ゲルマニウムと発達障害
2025.9.18
2025年9月14日、15日、品川で行われた『国際栄養医学シンポジウム2025』に参加してきました。
14日は有機ゲルマニウムについて講演し、翌15日にはCBDオイルについて講演しました。連チャンで講演するのは初めてのことで、スライド作りなど事前準備にはけっこう気合をいれました。
13日に仕事を終えてから新神戸駅に向かい、新幹線に乗ると、僕の前の座席にYouTuberのノッコン寺田がいて、ガタイのでかさにびびりました(笑)
ノッコン氏は新大阪駅で降りて、その後、名古屋駅で、同じ席に鬼越トマホークの良ちゃんが座りました。これまで新幹線で多数の有名人を見たことがあるけど、立て続けにデカい有名人を見たのは初めてのことです(笑)

ゲルマニウムが著効する疾患を挙げ始めればきりがない。だから、今回の講演では、あえて「ゲルマニウムと発達障害」ということにテーマを絞った。
まず、梅澤実先生の研究を紹介しました。

梅澤先生は、群馬大学医学部の産婦人科教授を務め、最終的には横浜市立大学の学長を務めあげて、キャリアを終えた先生です。
学長を退任した後、1976年「のうけん療育会」を主催して、脳障害児にドーマン訓練法による治療を行っていました。そんなとき、たまたまアサイゲルマニウム(AG)の存在を知り、ある小児に投与したところ、劇的な回復を見た。
「ドーマン法では効果が見られなかった患児が、AGの投与により劇的に改善することがある。これは多くの患者の希望になるに違いない」
そう直感した梅澤先生は、AGの有効性を徹底的に研究することにしました。

脳障害児95人(1~10歳)の症状を、①中枢性運動機能障害、②てんかん症候群、③精神遅滞群、④自閉症群の4つに分類し、彼らにAGを体重kgあたり20~30mg投与します。
評価項目は、一般状態への影響として、食欲、睡眠、便通、寝起きを、精神機能への影響として、意欲、集中力、記憶力、表情を取り上げ、これらについて、大いに改善(++)、改善(+)、変化なし(±)、悪化(-)の4段階で評価しました。さらに、頭脳年齢/暦年齢=成長率を評価しました。
その結果は目覚ましいものでした。

具体的な症例を見てみよう。

M・T(男児) AGを1年間服用したところ、成長率が60%から85%に改善。AG服用後、精神機能の発達が顕著で、集中力が高まり、算数やピアノの練習を1時間ほど続けてできるようになった。
T・K(男児) AGを2年間服用したところ、成長率が81%から87%に改善。母親によると「表情、気力がまったく変わった」といいます。
A・M(女児) AGを2年間服用したことで、成長率が53%から92%に改善。精神面での進歩発達が顕著で、何でも一人でやれるようになった。

S・T(男児) AG服用後、風邪をひきにくくなり、熟睡するようになった。また、睡眠時間が短くても済むようになった。便秘がなくなり、食欲が極めて良好となった。アテトーゼが軽減し、手の機能が改善した。
ドーマン法では改善しなかった子供たちが、AGを飲むことで着々と改善してゆく。なかには成績優秀者となり、もはや「脳障害児」とは言えない状態にまで成長した子供もいる。この研究を主導していた梅澤先生自身が、その成長ぶりに舌を巻きました。
AGがもたらす驚くべき変化については、僕も数多く見てきました。それは、ほとんど「奇跡」としか形容できないほどの変化で、感動した僕は一冊の本を書きました。

しかし僕がこの本を出版するはるか昔、昭和の50年代から、梅澤先生はその「奇跡」をすでに目撃していたわけです。
今回の講演で、僕の症例として10人のAG著効例を供覧しました。自閉症、ADHD、チック、脳性麻痺など、いずれも現代医学では「治らない」とされている疾患です。まず医者があきらめているし、それで親のほうでもあきらめている。そんな疾患がAGにより大幅に改善するのだから、親にはとても感謝されます。
ワクチンについて釘をさすことも忘れない。
たとえば、こんな症例。

