使用症例

使用症例

ワクチン後遺症の治療

2023.6.6

【症例】40代男性
【主訴】左側(左腕、左足)の脱力、しびれ、痛み
【現病歴】2021年8月にコロナワクチンの1回目を接種した。9月20日に2回目を受けたその2週間後、頭痛が始まり、さらに体の左側に帯状疱疹が出現した。当院初診は2023年5月30日。
経過について、本人の口から語ってもらおう。
「最悪の状況です。ワクチン打ったのはもう2年前ですよ。それでも、いまだに全然治らない。あちこちの病院に行って、できる検査は全部やりましたが『異常なし』と。左手の握力は12しかありません。仕事はもう1年以上まともにできていません。これが『異常なし』なわけがないじゃないですか。
2回目を打ってから2週間後、体の不調が始まりました。当初はツイッターに「接種後の副反応がつらい!」なんて気楽に投稿したりしてね。まさかその後、症状がここまで長引くとは思ってもいなかった。こんな笑えない状況になるなんて、夢にも思っていなかった。
頭痛から始まって、体の左側に帯状疱疹が出て。当時、全身脱毛のために美容サロンに通っていたので、そのせいで皮膚が荒れたのかなと思いました。でも、どうも単なる肌荒れではないので、ネットでいろいろ調べると、帯状疱疹の画像そのものでした。それで、ワクチンの副反応なのかなと。
放っておけば治るだろうと思っていたけど、2か月が過ぎても治らない。というか、左腕や左足のしびれがだんだんひどくなっている。不安になってきて、脳外科に行きました。CTとかいろいろ検査したけど『異常なし』。整形外科に行くと、「しびれはヘルニアが悪化したものでしょう」と。素人目にもピント外れだと思いました。神経内科に行って、また同じような検査を受けましたが、やはり『異常なし』。地元の大学病院では『機能性神経障害』という診断を受けました。それ何ですかと聞くと「検査では異常がないのに運動障害とか感覚障害が生じる障害」とのことで、まぁその通りだなと。ただ、そのとき言われた医者の言葉に衝撃を受けました。「恐らく一生このままです。治りません。症状に慣れるしかありません」と。
ショックでしたが、医者の言う通りでした。接種から2年経っても症状は治っていません。一生このままなのかと思うと、やりきれない思いです。悔しい。なぜあんなワクチンを打ってしまったのか。ずっと後悔しています。
左手がこういう具合ですから、食事にも差し支えます。右手にお箸を持って、左手でお椀を持つ。でも左手が不安定で落としそうになる。実際、脱力発作というのか、急に力が抜けることがあります。
ワイシャツを着てボタンを留めるのも難しいし、濡れたタオルを絞ることもできない。左足で片足立ちするのは無理です。腰から下が腑抜けのようです。よく転ぶので、階段から降りるのが怖いです。
恥ずかしい話ですが、男性機能もなくなりました。
体がみるみる衰えていくのが恐ろしくて、意識的に筋トレをしています。でも体は昔のようには動きません。
いつだったか、足の爪が全部はがれました。今も爪はありません。痛みは全然なくて、自然にぽろっと爪がとれました。現場作業員なので、仕事のときは安全靴をはいています。何かのケガをして爪が剥がれるとかなら分かるけど、何もせず剥がれたことが不気味でした。
肉体労働なので、こんな状態では仕事ができません。これからどうやって食べて行こうか、将来への不安もあります。
ワクチン打ってから、胃腸の調子がずっと悪い。便通はゆるいです。なぜか吐き気がこみあげてきて、実際嘔吐することもけっこうあります。吐き気止めを飲みながら、無理して食事をとっている有様です。接種前の体重は65kgだったのが、今は54kgです。
睡眠は、手や足のしびれが気になって眠りにくい。寝ようとするときに、左側だけぴくぴくとけいれんすることがあります。
あちこちの病院で医者から言われたのが、「精神的なものじゃないか」って。でも、接種前の自分には悩みなんてありませんでした。仕事は順調で、健康には何の不安もありませんでした。でも、どの医者にも「精神的なものだ」と言われるから、ひょっとしたらそうかもと思って、わらにもすがる思いで精神科に行きました。抗うつ薬が処方されて、飲むと、ただ気持ちが悪くなった。それだけでした。
去年あたりから気圧に弱くなりました。最近雨が続いてて、今も頭痛がしています。昔は雨が降れば現場が休みなので、雨がうれしかった。でも今は憂うつです。母がこんな具合でした。天気が悪いと体調が悪そうだった。でもまさか、自分が同じようなことになるなんて想像もしていなかった。
先週吐き気がひどくて、病院で吐き気止めの点滴を受けました。受けながら「こんな自分、いっそ一思いに殺してくれ」と思いました。
体がそろそろ限界です。心も。本当にうつ病になりつつあるのかもしれません」

ワクチンで健康を失った。そのせいで仕事ができなくなり、経済的にも困窮し、精神的にも追い詰められている。
接種が原因で亡くなった人がいることを思うと、この人はまだいいほうではあるけれども、ワクチン後遺症があまりにもつらいため、「もういっそ殺してくれ」という気持ちになっている。「接種後死ななかっただけよかったね」ではない。この人は今、生を死ぬよりつらく感じている。
さて、どのように対応すべきか。
食事や生活習慣の改善指導は必須だとして、他に何ができるか?
イベルメクチンは飲んだことがないというから、一度試しておきたい。接種からほぼ2年と長く経過している症例では、イベルメクチンは効きにくいという話を聞いたことがあるが、症状改善の可能性があることはひとまずやっておく。
漢方薬(コロナワクチン除去方)もぜひ勧めたい。左側の症状は、脳に何らかの梗塞があるのかもしれない。画像所見はないとしても、ごく微小な血栓が悪さをしているかもしれない。コロナワクチン除去方は血の巡りと気の巡りをよくするから、改善が見込めるかもしれない。
イベルメクチンと漢方薬だけで経過観察ということにしてもよかったんだけど、もう一つ、ダメ押しをしたくて、それでアサイゲルマニウムを勧めた。これ、悩ましいところなんです。基本、出すサプリは少なければ少ないほどいい。サプリの種類が多いと何が効いたか分からなくなるから。値段のこともある。サプリの種類が多いと必然的に財布の負担も大きくなる。特にゲルマは高額だからお勧めするのは心苦しい。でも、僕はこの人を心底気の毒に思っていた。ワクチンで人生がめちゃくちゃに破壊された。こんなひどいデタラメを食わされた人がいるのかと胸が痛く、何としても救ってあげたいと思った。
こういうときには、やはりゲルマニウムです。9回裏ツーアウト満塁。ここで監督が代打を立てるとなれば、一番信頼できるバッターを送り込むに違いない。僕にとって、それがゲルマニウムです。

6月2日再診。
「飲みだして4日ほどですが、しびれが改善しています。こんなに症状がよくなったのは、2年間で初めてのことです。今まではひどくなる一方でしたから。今日、雨が降っていますが、こういう日は必ず頭が痛くなります。でも、不思議なことに頭痛がありません。これ、自分としてはちょっとした奇跡です」

症状が楽になったとのことで、ひとまずよかった。臨床医は結果がすべての世界なので、何が効いたのかの考察は後でいい。
とりあえずしばらく今の処方を続けて、様子を見よう。余裕が出てきたら、たとえばイベルメクチンをやめてみたり、逆に、フルボ酸とかナットウキナーゼを新たに試したりして、さらなる改善を目指そう。
きっと、もっとよくなりますからね。

シェディングとコロナワクチン除去方

2023.6.4

60代女性
2023年4月26日受診
「私はコロナワクチンを受けていませんが、まわりはみんな接種済みです。打った人のそばにいると、シェディングを食らいます。症状は会う人によって、それぞれ違います。ある人に会うと、口の周りに口唇ヘルペスのようなぶつぶつができます。一晩寝るとマシになって、その翌日には消えることが多いです。かさぶたができて治っていくのではなくて、そのまま消えていくような治り方をします。ある人と一日仕事をしていると、ブレインフォグがひどくて、ものを考えられなくなります。他には、ものすごい倦怠感が出て眠くて眠くてたまらなくなったり慢性疲労症候群みたいに疲れたり、めまいが出たり。自分の体がまるで、スパイクタンパクの検出器になったかのようです。

今月15日に仕事で東京に行ったのですが、東京駅に着いたとたん、ひどい頭痛がして、もうたまらないほど痛くて。もともと若い頃は頭痛持ちでしたが、ここ数年は食べ物に気を付けるようになって頭痛はずいぶんマシになっていたのですが、久しぶりの激しい頭痛でした。一緒に行った娘も同じような体調不良になりました。そのままホテルに直行して12時間も眠りました。仕事を終えて、こちらに戻ってくるとまた楽になりました。

シェディングのことを他人に言うと、決まって「気のせいじゃないか」と言われます。でも娘も私と同じようにシェディングに弱くて、感じやすい。もちろん娘も未接種です。親子で同じように体調を崩すのだから、「気のせい」とはとても考えられません。

コロナが始まった初期の頃、コロナにかかりました。確か「37.5度以上が3日続けば保健所に連絡」という基準だったと思うのですが、熱は37.2度ぐらいの微熱が1週間続いて、それで症状が治まりました。ただ、そのあとの後遺症がひどかった。両足に何十年もなかったしもやけみたいなのができて紫色になった。そのうえ、ブレインフォグもひどかった。固有名詞が出てこなかったり物を考えられなかったりで、「認知症になっちゃった」と焦ったほどでした。おまけに、脱毛がありました。多発性円形脱毛症の診断で、頭皮に2か所できました。
そのおかげというか、こういうことがあったから、怖くてコロナワクチンを打たなかった。後で「打たなくて正解だった」とほっとしました。
コロナにかかった経験からいうと、あれは呼吸器感染症というか、血液の循環が悪くなる病気だという印象です。ただ、治るのはすぐ治ります。熱もしもやけっぽい皮膚症状も治りました。唯一、頭のモヤモヤ感、ブレインフォグですね。これが治りきっていない。あと、コロナになったときににおいがまったく分からなくなりましたが、それも尾を引いてると思う。コロナにかかる前はもっとにおいに敏感でした。
スパイクタンパク検出器みたいな私ですが、接種者特有のにおいはほぼ分かりません。一度、打ったばかりの人から、タンスみたいな、昔の家の樟脳のにおいを感じて、「ああ、これが例のにおいかな」と思ったことがありますが、基本においは分かりません。

イベルメクチンは使いますけど、シェディングへの効果は微妙ですね。先日東京に行ったときも前日から飲んでいましたが、全く効かなかった。スパイクタンパクの濃度が高すぎたせいでしょうか。

