2025年11月

2025年

ゲルマニウム臨床報告会

2025.11.26

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今、僕が強く思うことは、何とかして自閉症を治せないか、ということです。ゲルマニウムがそのための有力な武器であることはもちろんです。しかし、こういうゲルマ臨床報告会の場で言うことでもないですが、それ以外の手段を併用してもいいと思っているし、ゲルマ以上に有効なサプリなり栄養素なりがあるのであれば、そっちに鞍替えしてもいいと思っている。僕は別に、ゲルマ教の信者というわけではないので。現状、ゲルマ以上に効果があるものはありませんが、とにかく、僕としてはゲルマにこだわることなく、とにかく自閉症を治したい、発達障害を何とかして治せないか、この一事を思っています。
それから、そもそもですが「自閉症を治す」とは何なのか。
自閉症の一症状、たとえば癇癪(感情爆発)を治すことができれば、それは自閉症改善への一歩だと思います。

 

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言葉の理解が乏しい9歳男児が、しょっちゅう癇癪を起こすので、学校の担任もお母さんも困っている。この子がゲルマニウムを飲み始めた。すると、その2か月後。

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感情を爆発することがなくなった。それどころか、自主的に公文に取り組むようになった。お母さんはとても驚きました。「こんなの、あり得ない変化です」と。
癇癪が見事に治ったわけです。
ゲルマは一般に、若ければ若いほど効果が出るのが早いし、その有効性も顕著です。しかし、成人にももちろん効きます。

 

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ワクチン後遺症を主訴に来院した37歳女性ですが、この方にゲルマを処方した。その3か月後、予想外の効果がありました。

 

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この方は、自分のことをいわば「キレキャラ」だと思っていた。自分の思い通りにいかないと、親相手ならペットボトルを投げつけてブチ切れたり、仕事でうまくいかないと周囲に当たり散らしたりする人だった。しかし、ゲルマを飲み始めて3か月、そういう衝動が自分の中から消えていることに気付いた。もともとADHDの診断で、コンサータやインチュニブを飲んだことがある人で、その効果も実感している。しかし、「体に悪いからできるだけ飲みたくない」という人だった。まさか、処方薬ではない、アサイゲルマニウムというサプリで癇癪が治ったものだから、本人にとっても驚きだったという症例です。

 

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クスリで無理やり鎮静をかけたわけではありません。ゲルマは、もっと深いところ、自閉症の根本、脳の情報処理の特性に対して作用したと思われます。
もうひとつ、こんな事例があります。

 

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言葉は単語しか話せない6歳男児で、思い通りにいかないと足を踏み鳴らしてキレたり、外に飛び出してしまう。排便のコントロールにも困っている。ゲルマを飲んで、2カ月で効果が見えてきました。

 

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ひとつ、お母さんがおもしろいことを言っていました。「ちゃんと怖がるようになった」と言うんですね。

 

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たとえば、以前はジェットコースターに乗っても平気だった。でも、そういう絶叫マシンを怖がるようになったというんですね。
これは決して退行ではありません。この子は明確に発達の段階を進んでいます。

 

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自閉症では、高所や車を恐れない、痛みへの反応が薄いという性格特性があります。「危険認知が弱い」ということです。この特性が、ゲルマを数か月飲むことで、着実に改善している。「ちゃんと怖がるべきものを、怖がるようになった」ということです。

自閉症をどうすれば治せるか。現状、「こうやれば治る」という絶対の一手はありません。それをぜひとも見つけたいと思っているのですが、僕も研究している最中です。しかし、「これをやると自閉症が悪化する」というのは分かっています。それは、ワクチンです。

 

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「生後30日以内にB型肝炎ワクチンを接種した児」と「生後30日以降に接種した児あるいは非接種の児」の自閉症の発症率を比較すると、前者は後者よりも自閉症の発症率が1135%高かった。あまりにもあからさまな数字が出てしまったため、研究を主導したCDCは社会的インパクトを考慮して、因果関係が見えないようにして公表した。かつてはそんな捏造が平気で行われていたわけです。

 

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しかし、今は時代は変わりました。保健長官にケネディが就任し、トランプ大統領はMAHA(Make America Healthy Again「アメリカを再び健康に」)を標榜している。かつては1万人に1人だった自閉症が、30人に1人が罹患しているというこの状況を本気で改善しようと思っていて、自閉症の根本解決に取り組み始めた。
今年9月にマスコミを前にした記者会見で、自閉症の原因として、タイレノール(解熱薬)に言及があったことは、僕にも意外だった。
たとえば、こんな流れがあります。

 

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ワクチンを打つと発熱することが多い。特に3種混合とか5種混合とかだと、発熱は高頻度で起こる。そこで、解熱薬の出番です。「熱が出て可哀そうに」という親心がアダになり、いよいよ本当に自閉症になってしまうという流れです。

 

