ワクチン後遺症と痛み
2025.9.28
「コロナワクチンは2回受けました。2022年2月に1回目を打って1週間ほどして、膝が痛くなりました。肉体労働をしているので、そのせいかなと思いました。2回目を打った翌日、朝、手がこわばって、全身が痛い。近所の内科に行ったけど、「リウマチではない」と。じゃ、何なのかと思って、脳神経内科に行ってMRI撮ったり、大学病院の免疫内科を紹介されて受診したけど、結局「よく分からない」と。「ワクチンのせいではありませんか?」と聞くと、「まぁ、そういうこともあるかもしれませんね」と、特に肯定も否定もしない感じです。
ワクチンが原因であれどうであれ、病院の対処法としては、痛み止めを飲むしかない。それで最初カロナールやロキソニンを試したけど、まったく効かない。トラマドールを飲んで、初めて痛みがマシになった。でもすぐに効かなくなるので、1日4錠飲むようになった。それでも効かなくなって、量がどんどん増えて、今は1回3錠を4回飲む。1日12錠です。それでも痛みが耐えられないときには、1錠とか2錠追加で飲む。「こんなに飲んで、何か副作用とかありませんか」と主治医に聞くと、「仕方ないじゃないですか。他に方法がないんだから」と。
痛みは最初、膝から始まりました。いろんなところがどんどん痛くて、あちこちに痛みが移る感じで、肘、手のひら、ふくらはぎ、足先、あちこちが痛みでうずく。「激痛」というわけではないけれど、重い鈍痛がずっと続いて、何とも我慢できない。
最初リウマチかと思った手のこわばりは、日中はマシだけど、夕方から夜にかけてひどくなってくる。朝までばね指が続きます。手を見た感じ、特に何ともないと思われるのですが、自分の感覚としては、ぱんぱんにむくんでいます。
睡眠は、寝つきはいいですが、痛みで起きます。ひどいと5回も起きたりする。起きたり寝たりの繰り返しで、日中はいつも眠たい。
あと、痛み止めの影響でしょうけど、ひどい便秘です。
仕事柄、重機やトラックを運転したり、細かい工具を使うのですが、手が不器用になりました。日中の眠気も仕事に影響が出ています。
今までできたことができなくなるなんて、老人じゃあるまいし、なぜこの年でこんなことになったのか。原因としては、ワクチン以外考えられないと思っています。
ワクチン後遺症にいいと言われるもの、たとえば納豆とか、パイナップルのブロメラインとか、ウコンとか、何かと飲んでいます。でも特に効果は感じません」
ワクチン接種後の主訴として、痛み(関節痛、筋肉痛、頭痛、腹痛など)は珍しくない。一般的な病院を受診すれば、鎮痛剤を処方されることになる。
僕は、たいていの痛みの根本原因は血流不全だと思っている。特にコロナワクチンを打った後の痛みということなら、体内で産生されたスパイクタンパク(SP)が末梢のあちこちで血流不全を起こすことで痛みが惹起されていると考えます。
だから、「血の巡りをよくすること」は、総じて治療効果を持つはずです。体を動かして汗をかいたり、アーシングしたり、適度に酒を飲んだり(効果は一時的ですが)、SPを分解する食材を摂ったり、というのを意識的に試してみてください。
僕のほうからお出しするものとして、まずは、漢方とゲルマニウムを飲んでみましょうか。それでいったん様子を見てください。
2025年8月23日再診
「飲み始めて2週間ほどして、夜の足の痛みが少し楽になりました。でも正直、それだけですね。まだ全然痛いです。夜に痛みで起きることは、5回起きるなんてことはなくなりましたが、まだ3回とか起きるし、痛み止めは欠かせません」
まぁ想定内のことではある。漢方やゲルマが著効して、これだけでずいぶん改善する人がいるので、まずはこれで様子を見たけれど、まだまだ症状がひどいということなら、二の矢三の矢が控えている。
