている証拠である。砂に含まれている不思議な力が、体内の毒を吸い出してくれる。
非科学的だと言われようが、効くものは効く。
「理想的には、裸になって砂に埋もれたほうがデトックス効果は高いです。でもさすがに裸はちょっと人目があるでしょうから、薄着でされてもいいし、何なら砂浜に座って、足首までを砂に埋めておく、それだけでも充分効きます」

半年後。
「最初にここに伺って、もう半年が経ちました。薬を減らしたときは大変でした。あちこちの関節が痛くて。でも薄皮をはぐように、少しずつ体が楽になってきました。
今も関節の痛みはあります。それでも、半年前とは比較にならないほど回復しました。
何が一番効いたのか?薬をやめたこと、有機ゲルマニウム、砂療法。いろいろあると思います。ひとつに絞れません(笑)
毎日浜辺を散歩しています。最初は、靴の中に砂が入りませんでした。でも今は、砂が入ります。何を言っているか分かりますか?足のむくみがすっかりなくなったんです。半年前の私の足はパンパンで、靴と足の隙間に砂さえ入らなかったんです。それが、今はむくみが完全になくなりました。
痛みのせいで、私は何もできませんでした。歩くことはもちろん、寝がえりを打つことさえできませんでした。でも今はできます。晩酌にビールを1缶だけ飲むのですが、プルトップを開けることもできます。
人に言えば、何を当たり前のことを、と言われるかもしれません。でも、私にはそれがすごくうれしいんです。靴に砂が入るとか、そういうさりげないことに、回復をしみじみ実感します。

先生、ちょっと個人的な話をしてもいいですか。私、高校を卒業してすぐに上京して、50年ほど東京で暮らしました。ずっと高知に帰りたいと思っていました。3年前に念願叶って故郷に戻りましたが、すぐにリウマチを発症し、病院にかかっても治らず、症状は悪化の一途でした。高知に戻ったのは、静かな晩年を過ごしたかったからなのに、痛みのせいで何もできない。みじめで、本当につらかった。
今、痛みがなくなったおかげで、きちんと自分の時間を過ごせています。散歩して、日光浴して、本読んだりパズル解いたり。
終活っていうのかな。実家にある母の古い日記を見て、私がどんなふうに生まれ育ったか、改めて振り返ったりしています。
先日、ホームセンターで長いホースを買って、それで庭の花に水をやりました。何だかすごく、幸せを感じました。『そう、私はこういう時間を過ごしたくて、東京から故郷に戻ってきたんだ』と思いました。
できることが減っていく年齢だと思います。でも私は、この半年で、できることがどんどん増えたんです。痛みに苦しんでいた半年前が嘘のようです。
本当に感謝しているのですが、この気持ちが、私がどれほどうれしいか、言葉でうまく伝わったでしょうか」

 

有機ゲルマニウムと癌

2020.10.28

【症例】80代男性
【現病歴】
息子が語る。
「2年前に腎臓癌を発症しました。抗癌剤や手術を避け、食事の改善などで様子を見ていましたが、癌は特に小さくなるわけでもなく、親父も弱気になっていました。そこに主治医からオプジーボを勧められ、治療を受けることになりました。5回やりましたが、受けるたびに元気がなくなりました。食欲がなくなり、ついには水を飲むのも困難になりました。
5回目をやったのがつい2か月前です。でもいまだに吐き気がして、食事もほとんど摂れず、やせ衰えています。
副作用については、主治医から事前に聞いてはいました。免疫系が乱れたり、食欲が低下する可能性は聞いていました。しかしこれほどまでとは、という印象です。治療前にはご飯が食べれていて、それなりに元気でした。その落差を思うと、治療を受けたことが果たしてよかったのかどうか。。。
癌が胸椎に転移していて、それが神経を圧迫して、足の力が入らないときがあります。
もう末期ということになるでしょうが、本人は生きたいと思っています。だからこそ、オプジーボ治療も受けたんです。だいたいぐったりしていますが、それでも多少調子のいいときには歩行訓練さえします。生きる気まんまんなんです。
何とかできることはないでしょうか」

転移を伴う腎細胞癌。ステージⅣで、まず末期と言って差し支えない。
オプジーボは日本人の開発者がノーベル賞を受賞したことで話題になったが、その薬価の高さでも話題になった。値段は販売当初よりは安くなったものの、1クールをフルで受けると、1千万円以上はかかる(75歳以上の高齢者は1割負担)。
「日本の医療財政が破綻しかねない」と言われるほど高価な薬だが、果たしてその価格に見合うだけの効果があるのだろうか?
上記の患者の様子を見ていると、”夢の新薬”とはなかなか言い難いようだ。