妹は3回打ちました。よくないと知って、4回目は打たなかったけど。妹と一緒にいると、強烈なブレインフォグに襲われます。言葉が出なくなって、まともな思考ができなくなる。でも家に帰るとマシになります。
先生のことを知ってから、アサイゲルマニウム、スピルリナ、竹炭なんかを飲んでいますが、飲んでも妹と会うとブレインフォグになるし、仕事の同僚と会うと口の周りに必ずヘルペスみたいなのができます。
小さい畑を借りて、野菜を作っています。だからEM菌のことは知っていました。畑仕事をしているとシェディングがマシになるような気がしています。土いじりには何かいい作用があるのかなと。
畑の管理をしてくれてる人がいて、この人、ワクチンの危険性とかシェディングのこととか全部ご存知だったから、打ってないと思ってた。でも最近、実は打っているということを知って、不思議に思いました。この人と一緒にいても全然シェディングを感じなかったので。土をいじるとか植物を育てるとか、何らかのデトックス効果があるのかもしれません。
ナットウキナーゼは買いたいけど、今話題になり過ぎて売り切れ中です。チャーガは試したけど、私には合いませんでした」

コロナワクチン除去方の適応がはまる気がしたので、勧めた。
この漢方薬については以前の記事で紹介した。
https://note.com/nakamuraclinic/n/n351fba7194d7
ワクチン接種者の様々な副反応(ターボ癌を含め)に効果を発揮するが、考案者の木田医師によると、シェディングに対しても効果があるという。

2023年6月2日再診
「除去方が効きました。それも、ものすごく効きました。飲み始めた最初の2週間ぐらい、好転反応だったのか、のどが腫れて風邪っぽくなりました。それで、血が混じったような痰とか鼻血がいっぱい出ました。ミミズのような、形のくっきりした痰です。すごいのが出たと思って写真に撮りました。汚いけど、見てみます?
こういう痰とか鼻血が出たとき、「ああ、これで治るな」と直感しました。たまってた毒がきれいに出たなと。
実際この後、除去方を飲み始めて2週間過ぎる頃には、ブレインフォグが完全に治りました。固有名詞がすらすら出ます。言葉に詰まることがありません。昔の私に戻りました。このまま認知症にまっしぐらかと思って不安でした。でも本当によかった。先生、私よくしゃべるでしょう?今が本当の私です。前に来たときは頭の中に霧がかかったようでした。

以前は鼻が常につまっていました。2020年にコロナにかかって以後、ずっと続く症状でした。でも今はつまりがすっかりなくなりました。シェディングのにおいが分かるようになりました。ひどいにおいです。自分なら絶対買わないような安物の香水みたいなにおいです。いかにもケミカルなにおいなので、気分が悪くなります。においが分かってしまうというのは、よし悪しですね。においをすばやく察知して、さっと回避できるメリットもありますが、分かってしまう苦しさもあります。
たとえば今日電車でここまで来ましたが、車内があまりにもひどいにおいなのでマスクしました。

ただ、除去方を飲み始めて以後、以前のようなひどいシェディングを受けることがなくなりました。4回接種済みの友人の車に乗ると、以前なら確実にヘルペスみたいな皮膚症状が出ていたところ、家に帰ってからすぐに除去方を飲むとそれほどひどい症状が出ません。

前回、EM菌のよさを先生から聞いてから、家でフル活用始めました。風呂にEM菌をいれて、家の風呂を“酵素風呂”にします。残り湯は洗濯にも掃除にも使えます。加湿器に入れると、ただの水を入れるよりも空気の清涼感が違いますよ。先生もよかったら試してください。
それから風呂にEM菌を入れ始めてから、風呂のタイルにカビが生えなくなりました。風呂にたったのキャップ2杯を入れるだけ。これだけで十分効きます。EM菌のすごさに驚きました。

しかし何度も言いますが、あの痰と鼻血は衝撃でした。ミミズみたいな、血まみれの白血球の死骸。こんなものが体につまっていたのかと。ワクチン接種者の血管内に白色クロットという大きな血栓があると聞いたことがあります。私の場合は打ってないし血管内ではないけど、同じようなものだったんじゃないかと思います。未接種ではあるけれど、コロナにはかかったので、そのときにスパイクタンパク的なものが体内に入り込んで増殖したのかなと。
ブレインフォグが一生続くのかと思っていました。でもそうじゃなかった。除去方が信じられないくらいに効いた。認知症みたいだったのが、また神経がつながってクリアになったようです。先生、これ、アルツハイマーにも効くんじゃないですか。認知症みたいな私がこれだけ劇的に治ったんだから、本当の認知症の人にも効くような気がします」

接種者もシェディングを受けます

2023.6.1

2023年6月7日ワクチン後遺症研究会のzoomミーティングで講演させていただいた。

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まず、ワクチン後遺症の治療例について供覧し、次に、シェディングに苦しむ症例とその治療について紹介した。

ワクチン後遺症の治療に際して、僕の臨床に欠かせないのはアサイゲルマニウムである。その何たるかを説明すると同時に、

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きっちり本の宣伝もしておいた(笑)こんな機会はめったにないからね。
医師、歯科医師、獣医師の方は、僕が主催する有機ゲルマニウム研究会にもどうぞ!毎月1回オンラインミーティングをやっています。

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https://organogermanium.com/

ゲルマに引き続き、チャーガも僕の臨床を支える強力な武器です。
チャーガについての告知も入れておいた。

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https://peatix.com/event/3598741/view

2023年8月1日チャーガについてのオンライン勉強会があります。有志医師の会、こどもワクチンプラットフォームのメンバーは無料となっています。よかったらご参加ください。

さて、本題。

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今回のオンライン会議で僕が最も強調したかったのは、シェディングの危険性である。あのワクチンがどれほど大きい災厄をもたらしたか、それについてはようやくマスコミも重い腰を上げて報道し始めたが、シェディングについてはいまだに沈黙している。
シェディング(接種者のそばにいることで何らかの体調不良が生じること)という現象は、明確に存在する。

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以前紹介した論文だけれども、これはもっと注目されないといけない。特に、このグラフ。

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下半分、ピンク色の山は、未接種の両親とその子供で、抗体価(コロナ特異的抗体)は上がっていない。これは当たり前です。
しかし上半分を見よ。接種した親(vaccinated adult)で抗体が上がっているのはワクチンを打ったのだから当然だとして、問題はその子供である。接種した親と暮らしている、ただそれだけで子供の抗体価が上がっている。これこそがシェディングの証明になっています。
接種した親から出ている何らかの物質が、未接種の子供の免疫系に干渉したことを意味しています。

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やはり、以前に紹介した論文の再掲だけれども、高知大学の佐野教授がワクチン接種者の汗腺からスパイクタンパクを確認している。汗のなかに存在するということは、その汗を拭いたバスタオルにはどうなのか?汗が蒸発すれば空気中に拡散することがあるのでは?銭湯のお湯はどうなのか?さまざまな不吉な疑問がわいてくるわけです。

シェディングを起こすワクチンは、何もコロナワクチンが最初ではありません。たとえばポリオワクチン。

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経口生ポリオワクチンを接種した子供の分泌物(尿、便、唾液、鼻汁など)には大量のポリオウイルスが含まれいてる。そのため、接種した子供のオムツを替える親やベビーシッターが次々と麻痺(ポリオ症状)で倒れた。この事態を重く見た米国政府は、1999年生ポリオワクチンを不活化ワクチンに切り替えた。

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イギリスでは水道水からポリオウイルスが検出された。立派な”公害”です。
接種者を「生物兵器」とする表現は誇張だとは思わない。文字通り、本当に、ウイルス拡散装置になっている。
悲しいことに、こうしたワクチンを打つ医療者も接種を求める患者も、こんなデタラメなワクチンを「公衆衛生」だと思っている。実際には病気の予防どころではなく、病気の拡散にしかなっていない。

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野ウサギを147匹つかまえて、それら全匹にマイクロチップを挿入し、かつ、その半数(73匹)に自己拡散型ワクチンを接種した。そしてこれらを野に帰した。さて1か月後、再び野ウサギを捕まえた(標識再捕法。生物学では定番の手法)。この野ウサギのうち、マイクロチップ挿入済みかつワクチン未接種のウサギの56%に抗体が検出された。
これ、衝撃的な結果なんですが、意味が分かりますか?再度捕獲されたマイクロチップ挿入済みのウサギは、ワクチン接種済みか未接種か、すぐわかる。未接種なら抗体が検出されないのが普通です。しかし56%から抗体が検出された。接種済みの個体から出る何らかの物質が、未接種個体の免疫系に干渉したということです。

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自己拡散型ワクチンは、すでに獣医学の分野で応用されている。多数のウサギを飼う小屋があって、その全個体にワクチン接種するのはけっこう大変です。捕まえて1匹1匹ワクチンを打とうにも、ぴょんぴょん跳ねて逃げ回り、獣医も大変ですが、ウサギにもストレスです。自己拡散型ワクチンが便利なのは、数匹捕まえてワクチン接種するだけでオッケーなところ。接種した数匹が不妊になるのはもちろん、それらが他の個体と混じり合い、結果、他の個体をも不妊にすることができる。一網打尽とはこのことです。

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https://www.youtube.com/watch?v=FQPQsUiaaEc

『ユートピア』2013年英国制作のドラマ。
我々はヒトの繁殖を今後3世代で終わらせる。赤ちゃんが次々と忙しく生まれるなどということはもうない」「注射によるウイルス注入、地球温暖化、水不足、食糧危機。これらすべての問題は、結局すべてひとつに行きつく。人口過剰だよ
ドラマや映画などを使って、今後の行く末を示唆するのが彼らの流儀。
本気で根絶やしにかかってると思うよ。

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恐らく今の日本で、世界で、同じことが起こっているはずです。「自分はコロナワクチン未接種だ」という人も、社会生活を営む上で、接種者が密集する職場や人混みに行かざるを得ない。そのときに、接種者の皮膚や呼気から発散されるエクソソーム(スパイクタンパク)を吸入したり接触する。こうして体内に侵入したスパイクタンパクが、免疫反応を起こし、抗体が産生される。
毎日のように接種者を診察する僕の体内でも起こっていると思います。

講演後の質疑応答にて

池澤孝夫先生「シェディングについて、2回とか3回打って何もなかったけど、この春頃から調子が悪いという人が多い。本人さんは遅発型後遺症を疑っているけれども、どうも話を聞いていると、ワクチン後遺症よりはシェディングらしい。そういう患者が多くおられます。
遅発型後遺症なのか、オミクロン対応ワクチン開始以降、シェディングの害が深刻化しているけれども、そのどちらなのか。あるいは、その混在型もあるのではないか。
もともと後遺症のあった人が、シェディングのせいで悪化するとか、あるいは、後遺症とシェディングの混在型について、中村先生はそうした症状について鑑別の方法はありますか?」

これは極めて重要な指摘です。
僕らは、ともすれば、「接種者」と「未接種者」の二分法で思考しがちです。そして、シェディング被害については、「接種者=加害者」、「未接種者=被害者」と形式的に見ています。しかし、池澤先生の指摘によると、接種者のなかにもシェディング被害を訴える人がいるという。
これは、言われてみれば、僕にも思い当たる節があります。ワクチンを2回接種した患者のなかに、「人混みに行くと体調が悪くなる」という人が確かにいる。僕は内心「あなた接種者じゃないの」とスルーしていたのだけれど、彼らはシェディングの被害者であるかもしれない。

