使用症例

使用症例

インフルワクチンは無意味

2025.5.8

30代男性の母が代理診察
X年2月10日初診。
「息子は今入院中です。おとついからてんかん発作がひどくて、薬(デパケン、ヒダントール、マイスタン、リボトリール)を飲んでも治まりません。それで主治医が『徹底的にてんかんを抑えるために入院が必要です。脳をちゃんと休ませてあげないといけません』と。それで今、人工呼吸器をつけて寝ています。
てんかんは10歳頃からあって、薬を飲んでいます。難治性で、知的障害も併発しています。たくさんの抗てんかん薬を飲んでいますが、それでも抑えきれずにときどき発作が出ます。
でも最近はかなり安定していて、ほとんど出ずに、落ち着いて過ごせていました。状況が変わったのは、今月初め頃、風邪を引いたのがきっかけです。熱が出たので、病院に行きました。検査すると、コロナでもインフルエンザでもないということで、解熱薬をもらって、それで熱が下がりました。それで翌日には、施設の作業所に行ったのですが、それがまずかったのかな。また熱が出て、それで家に帰って来て、解熱薬を飲ませたのですが、それからひどいけいれんが出て、止まらなくなりました。まったく止まらないので、救急車を呼んで、それで入院ということになりました」

ここまで聞いて、思うところがあったので、お母さんの話をいったんさえぎった。
「ひょっとして、最近インフルエンザワクチン、打ちました?」
「はい、1月に。施設に通所中なので、職員から受けたほうがいいと言われたので」
「ちなみにコロナワクチンは?」
「3回受けました。ああ、そうそう、ワクチンのことで言うと、去年6月に左の手と足が急に動けなくなって、それ以来、左半身が不自由です。病院に行くと、『これまでてんかん発作を頻回に繰り返したせいでしょう』と。
でも、私としては、コロナワクチンで血栓ができやすいということですから、ワクチンの後遺症じゃないかと疑っています」

なるほど、頭の中でストーリーがまとまり始めた。
インフルエンザワクチンを接種後、発熱が生じることは多い。この発熱に対して、解熱薬を使うことは、極めて危険である。脳症を誘発する恐れがあるからだ。この脳症は、誤って「インフルエンザ脳症」と呼ばれているが、正確には「アスピリン脳症(ロキソニン脳症)」と呼ばれるべきだ。
てんかん発作というよりは、ワクチン接種後の発熱に対して解熱薬を投与したことによる脳症で倒れた可能性について、お母さんに説明したところ、「ああ、救急病院の先生も、同じようなこと言っていました」
ほう、一般病院の先生でも、解熱薬による脳症のリスクを認識してる先生がいるんだな。

「最近の息子は、本当に安定していたんです。知り合いがアサイゲルマニウムのことを教えてくれて、それでカプセルを1日2個飲んでいました。あと、先生、バランスアルファっていうドリンク、知っていますか。これを家族みんなで飲んでいるし、あと、タモギタケ、このサプリも1日4粒飲んでいます。バランスアルファはもう3年飲んでて、ゲルマニウムとタモギタケはここ数か月です。それでてんかんがすごく落ち着いているし、便通もよくなった。こんなに発作が起こらないのは、この子の人生で初めてじゃないかって思います」

ワクチンは、すべてを壊す。
日々食事を意識しサプリなどで栄養を補うことで、「健康」をこつこつ積み上げたとしても、インフルワクチンやコロナワクチンの1ショットで、健康を失うどころか、命自体が破壊されることも珍しくない。

 

 

『クニミツの政』より

ワクチン接種後に発熱するのは当然のことである。体のなかに毒を注入したのだから、体内で炎症を起こすことでその毒を封じ込め排出しようというのは、体の極めてまっとうな生理である。
しかし西洋医学は、その生理的反応を「症状」と見て、是正に走る。つまり、解熱薬を投与する。体はせっかく炎症を起こして熱を上げて毒を出そうとしているのに、熱を鎮められてしまっては、体としては、もはや毒の持って行き場がない。こうして毒が脳にたまり、脳症をきたす。
だいたいにおいて西洋医学がやっていることは、人を救うよりは殺すことのほうが多いものである。

まず、ワクチンを打ってはいけない

出生時は健康だった児が、予防接種のスケジュールに応じてワクチンを打っているうちに、てんかんを発症するようになる例は枚挙にいとまがない。

 

 