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シュテファン・シュルツという研究者がいます。我が子のネイサンが生後13か月のとき、泣いて嫌がる我が子を押さえつけて、MMRワクチンを打った。看護師から「接種部位が痛むので、4時間おきに飲ませてください」とアセトアミノフェンの甘い液体を渡された。不必要な痛みを与えたくない親心から、律儀にそれを実行した。
「それは私が人生でした全ての行為の中で、最大の愚行だった。解熱薬を飲ませても、ネイサンの体調はよくならない。それで医者に連れて行くと、「よくあることです。今まで通り、アセトアミノフェンをしっかり飲ませてください」というので、私は与え続けた。
ネイサンはずっと不機嫌で、泣き叫び、ひどい下痢をした。やがて、腹部にははしかの発疹が出てきた。気の毒に思って、私はますますアセトアミノフェンを飲ませ続けた。
ワクチン接種から3か月後、ネイサンがしゃべらないことに気付いた。
椅子から降りたそうにそぶりをしたので、私は「『ジュース』と言えば降ろしてあげるよ」と言った。生後13か月の時点で、ネイサンは10個ほどの言葉を話すことができた。『ジュース』もそのひとつで、話そうと思えば話せる言葉だと思った。でも、しゃべろうとしない。意地を張っているのだと思って、私も負けまいとして椅子から降ろしてやらなかった。それで、ネイサンは30分以上も泣き続けた。
今になって、私はたまらない気持ちになる。彼は意地を張っていたのではない。すでに言語能力を失っていたのだ。
そう、それは私の知るネイサンではなかった。おもちゃを見ても手に取ることもない。公園に行っても遊具に興味も示さない。ワクチン接種と解熱薬により、私の知るネイサンはどこかに行ってしまったのだった」
(『My Quest for Nathan』 Stephen Schultz著 )

この人は研究者だった。それで、なんとかして息子の自閉症を治したいと考えた。なぜワクチンがよくないのか、また、なぜアセトアミノフェンがよくないのか。そのメカニズムを解明してやろうと心に決めた。どこかに行ってしまったネイサンを取り戻すために。

 

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頭痛、生理痛など、不快な痛みを消すためにアセトアミノフェンを飲む人はたくさんいるでしょう。成人の場合、アセトアミノフェンの60%は肝臓のグルクロン酸抱合で、30%は硫酸抱合で処理されます。残り10%は肝臓のCYP酵素で処理されますが、ここで毒性物質NAPQIが生じます。少量ならグルタチオンで解毒されますが、グルタチオンの貯蔵の少ない小児では解毒しきれず、毒性が出ます。
これらは処理経路ですが、そもそもアセトアミノフェンの解熱鎮痛効果はどのように発揮されるのかというと、

 

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アセトアミノフェンが肝臓で p-アミノフェノールになり、これが酵素FAAHの働きでアラキドン酸と結合し、AM404という物質が生じる。これが解熱鎮痛作用の核心です。AM404がエンドカンナビノイド系のCB1受容体に作用して、鎮痛効果を発揮します。
意外ではありませんか?
エンドカンナビノイド系(ECS)という、大麻とかCBDオイルを語る文脈で出てくるワードが出てきたので、僕は新鮮な驚きを感じました。「ここでこれが出てくるか」と。僕は臨床CBDオイル研究会のボードメンバーでもありますが、アセトアミノフェンの鎮痛作用にCB1受容体が関係していることを、恥ずかしながら知りませんでした。

 

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ECSにはCB1受容体とCB2受容体があって、非常にざっくりいうと、CB1は神経とか気分、CB2は免疫に作用します。
アセトアミノフェンの代謝物AM404は、CB1を刺激することで、ワクチン接種による発熱は解熱するのですが、

 

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あまりにも大量のアセトアミノフェンを飲むと、CB1への過剰刺激が起こり、ECSが混乱します。CB2は本来、免疫のブレーキ役で、過剰な炎症を抑制する作用があるのですが、CB2の機能が低下し、炎症を抑えることができず、慢性的な炎症がくすぶり続けます。特に、小児であれば、CB1の過剰興奮で、神経細胞が適切に成長することができず、それが自閉症の発症につながります

このAM404の分子構造を見て、CBDオイルの作用機序をかじったことがある人なら必ず「アナンダマイドに似ている」と思うはずです。

 

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脳内で生成される内因性カンナビノイドで、幸福感、リラックス効果、記憶力増強、鎮痛作用などがある物質ですが、AM404があるとアナンダマイドが効きにくくなります

 

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細かい機序はともかく、要するに、アセトアミノフェンにより、AM404という物質ができて、このせいで適切な神経発達ができないということです。

それと、もうひとつ。ケネディが記者会見の場で、自閉症治療の有効な手段としてロイコボリンを挙げていました。

 

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ケネディいわく「自閉症児では脳性葉酸欠乏症が起こっているが、これにロイコボリンが有効である」と。
ロイコボリンというのは活性型の合成葉酸のことで、一般名としてはフォリン酸といいます。

 

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1錠1000円。高い!