さて、どうしたものか。
癌専門医の定義からははずれるだろうが、個人的には、この患者は末期ではないと考えたい。末期というのは、生きる気力を失った状態のことを言う。「もう人生はいい。できれば安楽死させて欲しい。それが叶わないなら、せめて痛み止めで苦痛をなくして欲しい」そういうのが末期患者である。
その点、この人は食事が摂れなくて弱っているだけである。残った体力で歩行訓練までしようとする。生きることへの熱意を失っていない。なるほど、すでに遠隔転移があって癌の病勢は否み難いが、僕の定義では末期ではない。
ぜひ、この熱意に応えたい。
さて、どうしたものか。

まず、何をおいても有機ゲルマニウムである。「万病に効くゲルマニウム」ではあるが、浅井一彦先生は自身の開発したアサイゲルマニウムを、何より、癌の特効薬であると自負しておられた。自著『ゲルマニウム讃歌』にこうある。
「アサイゲルマニウムは癌治療に欠くことのできないものである。良性腫瘍は言うまでもなく、悪性腫瘍によるすべての難病に必要である。ただし、癌と診断がつき次第、早ければ早いほど、その効果も大である。
特に癌の場合、一番悩まされるのは癌末期特有の”苦しみ”である。この苦痛をやわらげるために、多くは痛み止めを打ち続ける。この”癌の苦悶”を救ってくれるものは、アサイゲルマニウム以外にない。
例えば64歳男性。余命6か月と医師から診断された肺癌患者だったが、アサイゲルマニウムを服用し始めたところ、6か月も過ぎ、途中、風邪をひいて「今度はダメか」と心配させられたが、一年を生き抜き、主治医から「生きているのが不思議だ」と言われたケースがある。
この患者は結局ゲルマニウム服用開始から1年7か月目に夏風邪をこじらせて喘息発作を起こし亡くなったが、そのときも苦しみがなかった。”いっときは主人が病人であることさえ忘れさせてくれました”と家族の方から感謝された」
なぜ効くのか。そのメカニズムについてもよく研究されている。ゲルマニウムによってインターフェロン産生が亢進し、NK細胞やマクロファージが活性化することによるのだが、このあたりについてはここでは触れない。

さらに、痛みと来ればCBDオイルである。理想的には、THC入りのフルスペクトラムならアントラージュ効果から抗癌作用を期待できるが、日本では法律の縛りがあるから仕方ない。しかし普通のCBDオイルだけでも、癌転移巣の痛みの緩和に一定の効果が期待できる。
その他、ベンフォチアミン、マグネシウム、ケイ素あたりをお出しした。

1か月後、来院。
やはり、息子さんが語る。
「当初は粉のゲルマニウムを飲むことさえ、難しかったんです。最初は水にといて、それをかろうじて一口、という具合から飲み始めました。
すると日ごとに吐き気が治まってきて、食事が食べれるようになってきました。食べるペースも、細々と少しずつしか食べられなかったのが、今は普通に食べれています。当初は嚥下が悪くてサプリも飲めなかったのですが、飲めるようになりました。
ゲルマニウムは1日2gだったのですが、4gに増やそうかと思っています。
便通もよくなってきました。薬で無理やり排便するような具合だったのが、今は自然と出ています。
でも背中の転移巣については、神経の圧迫のせいで、歩行の具合はよくありません。痛みはありますが、トラムセット(鎮痛薬)とCBDオイルを併用してコントロールしています。
ただ、この1か月、調子ははっきり上向きです」

1千万円のオプジーボは、投与を受けるたびにどんどん弱っていった。
しかしゲルマニウムは、飲むたびごとに、どんどん元気になっていった。
もう答えは出たんじゃないかな。
1千万円だろうが1億円だろうが、抗癌剤というのは結局のところ、単なる、”値段の高い毒薬”なのよ。

 