じゃ今日はDMSOをオススメします。DMSOというのは、ジメチルサルフオキシドの頭文字で、何だかいかにも化学物質という名前で、体に悪そうだけど、副作用はほぼありません。ビタミンCと同じぐらいの安全性が確立されています。経口はもちろん、点滴とか筋注で直接注射してもいいぐらいです。効果としては、抗炎症、鎮痛、抗凝固がメインで、血の巡りをよくすることで、いろんな症状に効きます。
注意点としては、ちょっと独特のにおいがあります。ニンニクでも玉ねぎでもそうだけど、分子内にS(硫黄)を含んでいるものって、そういうのが多いものです。DMSOの場合、「磯のかおり」がします。海に行くと、いかにも「海」ってにおいがしますよね。あの感じです。不快な悪臭って感じでもないので、特に問題なく飲めると思いますが、そこだけ気を付けてください。
https://isom-japan.org/article/article_page?uid=irPER1731015898
2025年9月27日再診
「今日は私の体験した奇跡をお伝えしようと思い、ここに来ました。
前回受診後、1週間して痛みが消えました。これって、今までの自分からすれば、あり得ないことです。これまでの私は、いつも痛み止めを飲むのを待っていました。痛み止めを飲み、しばらくすると、また何時間かして痛みが起こるので、痛み止めを飲むのですが、そういう周期に関係なく、常に痛み止めを「待っている」ような感じで毎日を過ごしていました。
しかし前回来てから、痛みを本当の意味で忘れる時間帯が増えてきました。痛み止めを飲む量も、1日4錠まで減りました。無理やり減薬したわけではありません。自然と勝手に減っていった感じです。
嘘みたいです。3年半、この痛みに悩み続けてきた。痛み始めて、1年が経ち、2年経ち、いつの頃からか、「もう治らないだろう」となかばあきらめていました。それが、痛みから解放される時間があるなんて、ほとんど信じられないくらいです。
生活は当然楽になりました。仕事も楽です。
痛みはまだあります。でも以前に比べると、天と地の差です。
私、これまで家では裸足で歩くこともできなかった。夜寝てるときも痛みから解放されず、朝起きてからもずっと痛くて、家の中でも柔らかいサンダルをはかないと歩けなかった。それが、今、家の中を普通に歩けます。当たり前のことだけど、当たり前が私にはうれしくて仕方ない。今日はこれを先生に伝えたくて、ここに来ました。
来月に痛み止めを処方されている主治医の受診があるのですが、どう報告すればいいでしょうか。12錠処方されている痛み止めを、今、4錠で過ごせている。なぜこんなに痛みが減ったのか、説明しようにも、主治医は民間療法に理解がないので、ゲルマニウムとかDMSOとか言っても、不愉快に感じるだけだろうなと思います」
3年半悩み続けた痛みが大幅に改善した。僕にその報告をしながら、患者の目には涙が浮かんでいた。そんな喜びの声を聞くと、僕のほうでも泣きそうになる。「よかったなぁ。ほんまによかったなぁ」と僕は繰り返した。
一般に、医者はサプリなどの民間療法に対して嫌悪感を示すものです。仮に上記の患者が、主治医に対して「ゲルマニウムとDMSOが痛みにすごく効きました」と正直に報告したとして、「ゲルマニウム?何だそれ?そういうよく分からないものを飲まれると、こちらのほうで処方している治療効果が分からなくなる。そういうサプリの類いは一切やめてください」みたいな反応が返ってくるのがオチである。ビタミンCでさえ拒否感を持つ医者が多いのに、ゲルマニウムだDMSOだと言われては、怒り出す医者がいても不思議じゃない。
もうね、主治医にバカ正直に説明するのはやめておきなさい。せっかくの奇跡を伝えても、あべこべに怒鳴り返すような種族なのだから、もはや言葉が違うと考えるしかない。主治医なんて気にかけないで、さっさと治しちゃいましょう。

