チックを主訴に来院した9歳男児。お母さんの話を詳しく聞いてみると、

本人は「お父さんが亡くなったことが寂しくて、それで調子が悪いんだと思う」
これは本人の解釈モデルです。
しかし一般的に、普通の人間は寂しいからといってチックになりません。
僕は、チックを見れば、まず最初にワクチン後遺症を疑います。

「ワクチンをよく打っていた、ということはありませんか」と水を向けてみる。すると、
「夫は白血病でした。感染症にかかってはいけないと思って、ワクチンは欠かさず打つようにしていました。インフルはもちろん、麻疹や風疹のブースター接種も積極的に受けました」
ご持参の採血データを見ると、中性脂肪 49 mg/dl 、ヘモグロビン10.1 g/dl、 コルチゾール4.4 μg/dlと、いずれも低い。なぜか。
ワクチンを打つと、というか、アルミを血中に投与すると、中性脂肪(長鎖不飽和脂肪酸、短鎖脂肪酸とも)が減少します。

それから、ワクチンを打つと、腸壁に炎症が起きます。たとえば、麻疹ワクチンと炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎など)の関係性が指摘されています。

「血は腸で作られる」などというとトンデモ扱いされますが、僕はここに一抹の真理を感じます。

千島学説を唱えた千島喜久男博士は、生前は学会主流派から完全に無視されていましたが、21世紀の今になって、その正しさがようやく再認識されつつあります。

たとえば、コロナワクチンを打てば「ビフィズス菌がゼロになる」という研究がある。ワクチンが腸に影響しないはずがないんだよ。

ワクチン接種後、コルチゾールが低下することにも理屈がある。

つまり、血液検査の異常値は、ワクチンの影響という説明が可能です。
この説明で何が言いたいかというと、「もうワクチンは打たないでね」ということです。この認識がないと、仮にAGを使って症状が改善したとしても、テレビが「コロナだインフルだ」と騒ぎ出せば、こういうお母さんはまたワクチンを打ってしまうからです。
さて、AGを勧めたその後の経過ですが、

着々と改善している。治らないとされているチックが、次第に出なくなっている。これって、地味に「奇跡」です。

「なるほど、AGが子供に効果があることはわかった。では、大人には効果はないのか」と思われるかもしれない。
そこで、最後に、以下の症例をあげました。
25歳男性で、3年間自室に引きこもっている症例です。

本人は薬に不信感があるので、絶対に飲まない。サプリも断固拒否をする。というか、親と子でコミュニケーションが断絶しているので、会話することさえできない。そこでお母さんが考えた苦肉の策が、食事にこっそりサプリを「盛る」ことでした。


食事にサプリを「盛る」こと2年、ついに変化が訪れた。
本人が「外に出たい」「バイクに乗りたい」と言い始めた。ついには、家族で一緒に外出することさえできるようになった。
講演の最後、僕はこう呼びかけました。

「さて、ゲルマニウムがもたらす「奇跡」を皆さんに紹介してきましたが、本当のことを言えば、これは奇跡ではありません。というか、奇跡であってはいけないと思っています。皆さん、僕の主催する「有機ゲルマニウム研究会」に入りませんか?そして、皆さん自身で、ゲルマの効果を観察してみてください。この会は、皆さんの経験をシェアし、議論する場です。患者の改善を実感し、その効果を認識する人が増えれば、それはもはや「奇跡」ではなく、「必然」になるはずです。
僕は2018年からゲルマを使い始めました。僕の臨床は、明確に「ゲルマ以前」と「ゲルマ以後」に分かれます。それぐらい、ゲルマは僕の臨床を劇的に変えました。今やゲルマは僕の臨床に欠かせない武器です。
ゲルマの経験談を語り合える仲間がぜひ増えれば、と願っています」
ありがたいことに、講演後、ブースに入会希望者が殺到しました。
「今入会した人には、ゲルマ1シートを無料でプレゼント」というのが効いたのかもしれませんが(笑)