過眠とゲルマニウム

2020.10.25

【症例】13歳男児 10月7日オンライン受診。母親が語る。
「日中の眠気がひどいんです。もう、起きた瞬間から眠く、何とか無理やり起こしてご飯食べさせて学校に行かせますが、通学途中、駅のベンチで電車を待ちながらそのまま寝てしまい、遅刻することがあります。
授業中も寝てしまいます。本人は眠るまいと頑張っています。だから机にうつ伏せになるとか、完全に”寝る姿勢”にはなりません。それでも、猛烈な睡魔に襲われて、かくん、と落ちてしまうような格好です。
学校での人間関係にはトラブルはありません。ただ、高校生の兄のささいな一言で激高することがあります。そのせいで昨夜もなかなか寝付けず、布団の中でずっと文句を言っていました。こういう怒りの感情にとらわれることが最近多いように思います。
勉強面では英語が苦手です。社会や地理なども興味がありませんが、理科や数学などはよくできます。
以前、私を診察して頂いた際に、私にゲルマニウムをお勧め頂きました。この子にも飲ませたところ、「何だか体調がいい気がする」と言っていました。でもストックが切れたので、今は飲んでいません」
猛烈な眠気を主訴とする患者である。
まず確認したいのは、夜きちんと寝れているか。寝ているとしても、睡眠の質はどうか。中途覚醒が多かったり夢が多かったりしないか。
あと、食事も大切。甘いものとか好きだったりしませんか?
「小学校のときは”炭水化物で生きている”ような時期がありました。偏食です。野菜嫌いで肉も魚もそんなに好きじゃなくて。でも最近成長期になってから、体が欲するせいか、野菜も肉も食べるようになりました。
甘いもの、お砂糖菓子の類は昔から一貫して好きです。小麦も好きで、朝はパンと決まっています。乳製品も好きです。牛乳、チーズ、ヨーグルト。なんでも食べます」
うむ、このあたりは改善の余地がありそうだ。精製した砂糖、小麦、乳製品。全部やめることが理想だけど、それはきっと難しいだろうな。せめて今食べてる量の半分にしてみよう。
あと有機ゲルマニウムがいい感じのようだから希望通り飲んでもらおう。夜の睡眠は「ちょっとした物音で目を覚ます」という。浅い眠りのようだから自律神経を整えるためにCBDオイルをごく少量摂ってもいかもしれない。あと、知育にはタラ肝油が喜ばれるかも。ゲルマニウムと合わせて使うと成績アップに貢献するだろう。睡眠異常の背景には何らかの毒物(農薬、添加物、重金属など)が遠因になってる可能性もあるから、デトックスとしてメチルガード(Thorne Research社のサプリ)も飲んでおこうかな。
11月18日再診。
「すごくよくなったんですが、また悪くなってしまって。いや、本当に、すばらしく効いたんです。でも今はよくないです。どういうことか、説明しますね。
サプリを飲み始めてから、猛烈な眠気がすっかりなくなって、授業もきちんと聞けるようになりました。それだけでもありがたいのですが、うれしいことに、性格まで穏やかになりました。兄の一言にキレることがなくなって、それどころか、家族団欒の夕食のときに会話に加わるようにさえなりました。以前は黙って家族の話を聞いているだけの子供だったんです。
もともと穏やかな子だということは知っていました。好きな知識をペラペラしゃべったり一人で何かに取り組むようなことが多かったのですが、最近は兄と仲良く遊ぶ姿もよく目にして、母として本当にうれしく思っていました。
一度改善してまた悪化した原因は分かっています。ゲルマニウムが切れて、2週間ほど飲んでいなかったからです。そうするとやはり、元通りになりました。授業中の居眠りがまた始まり、兄とささいなことでケンカするようになり。
10月は甘いものもよく我慢していたと思います。でも最近は下校時にお菓子やジュースを買い食いしているようです。ただ、たとえばジュースを飲むにしても炭酸飲料ではなくて果汁100%のものにしたり、本人も一応気を遣っているようなので、特に強く注意はしていません。
味やにおいに敏感な子なので、サプリはカプセル越しにでもにおいを感じるようで、飲むのを嫌がります。タラ肝油も、なんとか頑張って飲んでいるという感じです。
ゲルマニウムをやめて確かに悪化したのですが、9月以前ほど悪くなっていないのは、まがりなりにもこういうサプリを続けているおかげかなと思います」
浅井一彦著『ゲルマニウムと私』のなかに、こんなエピソードが出てくる(227ページ)。
ゲルマニウムが「万病に効く」ことを聞きつけた14歳男児、持病の喘息治療のためにゲルマニウムの服用を開始した。喘息が軽快したのはわざわざ断るまでもなく想定内のことだから、ここでは特記しない。ただ、思いもしないうれしい副産物があった。この男児、数学が大の苦手だった。40点50点は当たり前、自他ともに認める赤点常習者だった。そんな彼がある定期テストで、通常の彼にはあり得ないことだが、満点をとった。数学教師はわが目を疑った。「よく頑張ったな」などとは思わない。「どうやってカンニングしたのか」をまず考えたこの教師を、「生徒の努力を信じられないのか」と責めるのはやや酷だろう。それほど急激な得点アップだったのだ。
ゲルマニウムは脳に多くの酸素を供給する。これにより論理的思考力が高まり、結果、数学で満点をとれたわけだ。上記症例の眠気改善も、脳への酸素供給によるものだろう。おそらく成績アップにもつながるはずだから、頑張って勉強してね。

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