そもそも葉酸は、食べ物に含まれる天然型では、フォレートという形で入っています。サプリでは、フォリックアシッドという合成の葉酸が使われています。医薬品のフォリアミンも同じで、二分脊椎とか先天奇形を予防するために妊婦に推奨されるけど、これ、妊婦が飲み過ぎると、その子供はアレルギー性鼻炎とか消化管アレルギーになりやすくなる。合成の葉酸は避けたほうがいい。

 

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ケネディの勧めるフォリン酸も合成葉酸には違いないけど、自閉症ではこれが効く。どういうメカニズムかというと、

 

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自閉症児では、葉酸受容体に対する自己抗体ができている。そのせいで、普通の葉酸を細胞内に取り入れることができない。そのせいで、正常な神経発達ができない。しかしフォリン酸は、葉酸受容体を介さないで細胞内に取り込まれるので、脳内に葉酸を届けることができるというわけです。

 

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葉酸はメチレーション(メチル化)の回路を回すのに必須です。メチレーション回路とは、非常にざっくりいうと、ホモシステインの毒性をいかにキャンセルかの回路です。ホモシステインは、動脈硬化、アルツハイマー、自閉症とも関係しています。
メチレーション回路が回ることで、神経伝達物質の合成、DNAのメチル化、ミエリン(神経鞘)形成、免疫調整などが行われますが、葉酸がないとこれがうまくいきません。

さて、上記のように、自閉症はECS異常が原因という説と、葉酸受容体の異常が原因という説、二つの説を紹介しましたが、いったいどっちが正しいのでしょうか。

 

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実際のところ、両者は矛盾せず、両立します。
僕の興味は、これらの説のなかに、どのようにアサイゲルマニウムが絡んでいるか、ということです。

 

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ゲルマニウムは、インフラマソームを抑制するなど、抗炎症作用があることが分かっていますが、自閉症への著効ぶりをみれば、「抗炎症作用」の一言で片づけられるはずがないと思っています。抗炎症作用というだけなら、副腎皮質ステロイドにもバファリンにもある。でもステロイドを飲んで自閉症が治るかというと治るはずがない。だから、ゲルマには、もっと解明されるべき、未だ謎の機序があるはずです。

 

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メカニズムがもっと明らかになれば、ゲルマとCBDオイル、ロイコボリンの併用により、もっと能率的に自閉症を治すことが可能になると思います。
僕は一臨床医なので、研究の分野にまで手を出せませんが、ゲルマ研究所の皆さん、ぜひ頑張ってください(笑)

第2回有機ゲルマニウム研究会臨床報告会を開催いたします。

2025.10.16

当研究会は、中村篤史代表が有機ゲルマニウムの可能性を広げたく発足した研究会です。年に数回のオンラインでの勉強会や学会等での臨床発表に加え、年に一度「臨床報告会」を実施しています。

【開催概要】


【プログラム】

11/23(日)

臨床報告会 13:30〜18:30

座長:矢野信吾 医師(矢野小児科・循環器内科医院 院長)

講演:

  1. 矢野信吾 医師(矢野小児科・循環器内科医院 院長)
  2. 豊福祥生 獣医師(兵庫みなと動物病院 院長)
  3. 久田義也 医師(ぼだい樹クリニック 院長)
  4. 倉増則宏 歯科医師(クラマス歯科 院長)
  5. 中村宜司 博士(株式会社浅井ゲルマニウム研究所 R&Dセンター長)
  6. 中村篤史 医師(ナカムラクリニック 院長)

特別講演:

  1. 麻生 久 医学博士(東北大学 名誉教授)

※講演順は変更になる可能性があります。

懇親会 19:00〜


【参加費用・お申込み】

参加費用およびお申し込みは下記よりご確認ください。

お申込みサイト(Peatex)

留年ぎりぎりの生徒が模試で学年1位になった話

2025.10.9

「この子は知的障害じゃないか」と親御さんから思われていた子が、ゲルマニウムを飲み始めたことをきっかけに、どんどん頭がよくなって、ついにはクラスの優等生になってしまった、みたいな話は親御さんからよく聞くし、過去の記事でも紹介してきた。たとえば、

https://note.com/nakamuraclinic/n/n123607ea3c42

「頭がよくなる」というのは、すごいことだ。それは「筋力が強くなる」とか「背が高くなる」というのとは、次元が異なる変化です。なぜなら、知的能力が高まるということは、根本的に人生を変える変化だから。腕力が強くなったからといって、ガタイがデカくなったからといって、この文明社会ではあまり意味を持たない。しかし知性は、人生を質的に変えます。

 

