2025年9月

2025年9月

ワクチン後遺症と痛み

2025.9.28

2025年7月26日に来院した50代男性

「コロナワクチンは2回受けました。2022年2月に1回目を打って1週間ほどして、膝が痛くなりました。肉体労働をしているので、そのせいかなと思いました。2回目を打った翌日、朝、手がこわばって、全身が痛い。近所の内科に行ったけど、「リウマチではない」と。じゃ、何なのかと思って、脳神経内科に行ってMRI撮ったり、大学病院の免疫内科を紹介されて受診したけど、結局「よく分からない」と。「ワクチンのせいではありませんか?」と聞くと、「まぁ、そういうこともあるかもしれませんね」と、特に肯定も否定もしない感じです。
ワクチンが原因であれどうであれ、病院の対処法としては、痛み止めを飲むしかない。それで最初カロナールやロキソニンを試したけど、まったく効かない。トラマドールを飲んで、初めて痛みがマシになった。でもすぐに効かなくなるので、1日4錠飲むようになった。それでも効かなくなって、量がどんどん増えて、今は1回3錠を4回飲む。1日12錠です。それでも痛みが耐えられないときには、1錠とか2錠追加で飲む。「こんなに飲んで、何か副作用とかありませんか」と主治医に聞くと、「仕方ないじゃないですか。他に方法がないんだから」と。

 

痛みは最初、膝から始まりました。いろんなところがどんどん痛くて、あちこちに痛みが移る感じで、肘、手のひら、ふくらはぎ、足先、あちこちが痛みでうずく。「激痛」というわけではないけれど、重い鈍痛がずっと続いて、何とも我慢できない。
最初リウマチかと思った手のこわばりは、日中はマシだけど、夕方から夜にかけてひどくなってくる。朝までばね指が続きます。手を見た感じ、特に何ともないと思われるのですが、自分の感覚としては、ぱんぱんにむくんでいます。
睡眠は、寝つきはいいですが、痛みで起きます。ひどいと5回も起きたりする。起きたり寝たりの繰り返しで、日中はいつも眠たい。
あと、痛み止めの影響でしょうけど、ひどい便秘です。

 

仕事柄、重機やトラックを運転したり、細かい工具を使うのですが、手が不器用になりました。日中の眠気も仕事に影響が出ています。
今までできたことができなくなるなんて、老人じゃあるまいし、なぜこの年でこんなことになったのか。原因としては、ワクチン以外考えられないと思っています。
ワクチン後遺症にいいと言われるもの、たとえば納豆とか、パイナップルのブロメラインとか、ウコンとか、何かと飲んでいます。でも特に効果は感じません」

 

ワクチン接種後の主訴として、痛み(関節痛、筋肉痛、頭痛、腹痛など)は珍しくない。一般的な病院を受診すれば、鎮痛剤を処方されることになる。
僕は、たいていの痛みの根本原因は血流不全だと思っている。特にコロナワクチンを打った後の痛みということなら、体内で産生されたスパイクタンパク(SP)が末梢のあちこちで血流不全を起こすことで痛みが惹起されていると考えます。
だから、「血の巡りをよくすること」は、総じて治療効果を持つはずです。体を動かして汗をかいたり、アーシングしたり、適度に酒を飲んだり(効果は一時的ですが)、SPを分解する食材を摂ったり、というのを意識的に試してみてください。
僕のほうからお出しするものとして、まずは、漢方とゲルマニウムを飲んでみましょうか。それでいったん様子を見てください。

 

2025年8月23日再診
「飲み始めて2週間ほどして、夜の足の痛みが少し楽になりました。でも正直、それだけですね。まだ全然痛いです。夜に痛みで起きることは、5回起きるなんてことはなくなりましたが、まだ3回とか起きるし、痛み止めは欠かせません」

 

まぁ想定内のことではある。漢方やゲルマが著効して、これだけでずいぶん改善する人がいるので、まずはこれで様子を見たけれど、まだまだ症状がひどいということなら、二の矢三の矢が控えている。
じゃ今日はDMSOをオススメします。DMSOというのは、ジメチルサルフオキシドの頭文字で、何だかいかにも化学物質という名前で、体に悪そうだけど、副作用はほぼありません。ビタミンCと同じぐらいの安全性が確立されています。経口はもちろん、点滴とか筋注で直接注射してもいいぐらいです。効果としては、抗炎症、鎮痛、抗凝固がメインで、血の巡りをよくすることで、いろんな症状に効きます。
注意点としては、ちょっと独特のにおいがあります。ニンニクでも玉ねぎでもそうだけど、分子内にS(硫黄)を含んでいるものって、そういうのが多いものです。DMSOの場合、「磯のかおり」がします。海に行くと、いかにも「海」ってにおいがしますよね。あの感じです。不快な悪臭って感じでもないので、特に問題なく飲めると思いますが、そこだけ気を付けてください。
https://isom-japan.org/article/article_page?uid=irPER1731015898