ワクチンがきっかけで「てんかん持ち」になり、以後、抗てんかん薬が手放せなくなる。これで病院の「お客様」の一丁あがりで、製薬会社は顧客の獲得に成功したことになる。もちろん、予防接種を受けた児の全員がてんかんを発症するわけではない。発症率は1%でいい。それだけで、何万人もの顧客がずっと抗てんかん薬を飲み続けてくれるのだから、製薬会社としては御の字だ。

2025年に生まれた子供は、ワクチン接種スケジュールに従って「コンプリート」すれば、18歳になるまでに94本のワクチンを打つことになる。

 

 

この狂気のワクチンスケジュールをこなしているうちに、いずれ「接種後の発熱」を経験することがあるだろう。
そこで律儀に病院受診して、「ワクチンを打った後に熱が出ました。どうにかしてください」などと言えば、解熱薬が処方されることになる。この解熱薬が原因で、てんかんなどの脳神経障害を起こす可能性がある。

上記の患者でいえば、まず小児の定期接種ワクチンを打つべきではなかったし、インフルエンザワクチンを打つべきではなかった。
インフルエンザワクチンの無意味さについては、日本のすばらしい研究がある。

 

1979年に前橋市でインフルワクチンを打った児童に重い副作用が出た。そこで前橋市は、いったんインフルワクチンの接種を中止し、インフルとワクチン接種の有効性について調査したところ、ワクチンは無効と判明した。

 

接種を行っていた高崎市、桐生市、伊勢崎市では、インフルの罹患率はそれぞれ38%、40%、50%だったが、接種を行わなかった前橋市、安中市では、罹患率はそれぞれ42%、45%であり、接種による罹患率の有意差はなかった

http://www.kangaeroo.net/data/download/maebashi/maebashi.pdf

当時の前橋市医師会が、この研究にどれほどの心血を注いだことか、論文を読めば分かるだろう。
半端な熱意と決意ではないですよ。当時インフルエンザワクチンは全国で当たり前に行われていた。その「当たり前」に異を唱える結果が出たのだから、その結果の公表には大変な勇気が要ったと思う。
しかし前橋市医師会は勇敢だった。「学校保健にたずさわる者の責務」として、データの公表に踏み切り、そのデータを厚生省も重視し、結果、全国でインフルワクチンの義務化が中止になった。
まともだった。当時は、実に、前橋市医師会も厚生省もまともだった。市と国がきちんと機能していれば、義務化されていたワクチンも中止されるのだという、すばらしい例証になっている。
しかし残念ながら、同様のことはコロナワクチンでは起こらなかった。どこの医師会もコロナワクチンに疑問の声をあげなかった。厚労省がコロナワクチンを中止することはなかったし、これからもないだろう。

インフルワクチンが無意味(どころか有害無益)であることについては、最近の論文でも示された。

https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2025.01.30.25321421v3.full

「接種者のほうがかかりやすい」というのが結論だけど、もっと言うと、インフルにかかるどころか、神経疾患など他の病気にもかかりやすくなっているはずで、金を払ってまで病気の種を自分の体に仕込んでいるようなもので、実に医療というのは、芯の芯から腐っていると思います。

コロナワクチン後遺症の治療

2025.4.7

基本的に、肌には何も塗らないほうがいいと思っています。

皮膚表面を解剖的に見てください。皮膚に何かを分泌するのは、エクリン汗腺アポクリン汗腺皮脂腺、この3つだけです。
エクリン汗腺からはさらさらとした水のような汗が出る。アポクリン汗腺と皮脂腺はワンセットで、ここから脂(あぶら)が分泌される。皮膚常在菌がこの脂を食べて、脂肪酸とグリセリンを作る。これが天然の保湿剤になります。

 

僕はコロナ禍で、手洗いとか消毒を極力すべきではないと主張していましたが、それは、手洗い消毒によって皮膚常在菌がいなくなるからです。皮膚常在菌がいなくなると、皮脂が分解されなくなりそのまま酸化し、体臭のもとになります。
体臭を気にして、石油由来の合成洗剤で毎日熱心に体を洗っている人は、皮肉にもその洗浄のせいで皮膚常在菌が死滅し、かえって体臭が悪化するという、無限ループに落ちています。
解決策は簡単。体を洗うのをやめることです。
何か積極的にやるのなら、EM菌を風呂にいれるといい。皮膚の常在菌が整って、体臭軽減の助けになるだろう。あるいは、土壌菌を溶かした液体の上澄みをスプレーボトルにいれて、シュッシュする。体臭がなくなるのはもちろん、これで水虫が治ったという人もいる。