こういうことは皆さんすでにご存じで、だからこそ、親は我が子が成績優秀であることを望むし、それが達成されたときには大いに喜ぶ。
栄養的な面でいうと、子供を知的に成長させることは、案外簡単です。
たとえば、妊娠したネズミにコリン(神経伝達物質(アセチルコリン)の原料。脳の記憶や情報伝達に関与)を投与する。出産後、その子ネズミの知的能力を測定すると、コリン投与したほうが明らかに頭がいい。逆に、コリン欠乏食をとらせた妊婦ネズミの子供は、知的パフォーマンスが低い。ということは、人間でも同じことが言えるのではないか、ということで以下のような研究が行われた。

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妊娠後期の女性26人を、コリン480mg/日投与群(13人)とコリン930㎎/日投与群に分け、出生後、児の4か月、7か月、10か月、13カ月の時点で情報処理力を調べると、すべての時点で930㎎投与群のほうが優秀だった。
こういう研究を見て、「まぁ、赤ちゃん相手の研究だからね。2歳、3歳と成長するにつれて、そういう有意差は消滅するでしょ」と皆さん思うかもしれない。
そこで研究者は、子供たちが成長して、7歳になった時点で同様の検査をしてみた。すると、

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7歳時点でも、やはり、コリン高用量投与群の妊婦に生まれた子供のほうが優れていた。

 

この研究から何が言えるのか?
いろんな結論の引き出し方があるだろう。単純に「コリンのサプリを飲めば頭がよくなる」という解釈もあれば、「ヒトの知的能力というのは、母親の妊娠中の食事で勝負が決まっている」みたいな決定論的な解釈もあるだろう。しかし僕としては、あまり安易にサプリに頼りたくないし、決定論は嫌いです。
妊婦とその子供を対象にした研究だけど、この研究の主眼は、コリンの知的発育への効果です。研究結果は、妊婦だけではなく、子供にも大人にも成り立つはずです。
要するに、卵を食べればいいんですよ。コリン930㎎を卵でとろうと思ったら卵6個分だけど、そんなにたくさん食べる必要はない。毎日1、2個でいい。それだけでも、「継続は力なり」で、知的発育にプラスになるだろう。

 

あるいは、ビタミンCのIQ上昇効果について以前書いたことがある。
https://note.com/nakamuraclinic/n/n67ff989cf902
大学生がオレンジジュースを毎日飲んだ。たったそれだけのことで、IQが上がった。シンプルながら、説得力のある研究です。

島根県の某病院の精神科で勤務していたとき、IQ検査を受けたことがある。これは、代々この精神科の伝統みたいなもので、新規に入局した医者は全員、IQ検査を受ける。それは、「IQ検査ってこういうものなんだよ」と実際に受けてみる体験的な意義と、精神科の医局長の好奇心(「この新米の知能はどれくらいだろう」)によって行われていたと思う。
測定の結果、WAIS-Ⅲで、僕の動作性IQは110と標準で、言語性IQは130とずば抜けて高かった。検査した心理士が驚いていた。「こんなに高い人は初めてです」と。フフフ、やったぜ諸君。
と誇りたい気持ちがある一方で、しかし、そもそもIQというのは、卵を食べるだけで上がる、あるいはオレンジを食べるだけで上がる。その程度のものです。こんな数字には何の意味もないと思ってるけどね。

 

【症例】15歳男性
【主訴】ネット依存
2025年7月15日初診。お母さんのみ来院
「高1の息子がネット依存です。夜遅くまでオンラインゲームをやっていて、朝起きれないのが続いています。
親の私が言っても聞かないので、訪問カウンセラーを呼んで話し合ったり、いろいろしたけど、全然やめようとしない。ゲームをやりだすと人が変わるようで、中学3年の頃にはゲームを止めようとする私に暴力さえ振るいました。
朝起きれなくて、せめて遅刻でもいいから学校に行ってほしいけど、そのまま休んだりして、担任の先生から「このままじゃ単位が危ない。留年になる」と言われています。さすがに本人もヤバいと思って、一応学校に行くようになりましたが、学校から帰ってくればすぐにゲーム。休日は一日中ゲーム。食事もとらず、ソファーの定位置に座って、動くこともなくずっとゲームしています。
食事は偏食で、甘いものが大好き。小麦とか麺が好きで、小麦がないと不機嫌になる。せめて有機の小麦なら、と思ってオーガニックの麺にすると「おいしくない」と。牛乳も飲むし、ジュースも好き。
身長の割りにすごくやせているので、エネルギー不足は明らかだと思う。
入学当初は、「そもそも行きたい高校じゃなかった」といって、全然勉強しなかった。でも幸いだったのは、友達や先生に恵まれたことです。親しい友人ができて楽しいみたいで、「ちゃんと卒業はしたい」と言っています。
学校は好きだし、勉強への意欲はあると思う。でも、ゲームにハマってしまって、抜け出せない。明日学校があると分かっていても、朝4時までゲームしてしまったり。本人も苦しいと思います。
中学校は特進コースで、1,2年の頃は優秀で、少なくとも半分より上の順位にいました。今、勉強はまだまだやる気がないけれど、欠点とか赤点は回避してる。中学時代の貯金があるので、それで何とかやれてるのかもしれない」