 

2025年9月27日再診
「今日は私の体験した奇跡をお伝えしようと思い、ここに来ました。
前回受診後、1週間して痛みが消えました。これって、今までの自分からすれば、あり得ないことです。これまでの私は、いつも痛み止めを飲むのを待っていました。痛み止めを飲み、しばらくすると、また何時間かして痛みが起こるので、痛み止めを飲むのですが、そういう周期に関係なく、常に痛み止めを「待っている」ような感じで毎日を過ごしていました。
しかし前回来てから、痛みを本当の意味で忘れる時間帯が増えてきました。痛み止めを飲む量も、1日4錠まで減りました。無理やり減薬したわけではありません。自然と勝手に減っていった感じです。
嘘みたいです。3年半、この痛みに悩み続けてきた。痛み始めて、1年が経ち、2年経ち、いつの頃からか、「もう治らないだろう」となかばあきらめていました。それが、痛みから解放される時間があるなんて、ほとんど信じられないくらいです。
生活は当然楽になりました。仕事も楽です。
痛みはまだあります。でも以前に比べると、天と地の差です。
私、これまで家では裸足で歩くこともできなかった。夜寝てるときも痛みから解放されず、朝起きてからもずっと痛くて、家の中でも柔らかいサンダルをはかないと歩けなかった。それが、今、家の中を普通に歩けます。当たり前のことだけど、当たり前が私にはうれしくて仕方ない。今日はこれを先生に伝えたくて、ここに来ました。
来月に痛み止めを処方されている主治医の受診があるのですが、どう報告すればいいでしょうか。12錠処方されている痛み止めを、今、4錠で過ごせている。なぜこんなに痛みが減ったのか、説明しようにも、主治医は民間療法に理解がないので、ゲルマニウムとかDMSOとか言っても、不愉快に感じるだけだろうなと思います」

 

3年半悩み続けた痛みが大幅に改善した。僕にその報告をしながら、患者の目には涙が浮かんでいた。そんな喜びの声を聞くと、僕のほうでも泣きそうになる。「よかったなぁ。ほんまによかったなぁ」と僕は繰り返した。

 

一般に、医者はサプリなどの民間療法に対して嫌悪感を示すものです。仮に上記の患者が、主治医に対して「ゲルマニウムとDMSOが痛みにすごく効きました」と正直に報告したとして、「ゲルマニウム?何だそれ?そういうよく分からないものを飲まれると、こちらのほうで処方している治療効果が分からなくなる。そういうサプリの類いは一切やめてください」みたいな反応が返ってくるのがオチである。ビタミンCでさえ拒否感を持つ医者が多いのに、ゲルマニウムだDMSOだと言われては、怒り出す医者がいても不思議じゃない。
もうね、主治医にバカ正直に説明するのはやめておきなさい。せっかくの奇跡を伝えても、あべこべに怒鳴り返すような種族なのだから、もはや言葉が違うと考えるしかない。主治医なんて気にかけないで、さっさと治しちゃいましょう。

ゲルマニウムと発達障害

2025.9.18

2025年9月14日、15日、品川で行われた『国際栄養医学シンポジウム2025』に参加してきました。
14日は有機ゲルマニウムについて講演し、翌15日にはCBDオイルについて講演しました。連チャンで講演するのは初めてのことで、スライド作りなど事前準備にはけっこう気合をいれました。
13日に仕事を終えてから新神戸駅に向かい、新幹線に乗ると、僕の前の座席にYouTuberのノッコン寺田がいて、ガタイのでかさにびびりました(笑)
ノッコン氏は新大阪駅で降りて、その後、名古屋駅で、同じ席に鬼越トマホークの良ちゃんが座りました。これまで新幹線で多数の有名人を見たことがあるけど、立て続けにデカい有名人を見たのは初めてのことです(笑)

 

画像

 

ゲルマニウムが著効する疾患を挙げ始めればきりがない。だから、今回の講演では、あえて「ゲルマニウムと発達障害」ということにテーマを絞った。
まず、梅澤実先生の研究を紹介しました。

 

画像

 