池澤先生「2回接種で終わった人について、遅発型は、2回目接種してから3~6か月後くらいに発症していることが多いし、3回接種した人は半年~1年後くらいに発症することが多いので、少なくともそれぐらいまで何ともなくて、いきなりひょっこり、今年に入ってから体調おかしいとか、その時間経過に注目することで見えてくるかと思います。つまり、時間ですね。最後に打った日(何回打ったか)からどれぐらい経過したのかということと、それとシェディングに多いのは、意外と全身倦怠感とか神経症状はあまりなくて、呼吸器症状、皮膚症状、消化器症状など、スパイクタンパクが入りやすいところの症状を訴える人が多い。そういうのがひとつの判断基準かなと。また、最近のシェディングであれば、イベルメクチン、グルタチオン、ビタミンCの点滴が効くので、それを試して、著効すれば「シェディングかな」と鑑別の助けになります」

佐々木みのり先生「うちの患者で2回接種後にワクチン後遺症になり、それからずいぶん経ってるけど、シェディングで苦しんでる患者がいる。親の入居する高齢者施設に行って、帰ってくるとシェディング症状が出てくるとか。症状は皮膚の湿疹、皮膚科的にはsenile angiomaと言いますが、発作的にぶわっと出ます。それは恐らく、生検して病理に出して免疫組織染色すればスパイクタンパクが出ると思います。今、佐野教授とその患者を共有して、今度発作が出たら佐野教授のところで生検してもらう予定です。
遅発型のワクチン後遺症なのか、接種者のシェディングなのか、鑑別としては、明らかに人混みであるとか高齢者施設とか「ワクチン接種者がたくさんいる場所に行くと症状が出る」、これがポイントかなと思って、私はそこを聞くようにしています。たとえばデイサービスなどで入浴介助する介護士とか、あるいは美容師とか、じかに手で接種者の肌に触れるようなことをしていると、自分の腕や手に水ぶくれが出る人がいます。これは、明らかにシェディングです。そしてこれは、打ってる打ってない関係なく起こっています。こういう人にはゴム手袋することを勧めます。それだけで皮膚症状がずいぶん抑えられた。だから経皮的な何かがあることは確かだと思います。あと、呼吸で吸い込んだスパイクタンパクはけっこう厄介です。のどがゲホゲホして急に咳き込んだり、ずっと痰が続いたり、体がだるくなったり、そういう場合はイベルメクチンやコロナワクチン除去方を使っています。あるいは、ゲルマニウムも使います。1錠ですごく効きます。毎日飲まなくても1回飲んだら2,3日効いてる印象です」

池澤先生「シェディングについて、人混みに行って調子悪くなるというのは、みのり先生が言うように、シェディングを疑うひとつの根拠になるけれども、私が最近気にしているのは、衣服について家に持ち込まれて、家じゅうが汚染されているんじゃないかという可能性。そのせいでワクチン後遺症も改善しないのかもしれない。家がスパイクタンパクで汚染されまくっているせいで、家にいてもスパイクタンパクを吸いまくっている。この可能性は大いにあると思っています。
服の材質としてリスクが高いのは、夏はポリエステル系、冬はアクリル系です。ポリエステルもアクリルもマイナスに帯電しやすくて、静電気でプラス荷電を引き寄せます。井上先生によると「スパイクタンパクの正電荷について、オミクロン株は武漢株の60倍くっつきやすい」というぐらいだから、ポリエステルやアクリルの服を着て人混みに行けば、服に大量のスパイクタンパクが付着しているはずです。この付着は非常に強力です。患者のなかには鼻が敏感な人がいて、そういう人に言わせると「洗濯しても落ちない」とのことです。
だから、シェディングに苦しむ人に対するアドバイスとしては、「衣服を変える。石油由来のアクリルやポリエステルを身に着けない」あるいは、「加湿器にフルボ酸を入れる」といった対策があるかと思います。これを実践することで1週間でシェディングが改善した人がいます。
オミクロンワクチンのシェディングは極めて厄介です。しっかり対策を講じる必要があります」

吉野真人先生「ワクチン後遺症を内因性スパイク、つまり体内で自前で産生されたスパイクタンパクによる害だとすると、シェディングは外因性スパイクによるものだと言えます」

要するに、両者ともスパイクタンパクによりもたらされる障害であり、Spike Proteinosis(スパイクタンパク症)という概念で統一的に把握できそうですね。

池澤先生「ある患者が言ってました。「ホテルに行くとシェディングで寝れない」と。布団のシーツや枕カバーは、もちろん洗濯してるんですよ。それでも、肌が異常を感じてる。結局、ただ洗濯するだけでは、全然スパイクタンパクが落ちてないんです。
カーテンにはポリエステル製が多いから、空気中のスパイクタンパクを吸着する。だから、カーテンを開け閉めするだけでも、スパイクタンパクは激しく飛散するはずです。
エアコンを使ってないとき、送風口に大量のスパイクタンパクが静電気で引き寄せられてた。そこでエアコンをつけると、大量のスパイクタンパクが部屋中にまき散らされる。これからエアコンをガンガン使う季節なので、危ないですよ。特につけたり消したりすると余計にリスクが上がります。正直、私の部屋はエアコンつけっぱなしです。
衣服、寝具、絨毯、エアコン、カーテン。そのあたりには注意が必要です。
服として、オススメは綿。あと、ウールもいいですよ。ウールはプラス荷電で、スパイクタンパクと反発するので。だから、服は綿かウール。あとは絹や麻もいいですね」

衣服などに付着したスパイクタンパクの悪影響、つまり、「シェディングのシェディング」に対しては、EM菌をスプレーボトルにいれてシュッシュすると楽になるという人がいます。
https://note.com/nakamuraclinic/n/na6cd51515a0f
EM菌の効果は多くの患者が実感しています。
同じことをフルボ酸でやってもいいし、二酸化塩素で試してもいいかと思います。

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シェディング対策は重要です。それは、シェディングに苦しむ人を助けるために重要なのはもちろんですが、接種者と未接種者の分断を防ぐために重要です。

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国民の8割が接種した今、シェディングからは逃げられない。でも、対応策がある。恐れる必要はない。恐れるものがあるとすると、それは、接種者と未接種者が分断された社会のほうだろう。

源麹研究所

2023.5.26

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麹がいかに体に良いか、過去の記事で複数回にわたり紹介した。
麹の効能1
https://note.com/nakamuraclinic/n/n42b182eda965
麹の効能2
https://note.com/nakamuraclinic/n/nbfec5683e5a6
麹の効能3
https://note.com/nakamuraclinic/n/nabfe1496dac5
麹の効能4
https://note.com/nakamuraclinic/n/n30dd6700fa5e
麹の効能5
https://note.com/nakamuraclinic/n/nbdec244e566e
麹の効能6
https://note.com/nakamuraclinic/n/nbdcd2e0ae872
麹の効能7
https://note.com/nakamuraclinic/n/nfaab04881a9f

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これらの記事はすべて、『麹親子の発酵はすごい』(山元正博、山元文晴著)の内容を踏まえたものだった。
今回、鹿児島に来たそもそもの目的は、僕がリスペクトする『麹博士』山元正博さんにお会いすることだった。お会いして、ゲルマニウムの魅力を伝えたいと思っていた。浅井ゲルマ研究所の中村宣司さんと永田さんと一緒にお邪魔して、こういうことをお伝えした。

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「この論文をごらんください。2019年に中村さんのチームが書いた論文ですが、内容としては、アサイゲルマニウムとコウジ酸の併用により、それぞれの単独使用よりも能率的にメラニン産生を抑制するというものです。

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この図が分かりやすいかと思います。まず、シミがどんなふうにできるのかということですが、チロシンというアミノ酸にチロシナーゼが作用して、Lドーパができ、これにまたチロシナーゼが作用してドーパキノンができ、これが代謝されてメラニン色素になる。これがシミのもとになります。つまり、メラニンの合成を抑えてやれば、シミが消えることが期待できます。
まず、コウジ酸はチロシナーゼの活性を抑制し、Lドーパの産生やドーパキノンの産生を抑制することで、メラニン合成を阻害します。
一方、アサイゲルマニウムは、コウジ酸とは別の作用機序でメラニン合成を阻害します。具体的には、Lドーパとの相互作用です。
つまり、コウジ酸、アサイゲルマニウム、それぞれメカニズムは違いますが、いずれもメラニン合成を抑制するという点では共通しているわけです。
作用機序が同じようなものを併用すれば、効果はせいぜい相加的になるにとどまりますが、作用機序が異なるものを併用すれば、相乗的な効果が期待できます
そこで、コウジ酸とアサイゲルマニウムについて、単独使用の場合、併用の場合とで、その効果を比較しました。結果が以下のグラフです。

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まず、(A)のグラフをご覧ください。細胞外のメラニン量は、アサイゲルマニウムの投与量依存性に減少していきます。コウジ酸についても、投与により細胞外メラニン量が減少します。
これらの併用でどうなるか。それを検証したのが(D)のグラフです。ゲルマニウムの増量、コウジ酸の増量によって、それぞれ細胞外メラニン量が減少します。つまり、相乗的に作用しているということです。

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アサイゲルマニウムがどのようにしてLドーパに作用するのか?この作用機序についても詳しく調べています。

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右上のTHGPがアサイゲルマニウムです。Geの周りに水酸基(-OH)が3個もついています。ここが反応性の高い部分で、たとえばシス-ジオール基(隣接する-OHを2個持つ箇所)と結合します。シス-ジオール基の例としては、カテコラミン(ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン)やATPはシス-ジオール基を持っています。アサイゲルマニウムには鎮痛作用がありますが、それはATPとの結合によるものです。
アサイゲルマニウムはこのシス-ジオール基と結合するため、Lドーパが基質として認識されません。結合している間は酸化が進まない。つまり、ドーパキノンにならない。結果、メラトニン産生が抑制されるということです。

さらに言うと、ビタミンCもメラニン抑制に効くことは有名です。先の作用機序の図で言うと、ビタミンCはドーパキノンを還元しLドーパに戻します。ビタミンC投与で美白になるのはこのメカニズムによります。

そこで、僕としては、アサイゲルマニウムと源麹研究所の麹がコラボして、何らかの美容アイテムが作れたらおもしろいんじゃないかなと想像しています。
僕はここ数年アサイゲルマニウムを臨床で使ってきました。その効果はすばらしいものです。また、山元さんの本を通じて、また自分の体感を通じて、麹のすばらしさも知っています。この両者がコラボすればすばらしい化学反応が起こると思っています。
シミに悩む女性の助けになるのはもちろんですが、メラノーマなどの皮膚癌への効果も期待できると思います。というのは、メラノーマ細胞を使った上記の研究できっちり結果が出たので」

このプレゼンに対して、前向きに話を進めていきましょうということになりました。アサイゲルマニウムと麹のコラボ商品が、近いうちに完成するかもしれません。
美肌を求める女性にとっての”最終兵器”になると思います(笑)