こんな具合に僕は、皮膚には何も塗らないのがベストだと思っている。
しかし手前味噌ながら、当院で取り扱っている『アサイゲルマニウムクリーム』は例外です。何か皮膚に塗るのなら(たとえば乾燥肌でどうしても保湿のために何か塗りたいとか)、このクリームはオススメです。
今日もある女性患者が「くすみがとれました。すごく効きます。値段は高いけど(笑)」と言っていた。
美容目的だけではなく、治療的に使うことも可能です。
以下に症例を供覧します。

【症例】75歳男性
【主訴】湿疹、認知機能低下
【現病歴】
2022年コロナワクチンの3回目を接種した1か月後、皮膚が猛烈にかゆくなり、日常生活を送ることさえ困難になった。かゆみは全身だが、特に背中、肩、脇、顔がメインで、掻き壊すために皮膚は発赤しざらついている。皮膚科でステロイドを処方されており、塗ると少し楽になる。
そんな状況が2年続いているが、2024年1月ごろから記憶力が悪くなってきた。毎日通ってるスーパーなのにどっちに行けばいいか分からなくなったり、車を運転して鍼灸院に行ったらその後どこに車を止めたか分からなくなって、警察のお世話になったこともある。
知人から「皮膚症状も認知症もワクチンのせいではないか」と指摘され、当院を紹介されて、2024年4月23日当院受診となった。

【所見】
診察室に入ってくる様子を見ると、典型的な小刻み歩行で、問診すると、ひどい便秘で、放っておくと1週間でも排便がないという。「アルツハイマー病よりはパーキンソン病ぽいな」というのが第一印象。
【指示】
食事の改善を指導し、塩、味噌、梅干をしっかり摂り、風呂に塩化Mgを入れるなどMgの摂取を奨励した。ワクチン毒を出す漢方「コロナワクチン除去方」と、ヨウ素、アサイゲルマニウムクリームを勧めた。

2024年7月26日再診
本人が語る。
「漢方薬は、飲むと皮膚症状がかえって悪化します。かゆみがぶわっと出てきます。毒出しの漢方だけに、悪いものが皮膚を通って体外に出ようとしてるんだろうなというのは分かりますが、それでも、あまりにもかゆすぎて我慢できないので、やめました。量を減らして飲むようにしましたが、スプーンの10分の1ほどの少しの量でもかゆくなります。それだけ効く漢方なんだろうとは思いますが、効きすぎて飲めません。
皮膚はこんな具合です。3か月前に来たときよりもきれいになりました。一番効いたのは、ゲルマニウムクリームです。ほら、前回はぶつぶつで荒れてた皮膚が、今は治りました。まだ背中、脇がかゆくて、治ってないけど、改善を実感しています」
同行の奥さん
「暑さもあって、よく汗をかきます。1日3回は下着を変えます。
主人がお風呂に入ると、変な、油のような、泡のようなものが湯船の表面に浮かんでいます。ぬるっとしてて、臭いので、主人のあとのお風呂には入れません。必ず私が先に入ります。
こんなことは今までになかったことです。主人の体からデトックスが始まったということかもしれません」

2024年11月6日再診
本人
「ゲルマニウムクリーム、あれはすごい。よく効くので、いつも塗っています。
8月には15個買いました。10月には、受付の人に「ゲルマクリームHIKARI」がいいと勧めてもらったので、17個買いました。つまり、3か月で32個クリームを塗りました。私ほど愛用してる人も他にいないんじゃないですか(笑)背中のかゆみはほぼ完治しました。あと、残っているのは太ももの内側から鼠経にかけての部分。それと、上腕の肘のあたり。こんなふうに荒れています。
でも、ここに来た当初、ピークの皮膚症状を10だとすると、今は1か2くらい。かゆみで夜も眠れず、掻き壊してシャツに血がついていたことを思うと、もはや今は治ったも同然です」
奥さん
「前は、夜に起きて、「かゆいから背中掻いてくれ」と起こされて、私の睡眠も邪魔されていましたが、今はそんなことはなくなりました。
ずいぶんよくなったとはいえ、やはり、ゲルマクリームを塗らないと、かゆくなります。かゆみが不快なので、適当な時間をおいて、また塗ります。我が家では、食卓のテーブルにいつもあのクリームが置いてあります(笑)」

かゆみが劇的に改善し、皮膚がきれいになり、生活の質も上がった。
食事の改善はもちろんベースとして大事だが、ゲルマクリームも大きな貢献をしているだろう。
しかし、クリーム32個お買い上げとは、、、毎度おおきに!(笑)