梅澤先生は、群馬大学医学部の産婦人科教授を務め、最終的には横浜市立大学の学長を務めあげて、キャリアを終えた先生です。
学長を退任した後、1976年「のうけん療育会」を主催して、脳障害児にドーマン訓練法による治療を行っていました。そんなとき、たまたまアサイゲルマニウム(AG)の存在を知り、ある小児に投与したところ、劇的な回復を見た。
「ドーマン法では効果が見られなかった患児が、AGの投与により劇的に改善することがある。これは多くの患者の希望になるに違いない」
そう直感した梅澤先生は、AGの有効性を徹底的に研究することにしました。

 

画像

 

脳障害児95人(1~10歳)の症状を、①中枢性運動機能障害、②てんかん症候群、③精神遅滞群、④自閉症群の4つに分類し、彼らにAGを体重kgあたり20~30mg投与します。
評価項目は、一般状態への影響として、食欲、睡眠、便通、寝起きを、精神機能への影響として、意欲、集中力、記憶力、表情を取り上げ、これらについて、大いに改善(++)、改善(+)、変化なし(±)、悪化(-)の4段階で評価しました。さらに、頭脳年齢/暦年齢=成長率を評価しました。
その結果は目覚ましいものでした。

 

画像

 

具体的な症例を見てみよう。

 

画像

 

M・T(男児) AGを1年間服用したところ、成長率が60%から85%に改善。AG服用後、精神機能の発達が顕著で、集中力が高まり、算数やピアノの練習を1時間ほど続けてできるようになった。

T・K(男児) AGを2年間服用したところ、成長率が81%から87%に改善。母親によると「表情、気力がまったく変わった」といいます。

A・M(女児) AGを2年間服用したことで、成長率が53%から92%に改善。精神面での進歩発達が顕著で、何でも一人でやれるようになった。

 

画像

 

S・T(男児) AG服用後、風邪をひきにくくなり、熟睡するようになった。また、睡眠時間が短くても済むようになった。便秘がなくなり、食欲が極めて良好となった。アテトーゼが軽減し、手の機能が改善した。

ドーマン法では改善しなかった子供たちが、AGを飲むことで着々と改善してゆく。なかには成績優秀者となり、もはや「脳障害児」とは言えない状態にまで成長した子供もいる。この研究を主導していた梅澤先生自身が、その成長ぶりに舌を巻きました。
AGがもたらす驚くべき変化については、僕も数多く見てきました。それは、ほとんど「奇跡」としか形容できないほどの変化で、感動した僕は一冊の本を書きました。

 

画像

 

しかし僕がこの本を出版するはるか昔、昭和の50年代から、梅澤先生はその「奇跡」をすでに目撃していたわけです。

今回の講演で、僕の症例として10人のAG著効例を供覧しました。自閉症、ADHD、チック、脳性麻痺など、いずれも現代医学では「治らない」とされている疾患です。まず医者があきらめているし、それで親のほうでもあきらめている。そんな疾患がAGにより大幅に改善するのだから、親にはとても感謝されます。

ワクチンについて釘をさすことも忘れない。
たとえば、こんな症例。

 

画像

 

チックを主訴に来院した9歳男児。お母さんの話を詳しく聞いてみると、

 

画像

 

本人は「お父さんが亡くなったことが寂しくて、それで調子が悪いんだと思う」
これは本人の解釈モデルです。
しかし一般的に、普通の人間は寂しいからといってチックになりません
僕は、チックを見れば、まず最初にワクチン後遺症を疑います。

 

画像
チメロサールとチックの関係性

「ワクチンをよく打っていた、ということはありませんか」と水を向けてみる。すると、
「夫は白血病でした。感染症にかかってはいけないと思って、ワクチンは欠かさず打つようにしていました。インフルはもちろん、麻疹や風疹のブースター接種も積極的に受けました」
ご持参の採血データを見ると、中性脂肪 49 mg/dl 、ヘモグロビン10.1 g/dl、 コルチゾール4.4 μg/dlと、いずれも低い。なぜか。

ワクチンを打つと、というか、アルミを血中に投与すると、中性脂肪(長鎖不飽和脂肪酸、短鎖脂肪酸とも)が減少します。

 

画像

 

それから、ワクチンを打つと、腸壁に炎症が起きます。たとえば、麻疹ワクチンと炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎など)の関係性が指摘されています。

 

画像

 

「血は腸で作られる」などというとトンデモ扱いされますが、僕はここに一抹の真理を感じます。

 

画像

 

千島学説を唱えた千島喜久男博士は、生前は学会主流派から完全に無視されていましたが、21世紀の今になって、その正しさがようやく再認識されつつあります。

 

画像

 

たとえば、コロナワクチンを打てば「ビフィズス菌がゼロになる」という研究がある。ワクチンが腸に影響しないはずがないんだよ。

 

画像

 

ワクチン接種後、コルチゾールが低下することにも理屈がある。

 