源麹研究所を後にする際、見送りに来てくれた山元さんが「温泉に行くのならここがいい」というところを紹介してくれた。「客はほとんどが地元の人。いい温泉ですよ」
さらに、源麹研究所の販売コーナーに勤務する女性に、どこかおいしい飲食店を聞いたところ、オススメを教えてくれた。

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源泉かけ流しのお湯が、1日20リットル以上も流れているという。湯船につかりながら、何かすごいもったいない気がした。「こんなにいいお湯があふれている」と山頭火みたいなフレーズが頭に浮かんだ(笑)
お湯は飲用可能。飲んでみると少しミネラルっぽい味がする。いかにも体によさそう。湯から上がって、涼んでいたけど汗が止まらなかった。代謝がものすごいよくなったみたいだ。
こんなにすばらしい温泉が1回300円。地元の人はふらっと来て、当たり前に使っている。なんてうらやましい。

コロナ前、2019年だったか、栃木県に行って、ある温泉に入った。別に体が温まればどこだってよかった。何の期待もしてなかった。そもそも温泉が目的の観光じゃなかったから、何の下調べもせず目についた温泉にテキトーに入ったのだけれど、それがとても気持ちよかった。湯上りがあまりにも爽快で、こんな気持ちのいい感覚を味わったのは初めてのことだった。ぜひとももう一回入りたいと思ったので、神戸に帰る直前にまた同じ温泉に行ったほど。
この栃木の温泉が自分史上最高の温泉だったけど、今回の鹿児島で入った温泉は、それと甲乙つけがたいほどすばらしかった。

温泉を出た後、地元の人オススメの居酒屋に行ってみた。
さて、まずは飲み物から、とメニューを見ると、品ぞろえは多くない。ビールか焼酎。焼酎は一種類だけ。「じゃ、これで」と注文すると、店員が「ボトルだとお得ですよ」という。「いくら?」「1800円」
安いなぁ。でも、せっかく旅行に来てるんだから、高くてもいいからもっといい焼酎が飲みたいんだけど。魔王とか森伊蔵とか。でも一種類しかないんなら、これでいくか。
という感じで、飲んだんだけど、何も問題なかった。問題ないどころか、めちゃくちゃうまかった。いかにも「イモ」って感じの澄んだ香り。これを「森伊蔵です」とか言って出されても、何も気付かず「やっぱりうまいなぁ」って飲んでたと思う。

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多分、全国的な知名度という意味では誰も知らない焼酎だろう。でも、うまい。これが1ボトル1800円ってあり得ない。
料理もうまかった。黒豚の煮込んだの、絶品だった。
温泉もそうだけど、地元の人は最高のものを、当たり前みたいに、ごく安い値段で享受している。この焼酎、東京なら10倍の1万8千円でも全然おかしくない。温泉も、これだけすばらしいのが都会にあれば、2000円の入浴料でも客が殺到すると思う。

ちなみに、九州の焼酎がおいしいのは、先ほど行ってきた源麹研究所の河内源一郎博士(1883~1948)のおかげです。焼酎を作ってる酒造業者は河内博士のお墓に足を向けて眠れないはずです(笑)
それと、鹿児島の豚肉がおいしいのは、山元正博さんのおかげです。山元さんは豚の飼料に麹を配合することで、豚肉の肉質向上と養豚場の糞尿による悪臭の軽減に多大な貢献をしました。

今回の旅行で、鹿児島は何て豊かな土地だろうと思いました。自然環境の豊かさもさることながら、そこに暮らす人々の創意工夫が生活をより豊かにしている。島津家がイギリスと互角に渡り合えるほど強かったのも、こういう豊かさが背景にあったんじゃないかな。

最近シェディングの質が変わった?

2023.5.20

30代女性 5月10日受診
「今年の1月中旬に彼と出会いました。素敵な人だなと思って連絡先を交換して。最初は2週間に1度の頻度で会っていましたが、お互いに魅かれあって、2月には週に1、2回のペースで会うようになりました。
でも会った翌日、必ず体調が悪くなることに気づきました。だるかったり、腕の関節が痛かったり、のどが痛んだり。そういう症状がだいたい2、3日続きます。
ひょっとして、と思って彼に聞いてみると、やっぱりそうでした。「4回打った。最後に打ったのは去年の11月」と。
彼に正直に打ち明けました。「私、あなたと一緒に過ごすと、翌日から体調が悪くなるの」と。そして、具体的にどういう症状が出るのかを伝えました。
彼のことが好きだから伝えたんです。嫌いな人ならわざわざこんな説明しないで、黙って別れたと思う。これからも彼と一緒にいたいから、自分のことを分かってもらいたいから、シェディングのことを説明しました。
彼、分かってくれました。「俺にできることがあれば何でもする。デトックスの必要があるなら協力する」と。
3月上旬から同棲を始めました。好きな人ではあるけれど、やっぱりシェディングは食らいます。たとえば一緒に車に乗っていると、肺がチクチクして、頭痛とめまいがしたり。ワクチンのにおいもわかります。
3月下旬になって、関節が痛くて、炎症が起きて風邪っぽい感じになって、以前よりも鼻やのどの粘膜が乾燥する感じになって。
何とか症状を軽くする方法はないものかと情報を探していて、中村先生のことを知りました。4月に予約しましたが、そのときが一番調子が悪かった。今日受診するまでの間にいろんな対策を試したおかげで、今はシェディングの影響を受けにくくなりました。
一番効いたのは、青パパイヤ酵素です。関節のだるさとか風邪っぽい感じがずいぶん楽になります。

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これがなぜ効いたのか?私の仮説ですけど、シェディングというのはスパイクタンパクがエクソソームとして発散される現象だとすると、酵素がスパイクタンパクを分解するんじゃないかと思います。
あるいは、この青パパイヤ酵素の説明パンフレットに書いてあったんですけど、ロシアのチェルノブイリで原発事故が起こったときに、現地の人にこの酵素を送ったらとても喜ばれたという記述があって、ほら、コロナワクチンと放射線の関係が言われてますけど、そういう、放射線的な意味でも青パパイヤ酵素が効いたのかなって思います」

タンパク分解酵素という意味では、ナットウキナーゼ、ルンブロキナーゼ、セラペプターゼ、ブロメラインあたりも見どころがあるかもしれない。
ナットウキナーゼは、マロン博士やマカロー博士が紹介したことで世界中で爆発的に売れてて品薄だけど、パパイヤ酵素(パパイン)はまだそれほど注目されてないと思う。

40代男性 5月19日受診
「職場では3回目、4回目まではだいたい皆さん打っていますし、5回打った人もいます。危険性に気付いて2回でやめていたのに、海外出張するために最近になって3回目を打った人がいて、その人からひどいにおいがしています。
ここ2週間ほど、暑くなってきたせいか、それともみんながマスクを外し始めたせいか、職場はひどいにおいです。しかも、シェディングの質が変わってきた印象です。2021年夏頃までは下痢がひどかった。それもほとんど水のような下痢です。でも最近はそうではなくて、動悸とか呼吸困難になるようなシェディングです。
これまでシェディングの影響を受け過ぎたせいか、最近自分の尿や便から柔軟剤のにおいを感じます。これはどういうことだと思いますか?接種者から発散される何らかの物質が私の体に吸収されて、増殖し、体がそれを排出しているということでしょうか?
同じことを妻も感じています。妻は私に負けず劣らずにおいに敏感なのですが、自分の尿から柔軟剤みたいな変なにおいがすると言っています。窓を開けていると、排水溝とか街行く人々からシェディング臭がして、それが不快なので窓を閉めるのですが、そうすると自分の排せつ物のにおいを感じてしまう。
これ、自分が悪影響を受けたものを排出できているという点で好ましいことなのか、それとも、デトックスしきれなかったものが尿にもあふれ出ていることでヤバいことなのか、どう考えればいいでしょう?
私が想定する最悪のケースは、シェディングによるDNAの変化です。接種者の遺伝子が変わる可能性は理解できます。つまり、コロナワクチンに含まれるmRNAが逆転写酵素で核内に取り込まれて遺伝子が変化したり、コロナワクチンに混入していた大腸菌のプラスミド由来のDNAが核に取り込まれて遺伝子が変化したり。そういう可能性があることは分かります。でも、シェディングによって自分の遺伝子が変わる可能性はあるでしょうか?

3月、まだ寒い頃によく感じたのですが、たとえば電車で隣に来た人が、「ああ寒い」という感じで、こうやって腕を組んで身を縮めて腕をこすり合わせます。そうすると、こすり合わせた腕からにおいが舞い上がるように、ひどいにおいが広がります。そのにおいをかぐと、私はしんどくて動けなくなります。柔軟剤のような甘いにおいです。接種者の皮膚からは、確かに何らかの匂い物質が出ていると思います。
においは、温かくなって薄着になってきたせいか、以前よりきつくなりました。

どのように対処しようか、悩んでいます。たとえば、子供の習い事をどうしたものかなと。子供が音楽教室に行っているのですが、そこの事務員とか他の子供の親御さんがすごいにおいで、子供をこのまま通わせていいものか、心配です。子供は「痰が絡むことが増えた」と言っています。もちろん、これがシェディングの影響か、あるいはケムトレイルのせいか分かりませんが。

最近、シェディング対策として効果を実感したのは、これです。

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エムケイエコという樹木抽出物です。これ、確かににおいが消えます。効能書きにも、ホルムアルデヒド、VOC(揮発性有機化合物)の除去と書いてあります。

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『シェディングに効いたもの』https://note.com/nakamuraclinic/n/n0ed042383c09

接種者からホルムアルデヒドやVOCが出ていることは確認されているから、これが効く理由も納得できます。
5ALA、フルボ酸、グルタチオン、ゲルマニウム、竹炭。このあたりで、少なくとも最悪の事態は回避できてるかなという感じです」

最近シェディングの質が違う感じがするという声は、患者からよく聞きます。まず、においが違うし、曝露によって起こる症状も1回目、2回目のときのシェディングとはかなり違うようです。シェディングに敏感な人は、「3月、4月になって、シェディングがひどくなってきた」と言います。
これ、考えてみればかなり異常なことです。1回目、2回目がバンバン進んでいた2021年夏ごろは、シェディングを訴える声も多かったけど、打つ人が打ち終わり、だんだん時間が経つにつれ、シェディングの被害も収束していたんですね。
シェディングという現象が、たとえば接種後1か月以内がピークでその後は次第に接種者から発散されるエクソソームの量も減少していくとすると、2023年の3月、4月あたりというのは、最もシェディング被害が少ない時期でなくてはいけない。6回目が始まった5月8日以降はまた事情が違うけれども、その直前の時期というのは、世間一般がワクチン接種から最も時間的に遠ざかっている時期だから。しかし実際には、シェディングに敏感な人の多くが「ひどくなってきた」という。
3回目以降の二価ワクチンを受けた人が発散するエクソソームの量は、経時的に減少しない。つまり、延々発散し続けるということかもしれない。