依存症に対する栄養的アプローチとしては、まずナイアシン。
たとえば、アルコール依存にナイアシンが有効であることは、エイブラム・ホッファーが証明済みだし、他にも、甘いもの依存、買い物依存、ギャンブル依存など、依存症全般に有効です。
さらに、CBDオイルも併用したい。欧米には「酒が飲みたいなら大麻を吸っとけ」という俗諺があって、これには確かに科学的な裏付けがあります。「大麻を定期的に服用する人はアルコール依存症にならない」とする研究は数多くあります。

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別に大麻である必要はなくて、CBDオイルでも十分効果があります。
酒に対する欲求というのは、要するに、ドーパミンへの渇望です。ドーパミンへの渇望というのは、依存症の根源で、ここが満たされれば、酒に限らず、病的欲求が全般的に解消されます。ゲームへの欲求も、CBDオイルでいくらか軽減されるだろう。

さらに、オロチン酸リチウムも勧めたい。
飲酒欲求を抑えることはエビデンスがあるし、神経細胞を増殖する作用があるから、知的発育にも大いに効果を発揮するだろう。

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ナイアシン、CBDオイル、オロチン酸リチウムのトリプルブロックでゲーム依存の改善を試みた。
ここにさらにダメ押し、アサイゲルマニウムの服用も勧めた。

 

2025年10月8日再診
「ものすごい変わりようです。ゲームにあれだけ熱中してたのが、平日はほとんどやらなくなりました。私に暴言吐いてまでゲームを手放そうとしなかったことが、今は信じられないくらいです。
でも、タブレットはずっと持ってて、見てるのは変わらないけど、ゲームして人が変わったように暴言吐くなんてことがなくなったので、そういう暴言を聞かなくて済むだけでも、私は楽になりました。
2学期から一日も休まず登校しています。
それから、全然期待してなかったけど、成績がすごいことになりました。もともと勉強はできないほうではなかったけど、ゲームにのめり込んでから、坂道を転げ落ちるように下がっていました。でも8月に受けた外部模試で、学年で1番を取りました。
楽に入れるように、ということで選んだ高校だけど、それでも、学年で1番というのは私もびっくりしました。家であまり勉強してる姿を見せないのですが、授業中に集中して勉強しているようです。
甘いものは、おやつ、ジュース、相変わらずですが、量はずいぶん減りました。
睡眠は12時、遅くとも12時半には寝ます。1時過ぎ、2時過ぎに寝るのが当たり前だったことを思うと、生活リズムはすごく整いました」

 

「息子のネット依存をどうにかして欲しい」というのが、もともとのお母さんの希望だった。そのご要望にお応えしたのはもちろん、学年1位という偉業まで達成したものだから、お母さんから大いに感謝されました。
もちろんうれしいことだけれど、もともとスペックの高い子だったんだろうね。ゲーム依存が解消され、その意欲が勉強に向けば、爆発的に成績が伸びる素地があった。僕がしたことは、ちょっとした助言だけ。「示唆し、導く」のが医者の仕事で、依存症にもがき苦しみ、それを克服し、前を向いて歩いていくのは患者本人ですから。病気の苦しみも、達成感の喜びも、味わう資格があるのは患者だけです。

ワクチン後遺症と痛み

2025.9.28

2025年7月26日に来院した50代男性

「コロナワクチンは2回受けました。2022年2月に1回目を打って1週間ほどして、膝が痛くなりました。肉体労働をしているので、そのせいかなと思いました。2回目を打った翌日、朝、手がこわばって、全身が痛い。近所の内科に行ったけど、「リウマチではない」と。じゃ、何なのかと思って、脳神経内科に行ってMRI撮ったり、大学病院の免疫内科を紹介されて受診したけど、結局「よく分からない」と。「ワクチンのせいではありませんか?」と聞くと、「まぁ、そういうこともあるかもしれませんね」と、特に肯定も否定もしない感じです。
ワクチンが原因であれどうであれ、病院の対処法としては、痛み止めを飲むしかない。それで最初カロナールやロキソニンを試したけど、まったく効かない。トラマドールを飲んで、初めて痛みがマシになった。でもすぐに効かなくなるので、1日4錠飲むようになった。それでも効かなくなって、量がどんどん増えて、今は1回3錠を4回飲む。1日12錠です。それでも痛みが耐えられないときには、1錠とか2錠追加で飲む。「こんなに飲んで、何か副作用とかありませんか」と主治医に聞くと、「仕方ないじゃないですか。他に方法がないんだから」と。

 