画像

 

つまり、血液検査の異常値は、ワクチンの影響という説明が可能です。
この説明で何が言いたいかというと、「もうワクチンは打たないでね」ということです。この認識がないと、仮にAGを使って症状が改善したとしても、テレビが「コロナだインフルだ」と騒ぎ出せば、こういうお母さんはまたワクチンを打ってしまうからです。
さて、AGを勧めたその後の経過ですが、

 

画像

 

着々と改善している。治らないとされているチックが、次第に出なくなっている。これって、地味に「奇跡」です。

 

画像

 

「なるほど、AGが子供に効果があることはわかった。では、大人には効果はないのか」と思われるかもしれない。
そこで、最後に、以下の症例をあげました。
25歳男性で、3年間自室に引きこもっている症例です。

 

画像

 

本人は薬に不信感があるので、絶対に飲まない。サプリも断固拒否をする。というか、親と子でコミュニケーションが断絶しているので、会話することさえできない。そこでお母さんが考えた苦肉の策が、食事にこっそりサプリを「盛る」ことでした。

 

画像
画像

 

食事にサプリを「盛る」こと2年、ついに変化が訪れた。
本人が「外に出たい」「バイクに乗りたい」と言い始めた。ついには、家族で一緒に外出することさえできるようになった。

講演の最後、僕はこう呼びかけました。

 

画像

 

「さて、ゲルマニウムがもたらす「奇跡」を皆さんに紹介してきましたが、本当のことを言えば、これは奇跡ではありません。というか、奇跡であってはいけないと思っています。皆さん、僕の主催する「有機ゲルマニウム研究会」に入りませんか?そして、皆さん自身で、ゲルマの効果を観察してみてください。この会は、皆さんの経験をシェアし、議論する場です。患者の改善を実感し、その効果を認識する人が増えれば、それはもはや「奇跡」ではなく、「必然」になるはずです。
僕は2018年からゲルマを使い始めました。僕の臨床は、明確に「ゲルマ以前」と「ゲルマ以後」に分かれます。それぐらい、ゲルマは僕の臨床を劇的に変えました。今やゲルマは僕の臨床に欠かせない武器です。
ゲルマの経験談を語り合える仲間がぜひ増えれば、と願っています」

ありがたいことに、講演後、ブースに入会希望者が殺到しました。
「今入会した人には、ゲルマ1シートを無料でプレゼント」というのが効いたのかもしれませんが(笑)

 

画像
          品川アクアパークのイルカショーにて

【出展のお知らせ】国際栄養医学シンポジウム2025に有機ゲルマニウム研究会が出展します

2025.9.8

出展のお知らせ

国際栄養医学シンポジウム2025に有機ゲルマニウム研究会が出展します

2025年9月14日(日)〜15日(月・祝)、東京・品川「ザ・グランドホール」で開催される
国際栄養医学シンポジウム2025に出展いたします。ブース出展に加え、ランチョンセミナーおよび代表講演を予定しています。

【開催概要】

テーマ
未来を創る慢性炎症戦略
〜統合医療と食習慣でデザインする20年後の世界〜
会期
2025年9月14日(日)〜9月15日(月・祝)
会場
ザ・グランドホール(東京/品川)
東京都港区港南2-16-4 品川グランドセントラルタワー3階
主催
日本オーソモレキュラー医学会

公式ページを見る

※プログラムは変更となる場合があります。

【プログラム・登壇】

ランチョンセミナー|9/14(日)12:20–13:50
  • 講演1
    中村篤史(当会代表/医師)
    有機ゲルマニウムの臨床報告
  • 講演2
    中村宜司(株式会社浅井ゲルマニウム研究所 R&Dセンター長)
    有機ゲルマニウムの最新研究動向

代表講演|9/15(月・祝)13:30–
  • 講演
    中村篤史(当会代表/医師)
    「CBDオイルの著効例」

【アクセス】

会場:ザ・グランドホール(東京都港区港南2-16-4 品川グランドセントラルタワー3階)
Googleマップで開く

有機ゲルマニウム研究会入会について

本会の趣意に賛同いただいた、医師・歯科医師・獣医師のみご登録いただけます。
ご登録いただいた方々には以下をご提供致します。

  • ①有機ゲルマニウムの最新研究情報・臨床研究をご提供
     ※HPやメールマガジンにてお知らせ致します。
  • ②「有機ゲルマニウム臨床勉強会」やセミナーなどへのご案内
  • ③「有機ゲルマニウム研究会」認定の有機ゲルマニウム(浅井ゲルマニウム研究所 製造)のゲルマニウムサプリメントを会員特別価格にて提供