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岐阜県の歯科医神野剛良先生は、うつみんとの対談のなかで、「シェディングを食らったせいで、おでこに磁石がくっつくようになった」と言っている。
https://www.youtube.com/watch?v=Bi0yJWSLZTk
荒唐無稽な主張のように思われるだろう。しかし、接種した人の遺伝子を書き換える可能性が真剣に疑われているワクチンである。僕としては、もはや何があっても驚かない。

別にコロナワクチンに限らず、すでに従来使われていたワクチンでもシェディングは起こり得る

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https://note.com/nakamuraclinic/n/n9442e1ef2305

MMR(三種混合)、水痘、ロタ、DTP、ポリオ。子供がこれらのワクチンを受け、そのせいでお母さんが体調を崩す現象が複数報告されている。
https://note.com/nakamuraclinic/n/ne819d46d0a33

体調を崩すどころじゃない。接種者の周囲にいる若年女性が不妊になる可能性も考慮しておく必要があると思っている。

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すでにウサギの繁殖コントロールに使われている技術である。この技術が今回のコロナワクチンに応用されていないと誰にも断言できない。

杞憂であればいいと思っている。しかし「悲観的に備え、楽観的に対処する」というのが危機対策の基本である。
接種者は、たとえ自分に症状がなくとも、解毒のためにできる限りのことをしておくといい。結果、それが愛する人を守ることにつながるかもしれない。
6回目を打つなんて、もってのほかですぞ。打つあなたはよくても、周りがいい迷惑なんです。

有機ゲルマニウム研究会~鎮痛作用について

2023.4.16

以前に告知したように、毎月、医師、歯科医師、獣医師を対象に有機ゲルマニウム研究会をオンライン上で実施している。4月11日、その第2回を行った。
理想としては、参加している医療者の皆さんとゲルマの使用経験を語り合う場にしたいところだけど、現状では積極的に使用しているのは僕だけなので、最初のうちは僕のひとり語りになってしまうのは仕方ない。
前半で浅井ゲルマニウム研究所の島田さんに『アサイゲルマニウムの鎮痛効果』について講演していただいた。それに対する質疑応答のなかで、僕はこんな話をした。

ある40代女性が「歯が痛い」ということで当院を受診されました。うちは歯医者じゃないんだけど(笑)この患者が言うわけです。「ロキソニン飲んでも今治水飲んでも何をやっても効かない」と。みなさん今治水ってご存知ですか。今治市の水ってことじゃないですよ(笑)こんじすいと読みます。

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クローブ、シナモン、ミント、カンファーなど痛みを抑える生薬を使った第2類医薬品で、薬局とかネットで買えます。
しかしこの人は何をやっても効かなかった。歯医者を3件まわったけど、どの歯医者も「問題ない」と言う。それで「どうにかして」ということで当院に来られました。
そこで僕はこう言いました。「ゲルマニウムを歯茎の痛む箇所に当てておくように口に含むといい」と。そして、個人的に信頼している別の歯医者を紹介しました。
それから1か月後、この人が再びうちに来て、「ゲルマは確かに効きました。確かに一瞬楽になりました。でもそれで根本的に治るわけではありませんが。紹介してくれた歯医者に行って麻酔を打ってもらいましたが、麻酔が全然効きません。おかしいなということで歯の詰め物を外すと、中から大量の膿が出てきました。その膿が出た後ようやく麻酔が効いて、その歯を抜いてもらいました」
この話には重要なポイントが含まれています。
まず、麻酔という鎮痛方法は血流に依存しているということです。この患者の痛む箇所には大量の膿が貯留していて、そのせいで内圧が高まり、虚血状態にあった。これではさすがの麻酔も鎮痛効果を発揮できない。しかしこのような状態であっても、ゲルマニウムを口に含んで痛む箇所に当てていると「痛みが楽になった」とこの患者は言っているわけです。ゲルマニウムの鎮痛作用は血流に依存していないということです。歯茎から経粘膜的に吸収されて血流非依存的に鎮痛作用を発揮した。これがゲルマニウムの非常にユニークなところだと思います。

後半は僕の症例提示。以前の記事に書いたことがある症例ですが、不登校の9歳男児がゲルマニウムを飲み始めてから学校に通えるようになった例について紹介しました。
【症例】9歳男児
【主訴】チック、不登校、皮膚掻痒感
【現病歴】2020年3月、コロナ自粛が始まった頃あたりに「ざわざわした気持ちになる」といって学校に行けなくなった。学校だけではなく、外に出ること自体が困難になった。同時期から全身にチックとかゆみが出現した。皮膚科に行って薬(飲み薬、塗り薬)を処方されるも改善しない。同年9月当院受診。
お母さん「2018年にこの子の父、私の夫が亡くなったんですね。それ以後、おかしくなったと思います。そこにコロナ自粛の影響が加わって、ますます悪化したようです。本人も『パパに会えなくて寂しくてこんなふうになったと思う』と言っています。カウンセリングのような治療を受けた方がいいでしょうか?
最近は明らかに元気がなくなって、何もせずに横になっていることが多いです。食事量も減っています。睡眠についても、今まで9時には寝れていたのが、最近は気持ちの不安定からなかなか寝れないことも多いです。
学校に行きたい思いはあります。ただ、急に人混みが苦手になりました。学校もそうですし、電車とかレストランとかに入るのも抵抗があります。
皮膚は以前はすべすべしてきれいでしたが、最近は全体的にガサガサしています。軟膏を塗っても効きません。皮膚のせいなのか、お風呂も嫌がります。皮膚の感覚異常でしょうか。
チックも夫が亡くなった頃に始まりました。音声チックと運動チック、両方あります。音声チックは、同じ言葉を2,3回繰り返したり。運動チックは、ジャンプしたり、ぎゅっと目をつむったり。最近チックがあまりにもひどいので病院に行ったら、ADHDに効く薬を処方されました。ネットで調べると、ほぼ覚醒剤に近い薬だと。怖いのでまだ飲ませていません。お守り代わりに持っていますけれど」

こういう症例を見て、まず何を考えるか?
本人は、父に会えない寂しさのせいで様々な不調が生じたと考えている。人間は、肉体という物質的な存在であるばかりではなく、心という精神的な存在でもあるから、こういう本人の解釈モデルは大事である。だから、カウンセリング的なアプローチも、一度は試してみてもいいかもしれない。
ただ、一般論として、普通の人間は寂しいからといってチックを発症しない。他に原因があるに決まっている。そこで、探りを入れてみる。「ワクチンをよく打っていた、ということはありませんか?」
「夫は白血病でした。感染症にかかってはいけないと思い、この子にはワクチンを欠かさず打つようにしていました。すでに小児ワクチンはすべて打っていますが、さらにインフルエンザはもちろん、麻疹、風疹の追加接種なども積極的に受けました」
ああ、なるほど。この時点でおおよその見当がついたが、まだ断定はしない。持参の採血データを見ると、
中性脂肪 49 mg/dl ヘモグロビン 12.9 g/dl コルチゾール 4.4 μg/dl
中性脂肪が低い。なぜか?
ひとつの可能性として、ワクチン接種により中性脂肪が低下する。

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また、ヘモグロビン12.9と軽度ながら貧血がある。ワクチンは腸内細菌叢に壊滅的な打撃を与える。腸内細菌叢は中性脂肪を含む脂質代謝に関与していると同時に、腸での造血にも関与している。言い間違いではない。繰り返すが、腸内細菌叢は腸での造血に関与している
ここで千島学説について少し触れておこう。

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千島学説というのは1963年に千島喜久男博士によって提唱された説で、たとえば「赤血球は様々な体細胞の母体である(赤血球一元論)」「病原体の自然発生説」「腸造血説」「獲得形質は遺伝する」などと主張していることから、当時異端視されたのはもちろん、今も学界主流派から無視され続けている。
しかし最近、千島学説の正当性裏付ける研究が相次いでいる。

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『腸内細菌叢が造血を促進する』
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線虫をストレス下で飼育したところ、生存力が向上した。その次世代をストレスのない状態で飼育したものの、親世代が獲得した生存力の向上がそのまま保たれていた。つまり、生存力の向上という獲得形質が次世代に受け継がれたことになる。
あるいは、ネズミに匂い刺激と同時に痛みを与えることを繰り返すと、匂い刺激がトリガーとなって不安反応が見られるようになる(条件付け)。このネズミから生まれた次世代に匂い刺激を与えたところ、親世代と同様、不安反応が観察された。つまり、「匂い刺激に対する恐怖」という獲得形質が次世代に受け継がれたということです。
すごく簡単な実験だけど、説得力がある。線虫で見られ、マウスでも見られたということは、恐らく人間でも同様の現象が見られるはずです。スポーツが好きな親からは運動好きの子供が生まれるし、読書好きの親の子供が本の虫になるのは、環境要因だけではないだろう。逆に、何かへの憎悪や嫌悪も受け継がれるんじゃないかな。「勉強が大の苦手で、劣等感を植え付けられた」という苦い記憶が親にあれば、子供はそういう記憶をも受け継ぎ、自然と勉強嫌いになる。遺伝学にはメンデル遺伝だけでは説明がつかない現象が極めて多いことは生物学者のあいだではよく知られているけれども、千島学説はその溝を埋めてくれるんじゃないかな。

さて、コルチゾールも4.4と低値だけど、これもワクチンの影響で説明できる。

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ワクチンにより副腎がダメージを受けた結果、副腎でのホルモン産生が低下する。
あるいは、もっとズバリ、ワクチンに含まれる水銀の曝露とチック症の発症率に関する研究がある。

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要するに、僕としては、この子の不調はすべてワクチンの副作用で説明がつくと思っています。そこで、食事の改善とともに、有機ゲルマニウムを含む複数のサプリを勧めた。
以下、その後の経過です。

10月受診時。
「チックが少し治まっています。かゆみに関しても、かさかさがマシになっている印象です。不安感も軽減しています。以前の不安を10とすると、今は3ぐらいでしょうか。
学校に行くのはまだ難しいですが、週に1回、保健室登校ならできるようになりました」
12月受診時。
「チックはほとんど出ません。出るとしても1日に1回くらいです。感情と連動していて、興奮すると出ます。日常的に出るということがなくなってきました。
学校には少し行けるようになりました。11月は週に2,3回とか。行っても1時間くらいです。それ以上は、気持ちがしんどくて耐えられず、帰ってきます。それでも、少しずつでも学校に行けるようになったことは、すばらしい進歩だと思っています」
2021年2月受診時。
「学校に週3,4回は行けるようになりました。週4回だと翌週にしんどさが持ちこしてしまうようで、週3くらいがちょうどいいようです。授業への集中力も高まってきました。
先生、いろいろサプリを出して頂いていますが、はっきり確信したことがあります。この子に一番効いているのは、間違いなく有機ゲルマニウムです
というのは、ゲルマニウムが切れたことがあったんですね。でも、「最近順調だし、まぁいいや」って飲まずにいたんです。そうすると、2,3日してまたチックが激しくなって。ひきつけみたいなひどいチックは久しぶりでした。学校に行くのもおっくうになって集中力も下がりました。
この経験から、やっぱり絶対ゲルマニウムだなって私も本人も分かりました。
体調が改善するにつれ、お父さんのことを思ってふさぎ込むこともなくなってきました。少し前に三回忌がありました。いつも命日が近付くとナーバスになるのですが、今年はずいぶん穏やかに乗り切れました」