痛みは最初、膝から始まりました。いろんなところがどんどん痛くて、あちこちに痛みが移る感じで、肘、手のひら、ふくらはぎ、足先、あちこちが痛みでうずく。「激痛」というわけではないけれど、重い鈍痛がずっと続いて、何とも我慢できない。
最初リウマチかと思った手のこわばりは、日中はマシだけど、夕方から夜にかけてひどくなってくる。朝までばね指が続きます。手を見た感じ、特に何ともないと思われるのですが、自分の感覚としては、ぱんぱんにむくんでいます。
睡眠は、寝つきはいいですが、痛みで起きます。ひどいと5回も起きたりする。起きたり寝たりの繰り返しで、日中はいつも眠たい。
あと、痛み止めの影響でしょうけど、ひどい便秘です。

 

仕事柄、重機やトラックを運転したり、細かい工具を使うのですが、手が不器用になりました。日中の眠気も仕事に影響が出ています。
今までできたことができなくなるなんて、老人じゃあるまいし、なぜこの年でこんなことになったのか。原因としては、ワクチン以外考えられないと思っています。
ワクチン後遺症にいいと言われるもの、たとえば納豆とか、パイナップルのブロメラインとか、ウコンとか、何かと飲んでいます。でも特に効果は感じません」

 

ワクチン接種後の主訴として、痛み(関節痛、筋肉痛、頭痛、腹痛など)は珍しくない。一般的な病院を受診すれば、鎮痛剤を処方されることになる。
僕は、たいていの痛みの根本原因は血流不全だと思っている。特にコロナワクチンを打った後の痛みということなら、体内で産生されたスパイクタンパク(SP)が末梢のあちこちで血流不全を起こすことで痛みが惹起されていると考えます。
だから、「血の巡りをよくすること」は、総じて治療効果を持つはずです。体を動かして汗をかいたり、アーシングしたり、適度に酒を飲んだり(効果は一時的ですが)、SPを分解する食材を摂ったり、というのを意識的に試してみてください。
僕のほうからお出しするものとして、まずは、漢方とゲルマニウムを飲んでみましょうか。それでいったん様子を見てください。

 

2025年8月23日再診
「飲み始めて2週間ほどして、夜の足の痛みが少し楽になりました。でも正直、それだけですね。まだ全然痛いです。夜に痛みで起きることは、5回起きるなんてことはなくなりましたが、まだ3回とか起きるし、痛み止めは欠かせません」

 

まぁ想定内のことではある。漢方やゲルマが著効して、これだけでずいぶん改善する人がいるので、まずはこれで様子を見たけれど、まだまだ症状がひどいということなら、二の矢三の矢が控えている。
じゃ今日はDMSOをオススメします。DMSOというのは、ジメチルサルフオキシドの頭文字で、何だかいかにも化学物質という名前で、体に悪そうだけど、副作用はほぼありません。ビタミンCと同じぐらいの安全性が確立されています。経口はもちろん、点滴とか筋注で直接注射してもいいぐらいです。効果としては、抗炎症、鎮痛、抗凝固がメインで、血の巡りをよくすることで、いろんな症状に効きます。
注意点としては、ちょっと独特のにおいがあります。ニンニクでも玉ねぎでもそうだけど、分子内にS(硫黄)を含んでいるものって、そういうのが多いものです。DMSOの場合、「磯のかおり」がします。海に行くと、いかにも「海」ってにおいがしますよね。あの感じです。不快な悪臭って感じでもないので、特に問題なく飲めると思いますが、そこだけ気を付けてください。
https://isom-japan.org/article/article_page?uid=irPER1731015898

 

2025年9月27日再診
「今日は私の体験した奇跡をお伝えしようと思い、ここに来ました。
前回受診後、1週間して痛みが消えました。これって、今までの自分からすれば、あり得ないことです。これまでの私は、いつも痛み止めを飲むのを待っていました。痛み止めを飲み、しばらくすると、また何時間かして痛みが起こるので、痛み止めを飲むのですが、そういう周期に関係なく、常に痛み止めを「待っている」ような感じで毎日を過ごしていました。
しかし前回来てから、痛みを本当の意味で忘れる時間帯が増えてきました。痛み止めを飲む量も、1日4錠まで減りました。無理やり減薬したわけではありません。自然と勝手に減っていった感じです。
嘘みたいです。3年半、この痛みに悩み続けてきた。痛み始めて、1年が経ち、2年経ち、いつの頃からか、「もう治らないだろう」となかばあきらめていました。それが、痛みから解放される時間があるなんて、ほとんど信じられないくらいです。
生活は当然楽になりました。仕事も楽です。
痛みはまだあります。でも以前に比べると、天と地の差です。
私、これまで家では裸足で歩くこともできなかった。夜寝てるときも痛みから解放されず、朝起きてからもずっと痛くて、家の中でも柔らかいサンダルをはかないと歩けなかった。それが、今、家の中を普通に歩けます。当たり前のことだけど、当たり前が私にはうれしくて仕方ない。今日はこれを先生に伝えたくて、ここに来ました。
来月に痛み止めを処方されている主治医の受診があるのですが、どう報告すればいいでしょうか。12錠処方されている痛み止めを、今、4錠で過ごせている。なぜこんなに痛みが減ったのか、説明しようにも、主治医は民間療法に理解がないので、ゲルマニウムとかDMSOとか言っても、不愉快に感じるだけだろうなと思います」