アサイゲルマニウムの鎮痛作用については、明確なエビデンスがある。

 

かゆみに効くという直接的なエビデンスはないが、「かゆみとは、ごく軽微な痛みのことである」という説があって、この説が正しいとすると、ゲルマがかゆみに効くのは当然のようにも思える。し、実際、臨床現場ではゲルマがかゆみに著効する例は多い。
もうひとり、ほぼ同じ主訴の症例を経験しています。

 

85歳男性で、ワクチン2回目接種後に全身がかゆくなり、夜も寝れなくなった。ワクチンに対して疑問を感じつつも、医者に言われるがままに3回目を打ち、それでますますかゆみがひどくなった。
食事の指導と、アサイゲルマニウム、漢方をメインに経過を見たところ、

 

やはり、かゆみは大幅に改善した。

 

鹿先生がコロナワクチン接種後に猛烈なかゆみを訴える症例について、「自家感作性皮膚炎」であると解説している。接種後の皮膚症状に悩んでいる人は相当数いるだろう。

上記の2症例を通じて僕が強調したいのは、「コロナワクチン後遺症は不治ではない」ということです。上記の患者のかゆみはいずれも、明らかにワクチン後遺症です。世間一般的には「ワクチン後遺症の改善は困難」と言われることが多いけれども、いずれの症例も改善した。
ポイントは、食事を改善し(特に味噌汁、梅干しなど塩分摂取を推奨)、汗をしっかりかくように努め、最後にサプリ(アサイゲルマニウム、漢方など)です。勘違いしないでほしいのは、「サプリで治す」ではないからね。サプリはあくまで、毒出しのための手段です。ワクチンという毒を入れることで生じた症状なのだから、毒を出さないと治りません

医者もシェディングを受ける

2025.3.28

50代男性

「シェディング対策としてやっていることは、ヨウ素を1日1回数滴、ゲルマフルボ酸を適宜。あと、EMゴールドを飲む。風呂に塩化Mgを入れて、ゲルマクリームを朝と寝る前に塗る。風呂では洗顔用のゲルマせっけんを使う。
具体的にどれが効いたのか、ひとつ挙げることはできないけれど、こうしたことをしているうちに、着実に症状がよくなりました。顔の赤みがひきました。頭がクリアになって、思考力が戻ってきました。以前は頭に靄がかかっていて、今の3分の1くらいの思考力だった。ようやくまともにものを考えられます。
食事としては、妻の手作りの味噌、あとにがりも使います。野菜は近所に自然農の農家がいるので、そこの野菜を買っています。ご飯は7分づきの玄米と、朝は梅干し。あと、新ショウガを漬けたもの。そういうのを朝に食べる。
ときどき近くの川沿いをランニングをする。これは以前の自分には考えられないこと。回復してきたからこそ、そういうことをする気になってきました。以前は近所の駅前まで買い物に付き合うだけでぐったりしていました。
睡眠は夜11時に寝て朝6時に起きる。中途覚醒しなくなり、深い睡眠がとれるようになりました。
シェディングで仕事ができなくなり、現在休養中です。この機会に、栄養療法とか中医学の勉強をしています。
もともと外科医なので、漢方は対症療法的に使っていました。ツムラの社員に軽く教えてもらった程度の知識しかなかったので、漢方の基礎から学び直そうかなと。

外科医には『とりあえず手術』みたいな傾向があります。切らずに、内科的に治せる場合でも『切っちゃえば再発しない』みたいな。よく言えばパターナリズムですが、結局医者の押し付けです。
外科医をやめて訪問診療に移って、高齢者医療に携わったら、そういう傾向が変わるかと思ったけど、本質は大して変わらない。高齢者医療というのは、要するに、死ぬまで薬を盛り盛りにして、金をふんだくる医療です。もちろん、全員が全員じゃない。なかには真面目にやっている医者もいる。でも、私のような訪問診療だと、数が勝負。どれだけ多くの高齢者を見て、どれだけ薬を盛るか。それで収入が決まってくる。そんな医療にうんざりしていた頃に、私は倒れました。
倒れた私は、病院受診し、自分が実践していたのと同じ医療を受けました。ルーチン作業のパターナリズム。とりあえず薬。病気の原因は問われない。追及されない。『シェディング』なんて言葉を出そうものなら、キチガイ扱いされる。「お前本当に医者か?」てなもんです。
一時期は医者をやめることさえ考えました。それくらいに、自分の仕事が嫌になった。
ただ、病気で現場を離れたこの機会に、もう一度医療の何たるかを勉強し直そうという気になった。西洋医学以外のアプローチも考えてみたいと。50を過ぎてやっとで、情けない話ですけど。