「白血病で免疫力が弱る旦那さんへの配慮として積極的にワクチンを打ち、結果、そのワクチン接種が遠因となって、心身の不調を生じた」というのが僕の想定する作業仮説である。ただ、この仮説は「お父さんが亡くなったせいで学校に行けなくなった」という患者の解釈を否定するものではない。このあたりは、ひとまず「そうやなぁ。お父さん亡くなって寂しいなぁ」と共感的に聞いておくだけでいい。
腸内細菌叢が改善し症状が改善してゆくにつれ、心の傷も次第に消えてゆく。
そう、心の傷の背景に、体の傷が隠れていることの、何と多いこと。

【最後に】
ゲルマニウムについて、僕の本が出ました。

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https://amzn.asia/d/dkkGcaN

気になる方はご一読ください。

職親プロジェクト

2023.4.15

以前の記事で、草刈健太郎さんのことを紹介しました。
https://note.com/nakamuraclinic/n/n2b1e3901ddd8
18年前、草刈さんは妹を殺された。憧れのハリウッドで映画関係の仕事をする自慢の妹だった。その妹が、交際していた男に殺された。全身をナイフでめった刺しにされて。
許せない。できれば自分の手でその男を殺したい。妹が感じたのと同じ苦しみを与えたい。復讐の念は草刈さんの心を焼いた。どうやって殺せばいいだろう。殺し屋を雇うことさえ真剣に考えた。
絶望的な悲しみと怒りのなかで、日本のマスメディアへの対応、葬式の手配、自身が社長を務める会社の業務指示など、あまりにも多忙で頭がぼんやりしていたとき、妹から”メッセージ”が届いた。背中がじんわりするような温かみを感じると同時に、妹の声が聞こえた。
「お兄ちゃん、ごめんな」「福子、そっちはどうなんや?」「私は今、いいところにいるよ」「助けてやれんでごめんな。痛かったやろ?」「痛かった。でも一瞬やった。あの人のこと、恨まんといて。根は悪い人じゃないから」「それは無理や」「お兄ちゃん、心配せんといて。私はこっちで楽しくやってるから」「お前は悔しくないんか」
復讐の念に燃える兄を見かねて、メッセージをよこしたのかもしれない。
その後、心神耗弱による無罪を主張した男と長らく裁判を争い、2009年男の有罪判決(禁固16年から終身禁固の不定期刑)を勝ち取った。
4年間で総額7000万円の裁判費用がかかった。勝利の達成感は確かにあったが、それは一瞬のことで、それが過ぎ去ったあとには心に大きな穴があいた。ふと頭によぎるのは、「あの男は刑務所に入ることで反省するようになるのだろうか」ということだった。妹に心から謝罪する日は来るのだろうか?裁判に勝ったからといって、映画のように「めでたしめでたし」一件落着とはいかない。
法で裁く、という目的は達せられた。しかしこれまで裁判に向けていた感情やエネルギーが行き場をなくし、心に穴が開いた。その穴に流れ込んできたのは、妹を死なせてしまった後悔と罪悪感だった。俺みたいなバカは死んだほうがいい。死んだらこの苦しさから解放されるだろうか。死んだらあの世で福子に会えるだろうか。
そんなときに、夢に妹が出てきた。妹は兄に「あの世」と「この世」のことを教えた。「お兄ちゃん、人はね、「担い」を持って生まれてくるねんで」
「担い」は人が生きてる間にするべき使命のこと。それから、「あの世」には階層があって、それは「この世」で行った「担い」とか「善行」で決まってくる。「ちなみに私はけっこう上の階層におるんよ(笑)」
「そら福子、お前はええ子やったからな。上の階層にいるのは当然や。今こうやって俺に会いに来てくれたみたいに、おかんにも会いに行ったってくれ」「いや、お兄ちゃんやからこうやって会いに来てん。お母さんには会われへん」「なんで?」「お母さんの人生を狂わせてしまうから」「どういうこと?」「お母さんが私と一緒に生活できると思って、こっちに来たら困るやん」
ふと目が覚めて、これまでの会話が夢であることに気付いた。夢にしては奇妙なほどリアリティがあって、不思議な感覚にとらわれた。
今しがた見た夢のことを、両親や姉に話した。「福子の夢を見た。あの世で仲良くなった人がいて、お世話になってると。葛西さんっていう名前の人」
すると姉が「あれ?何か聞いたことある名前やな」と何か思い出して、調べてみると、福子が世話になっている人の名前は、母方祖母の旧姓だった。祖母の旧姓なんて知らなかったし、妹も知らなかったはず。なぜそんな情報が夢の中で出てくるのだろう?ひょっとして、あれは単なる夢ではなく、本当に福子が会いに来てくれたということか、、、お前が夢枕に立ってまで俺に伝えたかったことって、何なんや?
「お兄ちゃん、人は「担い」を持ってこの世に生まれてくるんよ」
俺の「担い」は何か?絶望のどん底にいる自分に「担い」など果たせるだろうか?

2012年、ある社長から「職親プロジェクト」に誘われた。「職親プロジェクト」とは刑務所から出所してきた元受刑者を雇い入れ、社会復帰の手助けをする就労支援プロジェクトである。日頃からお世話になっている社長の申し出を無下に断ることができず、「はい、いいですよ」と反射的に言ってしまったが、言ってから後悔した。
「なんで俺が犯罪者の面倒を見なあかんねん!」
しかし「やる」と返事してしまった以上、やらないといけない。とりあえず適当に参加しておいて、そのうちフェードアウトすればいいか、と考えていたが、、、草刈さんはこのプロジェクトに誰よりも深く関与していくことになった。活動を始めて、現在7年目。すでに多くの受刑者を受け入れてきた。

2023年3月某日、新大阪にある草刈さんの会社の一室で、僕は草刈さんを前にプレゼンをしていた。テーマは『栄養と犯罪の関係について』。

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妊娠中の食事はすごく大事です。オギャーと生まれてから人生が始まるのではありません。お母さんのおなかの中にいるときから、人生は始まっています。だから、お母さんの栄養状態が胎児の神経系の発達にモロに影響します。たとえば、妊娠中に良質の脂質(ω3系PUFA)が多いと脳発達が好ましく、逆に、少ないと脳容積が小さくなるという相関があります。

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妊娠初期のお母さんの血中PUFA(多価不飽和脂肪酸)量が少ないと、その子供が5歳になったとき、攻撃性、反抗性、粗暴さがより顕著になります。
つまり、犯罪傾向の芽は、すでに妊娠中から始まっているということです。

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ADHDの子供にマルチビタミン・ミネラルのサプリを10週間投与すると、児の攻撃性、かんしゃく、他の児とのケンカ、感情激発が有意に減少しました。
ADHD児童を対象にした研究ですが、

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ご覧のように、ADHD児童は感情や行動のコントロールがきかず、学校でいじめを受けやすく、また、犯罪をおかすリスクも有意に高いというデータがあります。
ビタミンやミネラルのサプリでADHD症状が緩和されるとすれば、それはそのまま、後年犯罪に走るリスクを低下させることにもつながると考えます。

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ズバリ、受刑者に直接介入した研究があります。対象群にサプリを投与し、コントロール群にプラセボを投与する。その結果、サプリ投与群で刑務所内でのルール違反の件数が、プラセボ投与群に比べて34%減少しました。
同様の研究は複数あります。たとえば、もうひとつあげると、

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やはり、サプリ投与群で暴力行為の発生件数が35%減少しました。

なお、上記の研究で使ったサプリは下のような栄養組成です。

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https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/0011128721989073
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https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12091259/

いずれのサプリにもiodine(ヨウ素)が含まれていますが、個人的には、最近ヨードに大いに注目しています。

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また、上記の研究では使われていませんが、有機ゲルマニウムやCBDオイルも受刑者のメンタルに好ましい影響を与えると考えています。

草刈さんは、刑期を終えて出所した人の再犯率の高さに頭を抱えておられるとうかがいました。
そこで、僕からの提案としては、受刑者にサプリを飲ませてはどうか、ということです。
受刑者全員というのは予算的に厳しいとすれば、たとえば20人くらい、特に犯罪傾向が強かったり問題行動が目立っている人を選んで、食後にサプリを飲んでもらう。
事前の調査として、PCL-R(サイコパシー・チェックリスト)などを使って受刑者の精神状態をチェックしておく。

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それで、サプリをたとえば半年ほど飲ませてから、もう一度同じ検査をして、反社会的傾向などが改善しているかどうか調べる。
きっと好ましい結果が出ると思います。

いわゆる犯罪者というのは、一般の人と違う何か特殊な人種なのかというと、全然そんなことはありません。栄養状態がメンタルに及ぼす影響は極めて大きいものです。「犯罪傾向」というのは結局のところ、偏った栄養状態のひとつの現れに過ぎないと思います。
ものすごい極悪人が犯罪を犯すのではありません。ひどい栄養状態による精神荒廃がその人を犯罪に走らせる。それだけのことではないか、と。
もちろん愛情も大事な要素です。愛情は心の栄養ですから。しかし同時に、体という肉体を養う栄養素も精神の健全な発達に極めて重要です。
刑務所は、懲罰の場というよりも、更生の場であるべきだと思います。そして、本当の反省、本当の更生は、栄養状態の改善によりメンタルが安定して初めて可能になると思います。
僕の知識が草刈さんの活動に少しでも役に立てれば幸いです。

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草刈さんの「担い」は、受刑者の更生支援かもしれない。出所してから居場所のない元受刑者に仕事を提供し、少しでも再犯率を下げ、よりよい社会にしていく。妹さんは「それがお兄ちゃんの「担い」なんだ」と伝えたかったのかもしれない。
さて、そんな草刈さんに協力したいと思っている僕の「担い」は何だろう?