 

3年半悩み続けた痛みが大幅に改善した。僕にその報告をしながら、患者の目には涙が浮かんでいた。そんな喜びの声を聞くと、僕のほうでも泣きそうになる。「よかったなぁ。ほんまによかったなぁ」と僕は繰り返した。

 

一般に、医者はサプリなどの民間療法に対して嫌悪感を示すものです。仮に上記の患者が、主治医に対して「ゲルマニウムとDMSOが痛みにすごく効きました」と正直に報告したとして、「ゲルマニウム?何だそれ?そういうよく分からないものを飲まれると、こちらのほうで処方している治療効果が分からなくなる。そういうサプリの類いは一切やめてください」みたいな反応が返ってくるのがオチである。ビタミンCでさえ拒否感を持つ医者が多いのに、ゲルマニウムだDMSOだと言われては、怒り出す医者がいても不思議じゃない。
もうね、主治医にバカ正直に説明するのはやめておきなさい。せっかくの奇跡を伝えても、あべこべに怒鳴り返すような種族なのだから、もはや言葉が違うと考えるしかない。主治医なんて気にかけないで、さっさと治しちゃいましょう。

ゲルマニウムと発達障害

2025.9.18

2025年9月14日、15日、品川で行われた『国際栄養医学シンポジウム2025』に参加してきました。
14日は有機ゲルマニウムについて講演し、翌15日にはCBDオイルについて講演しました。連チャンで講演するのは初めてのことで、スライド作りなど事前準備にはけっこう気合をいれました。
13日に仕事を終えてから新神戸駅に向かい、新幹線に乗ると、僕の前の座席にYouTuberのノッコン寺田がいて、ガタイのでかさにびびりました(笑)
ノッコン氏は新大阪駅で降りて、その後、名古屋駅で、同じ席に鬼越トマホークの良ちゃんが座りました。これまで新幹線で多数の有名人を見たことがあるけど、立て続けにデカい有名人を見たのは初めてのことです(笑)

 

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ゲルマニウムが著効する疾患を挙げ始めればきりがない。だから、今回の講演では、あえて「ゲルマニウムと発達障害」ということにテーマを絞った。
まず、梅澤実先生の研究を紹介しました。

 

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梅澤先生は、群馬大学医学部の産婦人科教授を務め、最終的には横浜市立大学の学長を務めあげて、キャリアを終えた先生です。
学長を退任した後、1976年「のうけん療育会」を主催して、脳障害児にドーマン訓練法による治療を行っていました。そんなとき、たまたまアサイゲルマニウム(AG)の存在を知り、ある小児に投与したところ、劇的な回復を見た。
「ドーマン法では効果が見られなかった患児が、AGの投与により劇的に改善することがある。これは多くの患者の希望になるに違いない」
そう直感した梅澤先生は、AGの有効性を徹底的に研究することにしました。

 

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脳障害児95人(1~10歳)の症状を、①中枢性運動機能障害、②てんかん症候群、③精神遅滞群、④自閉症群の4つに分類し、彼らにAGを体重kgあたり20~30mg投与します。
評価項目は、一般状態への影響として、食欲、睡眠、便通、寝起きを、精神機能への影響として、意欲、集中力、記憶力、表情を取り上げ、これらについて、大いに改善(++)、改善(+)、変化なし(±)、悪化(-)の4段階で評価しました。さらに、頭脳年齢/暦年齢=成長率を評価しました。
その結果は目覚ましいものでした。

 

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具体的な症例を見てみよう。

 

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M・T(男児) AGを1年間服用したところ、成長率が60%から85%に改善。AG服用後、精神機能の発達が顕著で、集中力が高まり、算数やピアノの練習を1時間ほど続けてできるようになった。

T・K(男児) AGを2年間服用したところ、成長率が81%から87%に改善。母親によると「表情、気力がまったく変わった」といいます。

A・M(女児) AGを2年間服用したことで、成長率が53%から92%に改善。精神面での進歩発達が顕著で、何でも一人でやれるようになった。

 

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S・T(男児) AG服用後、風邪をひきにくくなり、熟睡するようになった。また、睡眠時間が短くても済むようになった。便秘がなくなり、食欲が極めて良好となった。アテトーゼが軽減し、手の機能が改善した。

ドーマン法では改善しなかった子供たちが、AGを飲むことで着々と改善してゆく。なかには成績優秀者となり、もはや「脳障害児」とは言えない状態にまで成長した子供もいる。この研究を主導していた梅澤先生自身が、その成長ぶりに舌を巻きました。
AGがもたらす驚くべき変化については、僕も数多く見てきました。それは、ほとんど「奇跡」としか形容できないほどの変化で、感動した僕は一冊の本を書きました。