西洋医学を全否定しようとは思わない。たとえば、敗血症でショック状態の人には、抗生剤を使わないといけない。状況次第では、薬が命を救うこともある。でも、慢性的に薬を飲ませる構造はいかがなものかと思う。ただ、保険診療をしている身としては、この構造を否定すると、おまんまの食い上げになってしまう。自分の経済基盤を破壊することになります。医療と薬の関係性を断ち切って、もっとまっとうなやり方で、人の役に立つ医療がしたい。それを考えたくて、今、勉強を始めたところです。

最初、中村先生のしていることをネットで見たとき、一般的な外科医の私としては、オカルトめいて見えました。申し訳ないけれど。でも、実際に自分に被害が及び、先生の治療を実際に受けてみて、効果を実感しました。目からうろことは、このことです。妻も、きれいになった私の顔を見て、先生の見方を変えました」

長生きの秘訣

2025.3.15


2024年12月29日永眠されました。合掌

これまで世界最高齢だったスペイン在住の117歳女性が亡くなったことに伴い、芦屋市在住の116歳女性が世界最高齢になった。
「趣味は歩くこととお寺参り。好物はバナナとカルピス」とのこと。
これは、カルピス社、大喜びでしょう。株価も上がったりしてね(笑)
カルピスの原材料を見てごらん。
砂糖が大量に含まれているか、でなければ、果糖ブドウ糖液糖が使われている。果糖ブドウ糖液糖は遺伝子組み換えコーンから抽出した糖分で、抽出プロセスで水銀が使われている。ブドウ糖果糖液糖がいかにヤバい代物であるかについては、過去記事で詳しく述べました。
https://note.com/nakamuraclinic/n/nb6c9dc16abcc
しかし、この「甘い毒」カルピスを好物に挙げる人が、世界最高齢女性に認定されたというのだから、もはや僕には何も言う資格はありません(笑)
でもこの手の話は、けっこうよく聞きます。

 

たとえば、2002年に世界最高齢女性としてギネス認定された鹿児島の本郷かまとさん。
この人は、「2日間眠った後に2日間起き続ける」という独特の生活リズムで、「食後に杯一杯の焼酎と黒砂糖」をたしなんだと言います。
これは長寿の何たるかを考えるうえで、示唆的です。
「早寝早起き」が健康の必須条件ではないことが分かるし、「酒は万病のもと」とか「甘いものはダメ」という主張も見直す必要が出てきます。
実際のところ、「酒は百薬の長」で、いい焼酎をちょびっと飲むぐらいの飲酒なら健康に好ましい可能性があるし、白砂糖は栄養的に空っぽだとしても黒砂糖はアルカリ食品で健康にプラスなのかもな、と思います。

 

1986年に120歳で亡くなった泉重千代さんは、黒糖焼酎が好きで、晩酌を欠かさなかったとのこと。
酒を肯定する事例が、またひとつ増えました(笑)
ちなみに泉さん、おちゃめな人で、長寿世界一の男性としてギネスブックに載った際、某テレビ局からインタビューを受けました。そこで、泉さん、「好みの女性は?」と聞かれて、さて、何と答えた?

答えは、「年上の人」
「おらへんやん!」とツッコむところです(笑)
長寿について、以前に書いた記事でこんなのがありました。

長寿


リチャード・オーバトンという112歳の米国最高齢男性。
タバコは吸うし、毎朝のコーヒーは欠かさない。しかも、タバコは1日12本、コーヒーは多いときには朝だけで4杯も飲む。ときには朝からウイスキーを飲むこともある。
牛乳が好きで「生まれたときからずっと飲んでいる」。
「スープが好き」というけど、キャンベル社の添加物てんこ盛りの缶詰スープが好物。さらに、毎晩アイスクリーム(バター・ピーカン)を食べる。
この生活スタイルを見て、僕はうなりました。
僕の臨床でのアドバイスは、「コーヒーはマグネシウムを消耗するので、極力控えて、1日1杯までにしておきましょう。牛乳?乳製品はやめておくのが無難です。缶詰?添加物のかたまりですよ。アイスクリームが好き?病気治す気あるんですか?」
といったところですが、オーバトン氏の生活は、僕の助言の真逆を突っ走っています。
それでいて、最高齢男性になっちゃうのだから、僕は患者にアドバイスどころか、もう一生口をきかないほうがいいと思います(笑)
長生きする人には、何か共通点があるのではないか?
疫学研究を紹介しましょう。