【参考】『お前の親になったる』(草刈健太郎著)

アサイゲルマニウムと知能

2023.4.8

アサイゲルマニウムの著効例として、以下の症例を供覧します。
2022年11月、お母さんに連れられて5歳の男の子が当院を受診しました。主訴は「#1食が細い #2多動」です。お母さんの話を聞いてみよう。
「偏食で、しかも食が細くて、体重は3歳のときから2,3kgしか増えていません。食べることへの執着が乏しいのか、食事に集中する体力自体がない感じです。
2歳から療育に通っています。発達障害とか注意欠陥多動性障害とか、はっきりした診断を受けたわけではありませんが、そういう診断をされても仕方がないとは思います」
話すお母さんの横で、本人は落ち着かずに診察室を歩き回っている。かと思えば、床にいきなり横になったり、僕のすぐそばに来てPCの画面をのぞき込んでキーボードを触ったり。
「こういう感じです。落ち着きがありません。せっかく神戸に来たので、さっきお昼にパンケーキとチョコレートを食べて、オレンジジュースを飲みました。そういう影響もあると思います。
今、この子の目を見ても、目線が合いません。血糖値が急上昇したせいでしょうか、目がトロンとして、言葉の理解力も落ちます。
保育園でも対人関係や集団生活で何かと問題があります。来年から小学校ですが、支援学級を勧められています。
でも私は、食事を改善すれば何とかなると思っています。今日は甘いものを食べた後で調子が悪いですが、この1か月食事内容を意識していて、普段はもう少し落ち着いています。本人も甘いものを食べると変になると自覚しています。もともと乳製品は好きじゃないし、パンとか麺も控えています。
便通は便秘気味。毎日出てるけど、固くてしぶってる感じです。
睡眠は寝付くのに1時間ほどかかります。
私は希望を持っています。ちゃんと食事がとれて栄養状態が改善すれば、きっとよくなると思っています。療育の先生からは、一度きっちり診断を受けて、必要であれば多動を抑える薬を使うことを勧められていますが、私としてはこんな幼い子供を薬漬けにしたくありません。一応病院とのつながりはありますが、通級を受けるために必要だからです」

食欲不振とくれば、ゲルマニウムの適応です。ゲルマを飲むとマクロファージ(貪食細胞)が活性化するんだけど、貪食細胞だけではなくて、その人自身も貪食になります(笑)癌でご飯が食べれないって人も、ゲルマ飲むと食事を食べようかなって気分になったりする。もちろん、過食になったりはしないよ。ちょうどいい感じの食欲がわくだけです。
食欲が出てくると同時に偏食も改善することが多い。多動にもゲルマが助けになるだろう。
ゲルマだけで経過観察ということでもいいけど、症状がひどいから、もうちょっといろいろしてあげたい。
CBDオイル使ったことある?ない?ああそう。じゃ使うといいよ。

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https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24739187/

これ、ジェフ・ブラッドストリート博士の論文なんだけど、彼は自閉症とエンドカンナビノイド系の関連に注目していた。自分の開発したGcMAFがなぜ自閉症に著効するのか、そのメカニズムにカンナビノイド受容体が関係していることを突き止めた。
こういう自閉症児を真に救う研究をしてしまうから、殺されてしまうわけです。
https://note.com/nakamuraclinic/n/n677517c73b57
結局のところ、小児ワクチンを何本も打っているうちに、免疫が狂ってしまう。この「免疫が狂う」ということを、もうちょっと科学の言葉で説明すると、頻回のワクチン接種によりエンドカンナビノイド系の遺伝子発現に異常をきたすということです。ブラッドストリート博士はその異常の治療に自身の開発したGcMAFを使ったわけだけど、残念ながらこれは僕の手元にないから、代わりにCBDオイルを使おう。

あと、多動にはフォスファチジルセリン(PS)もいいよ。

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PSがADHDに効くことについては、上記論文のような明確なエビデンス(系統的レビュー)がある。PSは値段も安いし、アイハーブとかで誰でも買えるから、ぜひ試すといい。1錠100㎎のを朝夕1錠ずつとかで飲むといいよ。

あと、甘いものをちょくちょく食べたり、添加物やら農薬やら現代特有の毒で体がすっかりさび付いているだろうから、毒消しとしてチャーガもオススメしたい。子供で体重も軽いから、ティースプーン1杯でいいから、うちのアブチャーガを飲んでごらん。いろんな不調が整うと思うよ。

2023年4月7日再診
お母さんの話す様子には、喜びがあふれていました。
「食欲が出て、前回受診してから1か月で体重が15kgから18kgと3kgも増えました。1か月で3kgってすごくないですか?ただ、その後の体重は横ばいです。身長は順調に伸びています。
ゲルマを飲んで30分ほどすると「おなかがすいた」って言います。ゲルマの効果を実感しました。
便通もよくなりました。バナナ状のきれいな便が出るようになりました。先生の言うように確かに便の色も黄色っぽくなって、そういう意味でもバナナみたいです(笑)
一番驚いたのは、知能指数が急上昇したことです。ちょうど前回受診する少し前、去年10月後半に発達検査をして、その結果、IQが85でした。

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IQは100が標準値で、85は境界知能です。知的障害と正常のグレーゾーンです。しかし今年2月にもう一度検査をしたところ、95でした。わずか4か月でIQが10ポイントも上がったんです。これには検査を実施した臨床心理士も驚いていましたし、私も驚きました。田中ビネー式で測定したので、これは短い期間を置いて再検査すると2回目は上がるものです。しかしその点を加味したとしても、10ポイントという大幅な増加は普通はあり得ません。
数字の評価は分かりやすいものですけど、そういうのがなくても、この子をそばで見ていれば変化は明らかです。たとえば、球面を作る立体パズルが家にあるのですが、以前はこれに見向きもしなかったのですが、今は説明書を見ながら自分で取り組んでいます。ブロックとか積み木に興味が出て、上手にできるようになりました。空間認知力が上がったようです。
あと、会話もスムーズになりました。物事に対する気付きっていうのかな、ときどき私がハッとするようなことを指摘したりします。頭の中が前よりも整理されて、集中力が高まりました。
それから、先生、支援学級ではなく、普通級に入学できました。先生はこの子の未来を変えてくれました。感謝のしようがありません」
よかった。支援学級がダメということでは決してないけれど、頭がよくなったことはすばらしいことだね。
でも僕が頑張ったわけではないですよ。食事を改善する努力とか大変だったでしょ。甘いもの我慢したり大好きなパンをやめたり。そういう苦労のおかげでよくなったんだよ。因果関係をきちんと認識しておいてね。
しかし、ゲルマがもたらす「奇跡」には、僕も毎回感動させられます。
もっとよくなると思うよ。一緒に頑張っていきましょうね。

夫婦の愛憎

2023.4.7

50代女性
2022年11月11日初診
「去年3月、急に背中にぶつぶつができてかゆくて、しかもめまいがするようになって、体調がおかしかった。娘が2人同居してるんですけど、生理が乱れて不正出血して。何か変なにおいがするし、ひょっとしてと思って、夫に『3回目打った?』って聞くと、居直って『打ったよ』って。ずっと『打っちゃダメ』って言い続けてきたのですが、何も届いていなかったんです。
ワクチン、最初は私も打つつもりでした。でも娘が『これ読んで』って、先生の本『コロナワクチンの恐ろしさ』をくれて、読んで、『ああ、これは危ない。やめておこう』って、予約をキャンセルしました。夫にも本を見せたけど、全然分かってくれなくて、夫はきっちり2回打ちました。でもまさか3回目は打たないだろうって思っていたら、家族に黙ってこっそり打っていた。
上の娘は喘息とアトピーがひどくなって、タイミング的には夫からのシェディングのせいだろうって思います。
去年8月、私、熱が出てダウンしました。コロナのせいかシェディングのせいか分からないけど、イベルメクチンを飲んで解熱しました。ただ、その後しんどさがずっと続いています。
夫のシェディングの悪影響を受けて以来、“スイッチ”が入ったのかも、って思います。きのう、4回目を打ったばかりの人と30分ほど狭い部屋で話していたのですが、ほら、見てください。手首にこういう紫色のあざができました。主人が3回目を打ったときも同じところにあざが出ました。イベルメクチンを飲むと翌日には消えました。あまり信者みたいに思われると嫌ですが、イベルメクチンは確かに効きますよ。
夫が3回目を打ったことについて、当然私と娘は怒りました。本人にも『迷惑だ』とはっきり伝えました。でも本人にはまったく響いてないようです。
シェディングの影響を実際に経験したことで、私と娘は最大限の警戒をしています。夫が入った風呂は、すぐに流して、またお湯を入れ替えます。先生、どの程度気を付けるべきですか?たとえば鍋をするとき、夫が箸を鍋に突っ込んでもいいものでしょうか?接種者から出ているスパイクタンパクかエクソソームか何か知りませんけど、日光に当てるとか煮沸とかで消えますか?EM菌がいいというのをツイッターで見ましたけど本当ですか?」
2023年4月1日再診。
「先日、散髪に行ってきた夫が家に帰ってくると、私、急にむかむかと気分が悪くなって、立っていられなくなりました。おなかも痛くなって、ちょうど食事を作っていたのですが、中断して横になりました。60数年生きてきて、そんなのは初めてのことです。1時間半ほど横になってようやく回復しましたが、一体何だったのか?こっそり4回目を打ってきたんじゃないかって勘ぐっています。
夫が帰ってくると、家族全員の体調が悪くなります。家じゅうの窓を開けて、換気扇を回します。私は、フルボ酸とゲルマを毎日飲んで、ひどいときはイベルメクチンも飲みます。
最近、夫が気付きました。自分が入った後のお風呂には誰も入らないことに。すると、夫はすねました。自分が一家の汚物扱いされいていることに、不愉快になって、2階の自室から降りてこなくなった。60過ぎたオッサンがすねるっていう(笑)
シェディングはだんだんひどくなっています。接種から時間が経てば軽減するって話がありますけど、本当ですか?私の体感としては、延々出続けていると思います。夫の体から。何が出てるのか知らないけど。
足の指にしもやけができました。小学校低学年以来のことですよ。紫色になってしびれ感があって、触ってみると自分でもびっくりするほど冷たくて。
EM菌のスプレーをあちこちにまいています。壁についたものを分解するせいか、多少マシになりました。
夫の体臭が、変な香水みたいなにおいがする。そのにおいをかぐと、私、動けなくなります。イベルメクチンを飲むと、症状はマシになります。夫が4回目を打ってきたのか、それともシェディングのシェディングなのか、分かりません。
家で猫を飼っているのですが、猫が激しく咳をして、嘔吐さえしました。
ここ最近、夫の精神状態が普通ではありません。ものすごく怒りっぽくて、私の言ったことがちょっとでも気に障ると、けんかを吹っ掛けてきます。口論して、私が大人になって何とかひと段落させても、2時間ほどしてから『さっきのことだけど』ってまた口論を挑んでくる。中学生かよ、ってあきれています。
別居か、あるいは離婚を真剣に考えています。私や娘の体調不良もありますし、それに、精神状態がもう、私が知っている夫とは別人のようになっているので、生活をともにするパートナーとしては考えられないなと」