 

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しかし僕がこの本を出版するはるか昔、昭和の50年代から、梅澤先生はその「奇跡」をすでに目撃していたわけです。

今回の講演で、僕の症例として10人のAG著効例を供覧しました。自閉症、ADHD、チック、脳性麻痺など、いずれも現代医学では「治らない」とされている疾患です。まず医者があきらめているし、それで親のほうでもあきらめている。そんな疾患がAGにより大幅に改善するのだから、親にはとても感謝されます。

ワクチンについて釘をさすことも忘れない。
たとえば、こんな症例。

 

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チックを主訴に来院した9歳男児。お母さんの話を詳しく聞いてみると、

 

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本人は「お父さんが亡くなったことが寂しくて、それで調子が悪いんだと思う」
これは本人の解釈モデルです。
しかし一般的に、普通の人間は寂しいからといってチックになりません
僕は、チックを見れば、まず最初にワクチン後遺症を疑います。

 

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チメロサールとチックの関係性

「ワクチンをよく打っていた、ということはありませんか」と水を向けてみる。すると、
「夫は白血病でした。感染症にかかってはいけないと思って、ワクチンは欠かさず打つようにしていました。インフルはもちろん、麻疹や風疹のブースター接種も積極的に受けました」
ご持参の採血データを見ると、中性脂肪 49 mg/dl 、ヘモグロビン10.1 g/dl、 コルチゾール4.4 μg/dlと、いずれも低い。なぜか。

ワクチンを打つと、というか、アルミを血中に投与すると、中性脂肪(長鎖不飽和脂肪酸、短鎖脂肪酸とも)が減少します。

 

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それから、ワクチンを打つと、腸壁に炎症が起きます。たとえば、麻疹ワクチンと炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎など)の関係性が指摘されています。

 

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「血は腸で作られる」などというとトンデモ扱いされますが、僕はここに一抹の真理を感じます。

 

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千島学説を唱えた千島喜久男博士は、生前は学会主流派から完全に無視されていましたが、21世紀の今になって、その正しさがようやく再認識されつつあります。

 

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たとえば、コロナワクチンを打てば「ビフィズス菌がゼロになる」という研究がある。ワクチンが腸に影響しないはずがないんだよ。

 

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ワクチン接種後、コルチゾールが低下することにも理屈がある。

 

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つまり、血液検査の異常値は、ワクチンの影響という説明が可能です。
この説明で何が言いたいかというと、「もうワクチンは打たないでね」ということです。この認識がないと、仮にAGを使って症状が改善したとしても、テレビが「コロナだインフルだ」と騒ぎ出せば、こういうお母さんはまたワクチンを打ってしまうからです。
さて、AGを勧めたその後の経過ですが、

 

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着々と改善している。治らないとされているチックが、次第に出なくなっている。これって、地味に「奇跡」です。

 

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「なるほど、AGが子供に効果があることはわかった。では、大人には効果はないのか」と思われるかもしれない。
そこで、最後に、以下の症例をあげました。
25歳男性で、3年間自室に引きこもっている症例です。

 

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本人は薬に不信感があるので、絶対に飲まない。サプリも断固拒否をする。というか、親と子でコミュニケーションが断絶しているので、会話することさえできない。そこでお母さんが考えた苦肉の策が、食事にこっそりサプリを「盛る」ことでした。

 

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食事にサプリを「盛る」こと2年、ついに変化が訪れた。
本人が「外に出たい」「バイクに乗りたい」と言い始めた。ついには、家族で一緒に外出することさえできるようになった。

講演の最後、僕はこう呼びかけました。

 

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「さて、ゲルマニウムがもたらす「奇跡」を皆さんに紹介してきましたが、本当のことを言えば、これは奇跡ではありません。というか、奇跡であってはいけないと思っています。皆さん、僕の主催する「有機ゲルマニウム研究会」に入りませんか?そして、皆さん自身で、ゲルマの効果を観察してみてください。この会は、皆さんの経験をシェアし、議論する場です。患者の改善を実感し、その効果を認識する人が増えれば、それはもはや「奇跡」ではなく、「必然」になるはずです。
僕は2018年からゲルマを使い始めました。僕の臨床は、明確に「ゲルマ以前」と「ゲルマ以後」に分かれます。それぐらい、ゲルマは僕の臨床を劇的に変えました。今やゲルマは僕の臨床に欠かせない武器です。
ゲルマの経験談を語り合える仲間がぜひ増えれば、と願っています」

ありがたいことに、講演後、ブースに入会希望者が殺到しました。
「今入会した人には、ゲルマ1シートを無料でプレゼント」というのが効いたのかもしれませんが(笑)

 

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          品川アクアパークのイルカショーにて

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