 

ひとつ、分かったことは、楽天的な人ほど長生きということです。
看護師7万人、退役軍人1500人のデータをもとにして、女性、男性の「楽天主義」と寿命の関係を調べたところ、楽観度が最も高いグループは、寿命が平均よりも11~15%長かった。また、楽観度が最も低いグループと比べると、85歳まで生きる確率が高かった。

 

これ、すごい研究だと思いませんか?
長生きが遺伝子によって事前に決まっているものならば、努力や心がけではどうにもならない。あるいは、長生きが栄養状態によって規定されているならば、食事に気を遣うなど日々の努力が重要になってくる。でも、これってかなり大変です。
しかし上記研究によると、楽天的になるという心の持ちようひとつで、長生きする確率が10%以上高くなるのだから、こんな簡単なことはありません。
いや、しかし、思考の癖を治すことは、簡単どころか、すごく難しいことと言うべきか。
水が半分入ったコップを見て、「もう半分しか残ってない」と悲しむか、「まだ半分も残ってる。ラッキー」と喜ぶか。
物事のいい面を見られる人は、人生において、喜びを見つけることが上手な人だと思う。これってやっぱり、難しいことだろう。

 

「感謝する人は長生き」という研究もある。
自分の人生を「すばらしい」と誇れる人は、それだけで、死亡リスクが9%低下します。具体的には、心血管系疾患による死亡は、「感謝の気持ち」と逆相関があります。自分の人生に全然感謝がない人は心血管系疾患で死にやすく、感謝がある人は死ににくいということです。
さらに、感謝の気持ちは、血管内皮細胞の機能、炎症マーカーとも相関がありました。たとえば、感謝の気持ちが強い人ほど、血管内皮細胞の機能が高く、炎症性マーカーが低かった、ということです。
つまり、感謝の気持ちによって、症状が軽快したり、究極、治ってしまうことさえあるということです。

 

もちろん、上記の研究が言っていることは、相関関係であり、因果関係ではありません。
循環器系疾患の持病で苦しんでいる人に対して、「感謝の気持ちを持てば炎症性マーカーが改善して死亡リスクも低下します。人生に感謝しなさい」と強要するのは、アプローチとして違うと思う。感謝というのは、おのずと湧いてくるもの、にじみ出てくるものであって、病苦にあせって、「よし、じゃ、俺も今日から感謝するようにするわ!」と、とってつけたように人生に「感謝」したところで、何も変わらない気がします。
病気を治すため、ではなくて、常日頃の生き方の話なんですよね。

 

人間は思い込みの生き物です。
事実はともかく、「こうなんだ!」と思い込めば、それが本人にとっての真実なんです。
ある薬の治験を行ったときのこと。実薬群とプラセボ群に分けて、5年間追いかけた。しかし、治験に参加する人のなかには、かなりテキトーな性格の人がいるものです。つまり、「毎日きちんと薬を飲んでくださいね」と言われていても、しょっちゅう飲み忘れる人(医学的に言うと「服薬アドヒアランスが不良の者」)がいます。こういう人は、実薬群、プラセボ群の両方にいます。

 

プラセボは、当然のことながら、薬効はない。しかし、この治験のプラセボ群において、良好なアドヒアラー(しっかりプラセボを飲んだ人)の死亡率は15.1%、不良アドヒアラー(プラセボをしょっちゅう飲み忘れた人)の死亡率は28.3%だった。
しっかりプラセボを飲むことで、死亡率がほぼ半減したわけです。
その意味は?
それは、信念の力です。
「自分はありがたい薬を飲んでいるんだ」という意識のおかげで、死亡リスクが半減したということです。
僕の医療は、世間でいうところの、代替療法ということになる。スタンダードな医療が、投薬や手術を勧めるところ、そうではないやり方、つまり、食事や生活習慣の改善、サプリの使用などにより、症状の改善をはかっていくスタイルです。
だから、当院を訪れるほとんどの患者は、サプリに対して好意的です。「こういうサプリを飲んでみたら?」という提案に対して、素直に応じます。
しかし、なかには、「いや、薬が嫌なのはもちろんですが、できればサプリもちょっと。。。サプリも化学的に合成したものであって、あんなのに頼り出せば、食事から普通に栄養素を吸収できない体になってしまう気がします」という人もいる。
すばらしい。僕もそう思います。
僕は、オーソモレキュラーを実践する医者として、サプリの有効性を知っています。しかし、それにも関わらず、サプリによるアプローチが絶対的な善だとは思わない。もっと優れたアプローチがあり得ると思って、日々勉強しています。
だから、こういう患者に対して、「いや、まぁそう言わずに、とりあえずゲルマニウムだけでも試してみたらどうですか」みたいなことは言わない。
仮に、そんなふうに説得して、患者がゲルマニウムをしぶしぶ飲み始めたとする。患者は「こんな化学的に合成したようなもの、本当に大丈夫かな」と不審に思いつつ飲んでいる。
こういう心境で飲んでも、まぁ効かないですね(笑)
これを、ノセボ効果といいます。プラセボ効果の逆です。たとえすばらしい薬であっても、「こんな毒みたいなもん、飲みたくねえよ」という気持ちで飲むと、本当に毒になってしまう現象のことです。
これは最悪です。
僕もつらいし、患者もつらい。飲まれるゲルマニウムも気の毒です。
薬もサプリもすべて、開かれた心の人に効きます。
ゲルマのような良薬さえ、閉じた心の人には届きません。