60代女性
2023年4月5日来院
「夫は5回打ちましたが、体調はまったく問題なくて元気そのものです。悲しいことに。
5月から6回目が始まるということですけど、多分打ちます。私としては、早く案内状が来て欲しい。6回でも7回でもどうぞ、って感じです。
夫はバカなので、テレビを信じています。35年連れ添った人ですが、今、ほぼ別居状態です。私は1階、夫は4階に住んでいて、会うのは2,3日に1回数分ほど。それぐらいならシェディングは受けません。
特に夫婦仲が悪いというわけではありません。いいも悪いも、35年も一緒にいれば、それなりの関係性と距離感に落ち着くものです。
夫は結婚して2,3か月で急変しました。多分、サイコパスだと思う。人の気持ちが分からない。だから、話し合いなんてできない。結婚するまでは私に合わせていて、彼の本性を見抜けなかった。結婚して2か月ぐらいで本性を現して、急に変わった。大変なストレスで、よく自殺しなかったなって思います。辛すぎて、今でも当時の記憶にふたをしてる。
一人息子が自立して、もう夫と『家族』を演じる必要はない。それでやっと平和になりました。
夫とは普通に話しますよ。特に愛情もないけど、かといって、邪険にするわけでもない。ただ、先生だから言いますが、忘れていませんよ。30数年間、どれほどの苦しみを味わってきたことか。私の気持ちを何ひとつ理解しなかった。その悲しさ、苦しさ、絶望感。
『殺したいくらいに憎いのか』と聞かれれば、そうです。殺したい。絶対許せない。でも『実際に殺すのか?』といえば、もちろんしない。そんな大それたことはできません。
そんなときに、コロナ禍になり、コロナワクチンを打てという話になりました。私はSNSでこのワクチンがいかに危険なものか知っていました。しかし夫はテレビしか情報ソースがありませんから、ワクチンがいいものだと信じています。私は、内心小躍りしました。『打って、死ねばいい』そう思いました。
なんというか、これほど大義名分の立つ殺人ってありません。あのワクチンは、コロナにかからないために、という感染対策でもあれば、人にかからせないために、という公衆衛生的な意味もある(ことになっている)。しかし同時に、死亡リスクもある。私はそばで、ワクワクしながら夫の体調の変化を観察すればいい。『早く死なないかな』って。
私にとって想定外だったのは、シェディングのリスクです。まったく軽視していました。夫が3回目を打ったとき、ひどい目にあいました。全身の蕁麻疹と、ひどい下痢。私は胃腸はかなり強いほうです。腐ったものを食べてもおなかを下しません。でも、法要でお坊さんが来て3時間ほど夫と一緒にいたとき、蕁麻疹と下痢で苦しみました。同じようなことが3回ほどあって、シェディングの存在を確信しました。『これは本当にヤバいな』と。
夫は5回打ちました。しかし、待てど暮らせど、夫はピンピンしたままです。なぜでしょうか。私が思うに、夫は近所のクリニックで打っているのですが、そこのクリニックから重傷者は誰も出ていないみたいで、ワクチンの管理が悪いんじゃないかと思います。冷凍保存すべきところ、温度管理がテキトーなせいで、毒性が弱まっているのかもしれない」
35年間、僕には想像もできない心労があったんだと思う。でも、それが体によくないものであることを知りながら、それを止めないのは未必の故意で、多分、何かの罪に該当すると思いますよ。
「こういう人は私以外にもたくさんいると思いますよ。愛情の冷めきった夫婦で、かといって、離婚するでもなく、なんとなくずるずると「夫婦」という形を続けている人。私は夫にワクチンを勧めたことはありません。夫が勝手に打っているんです。自分の意思ですよ。私はただ、そばで様子を見ているだけです。熱烈に、彼の変化を期待しながら。
もちろん、こんなことは表立っては言いません。仮に夫が亡くなったら、私、涙を流しながら「素敵な夫でした」って言うと思う。
私の実家のお手伝いさんが、しょっちゅう旦那さんの悪口を言っていました。やれ思いやりがないだの自分勝手で我がままだの散々言ってて、いざその旦那が亡くなったとたん、毎日「本当にいい人でした」って言ってて、それで私は学びました。『悪口言ってるからといって変な相槌は打たないようにしよう』と」
怖いね、女性の二面性。
既婚者の男性諸君、奥さんには優しくしといたほうが得策ですよ(笑)

 

素敵なプレゼントを贈るには

2023.3.22

オー・ヘンリーの『賢者の贈り物』、知ってますか?
ある貧しい夫婦がいた。妻は自慢の美しい髪をばっさりと切り、それを売って金を工面しプラチナの時計鎖を買った。もちろん、夫のためである。夫には何より大切にしている宝物がある。夫の祖父の代から受け継がれた懐中時計だ。妻はそれにふさわしい時計鎖を、夫へのクリスマスプレゼントとして用意したのだった。
一方、夫が妻のために買ったプレゼントは、髪留めだった。亀甲でできた宝石の縁取りのあるきらびやかな櫛で、妻の髪の美しさをさらに引き立てるはずのものだった。裕福ではない彼にとって、それを購入するのは簡単なことではなかった。そこで彼は、祖父から受け継いだ懐中時計を質屋に売り、髪留め購入の資金に充てた。
妻の美しい髪。夫の懐中時計。
夫婦がお互いを思うばかりに、家の二つの宝が台無しになってしまった。しかも悲しいことに、お互いにもはや無用なプレゼントを贈り合った格好である。ショートカットになった妻にとって髪留めは不要であり、先祖代々の懐中時計を売り払った夫にとって時計鎖は不要である。しかし、不要なものを贈り合ったにもかかわらず、夫婦の絆はかつてないほどに深くなりました、という話。

こんなに美しいすれ違いは小説だからこそで、現実にはなかなかないだろうけれど、ここには教訓がある。それは、プレゼントのあるべき形についてである。つまり、贈り物は、どんなものをあげれば喜ぶだろう、どんなものをあげればこの人の魅力が高まるだろう、などと相手のことを深く考えてするべき、ということだ。
夫は懐中時計を誇りに思っている。その誇りを一層高めるものは何か。そこから妻が考えたのが、プラチナの時計鎖だった。
妻の美しい髪。その美しさをさらに引き立てるものは何か、と夫が思いを馳せたときに出てきたのが、髪留めだった。
そういう思いやりのこもった贈り物は、決して失敗しない。万が一、上記のようなすれ違いが起こったとしても、そのすれ違いゆえに、お互いの愛が深まることになる。

昔、伊集院光がラジオでこんなことを話していたことが印象に残っている。うろ覚えだけど、ざっと書くと、
ある後輩芸人から誕生日プレゼントとして、びわゼリーをもらった。「なんでびわゼリーなの?」「いえ、なんでってこともないですけど」
伊集院、この答えにキレた。
あのさ、お前仮にも芸人なんだろ。何かおもしろい意図があるとか、ネタとしての伏線があるとかなら分かるよ。あるいは俺がびわゼリーが好きだとして、それをどこかで聞きつけて特別に用意したとか、そういうのなら分かる。でも何の考えもなく、ただ何となく、びわゼリー。デブだから甘いもん贈っときゃ喜ぶだろう、程度の考えだろう。ふざけるなよ。
なるほど、と思った。
僕は貧乏性だから、もらえるものは何でも「ありがとう」でもらっちゃうんだけど(笑)、こういう姿勢って、考えてみれば節操がないよね。何を贈られたかによって、喜ばない場合もあり得るし、何なら不快感を表明したりキレたりする。これはちょっとしたダンディズムだね。
ものをもらって、条件反射的に「ありがとう」の一択では、何というか、贈ったほうも鍛えられないと思う。「ものをくれてやったんだから喜べ」は、むしろ贈る側の傲慢だとも言える。贈る側にも多少の緊張感があったほうがいい。
プレゼントをあげるというのは、ものをあげるんじゃない。気持ちをあげることなんだ。だから、明らかに気持ちがこもってないものをもらったときには、不快になってもいいのだ、ということ。
これはちょっとした発見だと思った。
伊集院はもともと三遊亭円楽の弟子で、落語界は上下関係、師弟関係が超絶厳しい世界だから、たとえば師匠に何か贈り物をするときには様々なセンスや気配りが必要だった。ものをひとつ贈るにも、喜ばせるだけの気遣いを見せろ、と。そういう世界で鍛えられた経験って、社会に出てからの人付き合いなんかにすごく生きそうだ。

最近流行りのchatGTPに聞いてみた。

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なかなかいい線いってる。
そう、まず第一に、相手の好みを考える。それが原則だけど、意外なところで、3.手作りの贈り物をする、というのもおもしろい。しかし、「手編みのマフラー」というのは昭和の発想やねぇ(笑)AIはどこのデータを学習してこんな答え言うのかな。完全に間違いとは言わないけど、そんなに親しくないのにいきなり手編みのマフラー贈られたら、男は確実に引きますよ。

序破急って言葉があるけど、相手のことを知り尽くし考え抜いたうえで、まったく相手の趣味嗜好と別のものを贈る、という高等戦術もあっていいと思う。
誰だったか、「あるプレゼントをもらったとき、特に自分の趣味ではなかったはずなんだけど、『ああそうか、俺はこういうのが好きだったのか』と逆に気付かされるようなもの、あれはうれしいですね」と言ってて、ハッとした。なるほど、そういうプレゼントもあるんだなと。
以下、僕が最近もらってうれしかったプレゼントを紹介します。

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うつみんのところで仕事をしているイチコさんが「あっちゃん、これ、沖縄のプレゼント」といって、豆腐ようをくれた。
豆腐よう?何それ?全然知らなかったけど、食べてみるとうまかった。珍味だからちょっとずつ食べるものだけど、あまりにもうまいので、ばくばく食べてしまった。
調べてみると、島豆腐を麹で発酵させたものだという。豆腐を発酵、っておもしろいね。「豆腐と納豆は逆」という俗説を知っていますか?「納豆は大豆を腐らせたもの、豆腐は大豆を煮て潰して豆乳にして箱に納めたもの、つまり、納豆こそ豆腐であり、豆腐こそ納豆だった」という話。もちろんこれは事実ではないけれども、豆腐という字面に引っ張られてしまうから、「豆腐を発酵させる」という表現が新鮮な感じがする。
しかしあまりのおいしいので、イチコさんからもらったものを食べきった後、自分でネットで買った。以来、ときどき思い出しては注文している。

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アサイゲルマニウムの代理店『ビレモ』の永田さんが、あるとき「どうぞ」とカラスミをくれた。
カラスミはボラの卵巣の塩漬けで、昔から珍味として有名。有名なだけあって、食べてみると確かにうまい。うまいから、止まらなくなる。珍味だから、「これで腹をいっぱいにする」というようなものでないんだけど、止まらない。
うまさを実感して以後、これも僕の『お気に入り』リストに加わることになった。

昔、健康雑誌『安心』に寄稿していたことがある。ある編集者さんが僕のブログを見て、「何か書いてもらえませんか」とオファーをくれたのだ。僕としてはこんなに光栄なことはない。連載は1年くらい続いたと思う。
https://clnakamura.com/blog/5044/
連載は終わったけれども、この編集者さんとは今でもちょくちょく連絡をとりあっている。神戸に来たときには一緒に食事をしたり。
その編集さんが、こんなプレゼントをくれた。

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生コショウのオリーブ油漬け。食べてみると、うまい。辛いのでばくばく食べられるものではないけど、口の中で辛みがひくと、また食べたくなる。不思議と癖になる味。「そうか、コショウというのは、おいしいのか」と気付かされた。これは明らかに発見だった。コショウというのは、本来何か料理の上に振りかけるものでしょ。それでその料理の風味を引き立てる、あくまで脇役の存在だと、誰しもそう思ってる。でもこのコショウを食べれば、そうじゃないと気が付く。食ってうまいコショウ、そんなものがあるんだなと。

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しかし考えてみれば、豆腐よう、カラスミ、生コショウ。全部酒のアテになるものばっかりやないか(笑)

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