ターボ癌の一例

2024.8.9

【患者】19歳女性
【主訴】ユーイング肉腫
【現病歴】
2021年高校2年生時にコロナワクチンを2回接種した。
2022年8月部活(バレー部)のときに左わき腹に激痛を感じたため、整形外科受診したところ、血液検査で炎症を示す数値が異常に高かった。その後、かかりつけ医のところで再検査すると、数値が多少落ち着いていたため、「部活で新しいポジションについたことで痛めたんだろう」ということで経過観察となった。
同年11月月経不順があるため婦人科を受診した際、エコー検査で腹水がたまっていると指摘された。採取した腹水を検査すると炎症値が高いことから、別の病院を紹介されたが、その後複数の病院を転々とした。最終的にはユーイング肉腫と診断された。
増殖速度が極めて速いことから、同年12月緊急手術となった。癌の原発巣は軟部組織(左わき腹中心)だったが、そこから脾臓、さらには膵臓の一部にも浸潤していたため、それら浸潤箇所すべてを切除する大手術であった。
術後、抗癌剤治療(シクロフォスファミド、ノギテカン、テモゾロミド、イリノテカン)が開始された。最初14クール行い、寛解状態になったが、最後のクールを行う前に腹水の貯留がひどく、また、子宮底への転移が見つかったため、また別の抗癌剤(ヴォトリエント)で第2クールをスタートし、ちょうど8クールが終わったところで、2024年2月6日当院を受診した。
お母さんが言う。
「食欲がなくて、元気がありません。ずっと体が疲れていて倦怠感がひどくて、うつ病のようです。病院に入院して1年以上にわたって抗癌剤を使い、苦しい治療に耐えてきました。
抗癌剤治療がひと段落したものの、体がまったくダメで、医者からは去年12月の段階で「再発すれば残り3か月」と余命を言われました。今は腹水がひどくて息も苦しいので、抗癌剤治療よりは浮腫の対策を優先しています。
アサイゲルマはここ3週間ほど、病院には内緒で飲んでいます。
もともとは活発で、元気な子でした。勉強も部活もどっちも頑張っていました。健康的で、食べることも大好きでしたが、今、食事はほぼとれません。ちょっと食べると、戻してしまいます。水を飲んでも戻すことがあります。精神的に落ち込んでいて、睡眠もよくないので、アタラックスPとか不安を抑える薬を飲んでいます。
腹水を抜いてから、少し歩けるようになりましたが、最近はほぼ歩いていません。数か月前はリハビリがてら、病院の廊下を1kmくらいは歩いていたのですが。
ゲルマは朝昼夕と3錠ずつ飲みたいけど、吐くときもあります。1錠なら飲めそうとか、飲む量は本人に決めさせています。きのうは4錠しか飲めなくて、でもその前は9錠飲めたり、ばらばらです。
ゲルマの効果としては、尿の出がよくなりました。腹水がたまってて、利尿薬を2種類飲んでも全然出なかったのが、ゲルマを飲むとおしっこが大量に出た。
あと、輸血したほうがいいと言われているけど、白血球と血小板が下がっているわりに、赤血球が比較的保たれていて、それで輸血はぎりぎりせずに済んでいるけど、これはゲルマのおかげじゃないかと思っています」
話を聞きながら、僕は苦しかった。胸が痛かった。そもそも、あのワクチンを打つべきではなかった。打ったとして、また、ターボ癌になったとして、抗癌剤治療をするべきではなかった。
1から10まで、やっていることすべてが間違っている。それらが間違いであることを、1から10まで、ズバリと言ってあげるべきだろうか。ワクチンの危険性、抗癌剤の危険性、薬の危険性。問題を指摘して、一度しっかり後悔してもらい、そのうえで、治療を進めていくべきだろうか。
そもそも、お母さんはどれぐらい「気付いて」いるのだろうか。理解力を測る意味で、いきなり聞いてみた。「ターボ癌って言葉、知っていますか」
「ええ。主治医にワクチンのせいで癌になったのかと聞くと、「それは何とも言えない。わかりません」と言われました。
実は、私の叔母がここの患者で、叔母はワクチンが始まったときから、打っちゃダメだと言っていました。娘が癌になったときも、抗癌剤治療には反対していました」
言葉少なだけれども、もう分かっているだろう。感情を出さない話し方だけれども、打たせた後悔が言葉の端々ににじみ出ている。だとすれば、僕のほうから重ねて言う必要はない。
それに、実際のところ、ここまで病期が進んでしまっては、僕にできることはあまり多くはない。ただ、やれることをやっていくのみである。
さきほど(2024年3月18日)、妻から連絡を受けた。患者が亡くなったと。
19歳。人生はこれからで、まだ何も始まっていない。
若い命が、またひとつ消えた。
しかし、感傷にひたっていても仕方がない。こういう場合最も必要なのは、具体的な行動である。行動へと駆り立てる感情は、悲しみなのか怒りなのか、その呼び名はわからないが、僕は黙々と電話の受話器を手に取り、電子カルテに記載の患者家族の番号に電話をかけた。
叔母さんの話
「3月12日に亡くなって、すでに葬式なども終わっています。亡くなったAちゃんは私の姉の孫にあたりますが、うちにもよく来ていたので、私にとっては孫のような存在でした。
Aちゃんの両親はものすごい傷心で、深い悲しみに沈んでいます。
Aちゃんは沖縄が好きで、「治ったら沖縄に行こうね」という話をしていた。そこで両親は沖縄に散骨に行って、生前本人の夢を代わりに叶えました。
本人は抗癌剤で治ると思って頑張っていましたが、でも途中で副作用で疲れ果てて、「しんどい。もういい」と言い出しました。
ワクチンのせいで癌になったんじゃないか、ということは、本人が治療中だったこともあって、あまりはっきりとは言わなかったけど、「そうかもね」ぐらいのゆるい認識はみんなのなかにありました。実際、ワクチンのロット番号を調べると、複数の死者が出ていました。
私の姉も姪(本人の母)も本人も、本人の父も、みんなワクチン打っています。でもあの子だけが癌になった。みんな抗癌剤を信じていて、私があまり口を出す感じでもなかった。関係性を損ねてもいいから、もっと強く止めるべきだったかもしれない。
19年の人生。本当に頑張り屋でした。友だちも多くて、家族葬で見送ったのですが、どこで聞いたのか、学校の同級生や先生方もたくさん来て、家族葬の雰囲気ではなくなって、でも家族も知らないAちゃんの一面が見れました」
悲しいときに、こう言ってはなんですが、怒る気持ちも持ってくださいね。Aさんは、ワクチンを打たなければ、こんなことにはならなかった。はっきり言って、いわば、ワクチンで殺された。怒らないといけません。コロナワクチンの遺族会があります。よかったら、そこに連絡してください。接種と発癌、あるいは死亡とのあいだに因果関係が認められれば、4000万円ほどの給付金が出ます。決してお金の問題ではありませんが、国に言われるがままに打ったせいで、こんなデタラメを食わされたんだと、きちんと怒りの声をあげることも大事です。
電話ではそんなふうに、感傷的になるよりは、気を強くするよう励ますような口調になったけれども、さて、電話を切って、ぼんやりしていると、胸に浮かんでくるのは、やはり感傷である。
19歳の若い女の子が、ワクチン接種により人生の終了を余儀なくされる。
こんなこと、絶対に起こってはいけないんだ。

有機ゲルマニウム研究会入会について

本会の趣意に賛同いただいた、医師・歯科医師・獣医師のみご登録いただけます。
ご登録いただいた方々には以下をご提供致します。

  • ①有機ゲルマニウムの最新研究情報・臨床研究をご提供
     ※HPやメールマガジンにてお知らせ致します。
  • ②「有機ゲルマニウム臨床勉強会」やセミナーなどへのご案内
  • ③「有機ゲルマニウム研究会」認定の有機ゲルマニウム(浅井ゲルマニウム研究所 製造)のゲルマニウムサプリメントを会員特別価格にて提供